【ジャンプ感想】僕のヒーローアカデミア No.118
僕のヒーローアカデミア
英雄殺し
僕のヒーローアカデミア 11 (ジャンプコミックス)
堀越 耕平
集英社
2016-11-04
ああ、かっちゃんにとって、デクの存在はゴミで、目の上のたんこぶで、ライバルで、救いなんだ。
憧れの、世界を守る英雄の、オールマイトを自分が終わらせてしまったのが自分だということ。
その罪を、その苦しみを、言ってはいけない秘密を、自分の弱さを、ぶちまけられるのはデクだけなんだ。
そしてデクが梅雨ちゃんや母との約束も超えてかっちゃんと戦うのは、男と男の勝負やかっちゃんを超えたいという夢でなく、今苦しむかっちゃんを助けたい、
「誰かを助けるヒーローになる」のがデクだからなんだ。
すでにデクがかっちゃんお実力を上回っていると丁寧に描写されていて、今までの2人の関係を思うと胸が痛いですが、でも、きっとこれで良いんだろうなぁ…
かっちゃんは、罰されたいんだ。
ボコボコに打ちのめされたいんだ。
誰でもない、オールマイトの秘密を知り、力を受け継いだ、決して負けたくなかったデクに。
やっぱり寮抜け出しも喧嘩も学校にバレてましたねー。
担当官が相澤先生で良かったです。
止めたのはオールマイトかな。
かっちゃんの葛藤はともかく、傍から見れば仮免試験に落ちた(内面問題が指摘された)ばかりで暴力事件を起こしちゃってる訳で、かっちゃん自身の為にも、重い罰が必要ですものね。
誘拐された未成年のメンタルケアの不足でもありますし、
罰だけでなく、しっかり背中を支えてくれる、大人の助けが。
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