ぶるがり屋 2015/12/02 13:16

【ジャンプ感想】僕のヒーローアカデミア No.69

僕のヒーローアカデミア

 始まりはオールマイト


僕のヒーローアカデミア 6 (ジャンプコミックス)

堀越 耕平
集英社
2015-11-04

 扉絵を3回ぐらい見て、やっと葉隠ちゃんが居る事に気付いたよ!

 デクと死柄木の対話ではなく、タイトル通り死柄木の質問がメインでした。
死柄木自身の過去は1カットのみですが、、やっぱりお父さんを手だけ残して腐らせて殺してしまったのかな…
もしかしたら他の手も、好意を持った相手の手なのかも。
 殺してしまった人や救われなかった自分の原因がオールマイト…なのはちょっと違う気がします。
「自分の個性が好きなように使えない社会」と「自分が苦しいのに、自分を助けてくれないヒーロー」の象徴がオールマイトなんじゃないかな。
憎くて、許せなくて、苛々が募る。
誰が悪いんだ…? オールマイトだ!
死柄木の悪意、害意の根幹は、若さ故の凶暴性と幼いわがままがそのまま化け物になったような、そんな感じがするのです。
 あのおぞましい笑顔も、その後の独白も含めて、本当の意味でオールマイト個人は見ていないように。

 しかし、怪我も苦悩もおして、皆を安心させる為の笑顔が、だからこそ憎悪の対象になるとは思いませんでした。
やりきれないなぁ…

 この邂逅で死柄木は自分の衝動の方向性を再確認、よろしく自分の害意の正当性や対象も強く認識し直しましたが、デクはどうなのかなぁ。
まだヒーローになる前に、本物のヴィランというものを肌で感じる事、そしてこの「個性が押さえつけられた、いつでも暴発しかねない社会」に気付く一歩になったのかな。
「人を殺せる恐ろしい能力」がまだ自分のものと認識出来ていないデクには、実感が難しいですし。
死柄木がオール・フォー・ワンの名を知っているのかも気になります。

 お茶子ちゃんは今回自分の恋心を抑え込みましたが、好きな相手が死にそうな現場を見て、意識が変わったりするのかな…
わくわく!


 他の感想はこちら↓
週刊少年ジャンプ53号 感想(2015)

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