ぶるがり屋 2016/11/18 02:52

今週の へうげもの 感想 2016年 11月第3週

あらすじ

 幽閉される古田織部。進む大坂夏の陣の戦況。


へうげもの(23) (モーニング KC)

山田 芳裕
講談社
2016-12-22

感想

 仁科盛信懐かしい。
少年漫画のタワーバトル的な、階に一人の強敵達を武力でなく、口と偽物、寝技で突き進んだ織部の有志が思い出されます(笑
あんな話を膨らませて話されたら、笑わない訳ないですわ。
凄まれての笑顔も含めて、大人になったなぁ、織部。

 板倉勝重も主人に命令されては証拠を見つけずにはいられない苦しい状況ですが、正直、織部に子供を愛する気持ちがあるのか疑問だったり(笑
おせんは何より誰より大事でしょうが、元より、織部には裏金ぐらいしか罪状無いですし、板倉も手詰まりなのでは。
 重嗣はどう動いているのか。

 徳川家康の心が硬く歪んでしまったと知らずに動く秀忠と細川忠興。
結局大阪城を攻めて線香をあげること、戦争が激化し華の時代の終わりが早まルことに繋がるのが辛いです。
初期からの織部の同志、忠興にはもっと頑張って欲しいですが、家康の闇は知らないでしょうし、難しいなぁ。
 秀忠の鎧兜に羽織、今までの織部と秀忠の数寄の集大成ですね。
派手さが無いのは秀忠好みか、それとも色が付くと派手だったりするのでしょうか。

 豊臣秀頼への忠誠心が燃え、死地に走る後藤又兵衛。
こっちでも、優しさや誠意が悪い方へ悪い方へ進んでしまっているように感じます。
今や織部の手を完全に離れた大坂の陣。
どこへ進んでしまうのか。


 大河ドラマ『真田丸』のおかげか、昨日は
真田幸村、「槍合わせ討ち取った」@毎日新聞
後藤又兵衛、切腹に豊臣秀頼拝領の脇差で介錯@YOMIURI ONLINE
のニュースが。
真田丸も毎週欠かさず見ていますが、今回又兵衛が豊臣秀頼拝領の脇差を持っているようで、時を超えた人の心を感じたり。

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