ぶるがり屋 2015/08/11 03:06

先週の へうげもの 感想 2015年 8月第1週

あらすじ

 大阪の陣の前哨戦が始まる。
進む戦況、荒れる武将たち、近衛信尹に残された時間も少なく。
入り乱れる徳川家康、古田織部の思惑。
前回敗北した柳生宗矩だったが、再び暗殺の手を…!


へうげもの(20) (モーニング KC) [コミック]
山田 芳裕
講談社
2015-06-23

感想

 もう織部や家康世代の将は、殆ど居ないのですね…。
若く荒れる将、武士たちを減らす目的が容易くなったような、でも自分自身の残りの時も少ない家康の姿。
時の流れは残酷だ。

 あ、織部暗殺命令はもう生きてるのですね。
家康の本意は大阪の陣の本格化後で、前回の宗矩の行動は先走りかと誤解してました。
たしかに今の混乱期の方が簡単で証拠も出ないですよねー。
織部ももう感じては居るのでしょうけど、対策まではしてない、という所でしょうか。
諦めてたり自分の強さを自惚れている、という事は無いでしょうけど、まだ最後の所で家康を信じたいのか、武将の一人として、これ位は平時から覚悟しているのか。

 近衛信尹を回復させるのが目的の大文字焼きでしたが、今のこの大乱前の状況に、何かしら影響するのでしょうか。
木材を多く消費したり、狼煙のような秘密情報の漏洩にと色々勘ぐられそうですが。
 平行して進んでいる新しい焼き物がどのようなものかも気になる所ですが、それよりも上田宗箇の欲望の深さが変わってなくて微笑ましいというか(笑
全く成長してないよ!(笑

 豊臣方を攻めるのは、経験豊富な武将ほどゆかりが有る訳で、やっぱり心苦しいですよね…
ただ大野治長や淀君には、恩も義理も、徳川家康に勝つ才も無い訳で。

 再び暗殺を実行する柳生宗矩。
自分の武技に固執したからこそ前回の暗殺方法を取ったのに、今回は遠距離からの銃撃による暗殺。
織部の言葉を浮かべながら、苦しむように悩みながら、それでも命令を下したのはどんな理由なのかな。
理解出来ない織部が怖くて、抹消を望んだのか。
織部を知りたい学びたいと思いながらも、主君徳川家康の命令を優先したのか。
 その答えが知りたいです。

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