ぶるがり屋 2017/01/15 23:06

今週の へうげもの 感想 2017年 1月第2週

あらすじ

 大坂城にたどり着く古田重嗣。
愛妻おせんに末期の茶を振舞おうとする古田織部。


へうげもの(23) (モーニング KC)

山田 芳裕
講談社
2016-12-22

感想

 大坂の陣、もう本当に大詰めですね…
伊達政宗や松平忠輝の動きを見るに、この戦争をもうしたくない、豊臣秀吉の「華」を残したいと願うものは多かったのかな。
『真田丸』を見てても感じましたが、最適解が「豊臣家が四国に一国持つ」だったとして、どうすれば良かったのかと思い悩みます。
 『へうげもの』初期からちょいちょいで続けてきた真田信繁、このまま史実通り死ぬのか、それとも薩摩に落ち延びる伝承となるのか…

 やっと出てきた古田重嗣!
やっと大阪城までたどり着きましたか。
徳川家康暗殺発覚からそう日も経っていないでしょうし、足がつかないよう動いてたのかな。
大阪城でどう動くのか、織部の策は生きるのかも気になりますが、 岩佐又兵衛との出会いも気になるところ。

 そして、久しぶりのおせん。
板倉勝重は織部の家族を○問するかと思いましたが、監禁程度で終わりそうで、ちょっとほっとしました。
 ああ、やっぱり織部の妻はおせんですよ。
武人、茶人、夫、人間、その全ての織部を一番知っているのは、やっぱりおせん。
武人として、豊臣秀吉の臣下として死のうとしている織部の心を理解するのも、それを本当の織部ではないと教え諭すのも、何より
あなたは笑いの茶人だと教えるのは、おせんでした。

 織部とのコンビでは、武人や茶人としては上田宗箇や細川忠興が大好きですが、一番はおせんとの夫婦関係ですね。
素敵な、ひょうげた笑顔でした。

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