映像研には手を出すな! 9話の感想
映像研には手を出すな! 9話の感想ですよー。
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伊藤沙莉
ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
2020-06-24
映像研には手を出すな!
2作目、ロボアニメを終えて。
今までにない、深く自分の内側を覗くような、静かな回でした。
安い仕事は受けられない!
私も安い金額で絵仕事をしている身なので、言葉がとても厳しかったです…!
ただ、あの苦労が、仕事の出来が、浅草氏・水崎氏・金森氏一人あたり数千円のものだったかと問われれば。
言うこと聞かずに問題続きでも、最後にはあの美しい風景を描いた美術部員たちに応えるだけのお金かと考えれば。
報えるのか、報われるのかと問えば。
これではいけない。
そう、答えずにはいられません。
色々考えると、金森氏は外部協力者にいくら出したかも気になります。
外部だからこそ、浅草氏たちより、次の協力が欲しい人材ですから。
…百目鬼氏も立場が難しいなぁ。
金森氏抜け目無ぇーっ!!!!
ファンサービスやら散策だけで飯屋に行くとは思えませんでしたが、ここまで先を見据えた下準備だったとは。
ラーメン店員くんはワナビなダメオタクだけど、その情熱は本物だったんだ…。
地下ダンジョンは丸一日使ってじっくり冒険したい。
「SNSは遊びじゃねぇんだ!!」
痛い、痛いよ今回!
そうなのですよね…
作品作って、アピールして、告知しまくって、やっと欲しい人(ターゲット層)まで情報が行き始めるのですよね。
作品作りと営業、両方よく回さないといけないのが厳しいです(遠い目
チビ森氏可愛い。
頭なでなでしてお駄賃上げたくなる。
でも金森氏が一番喜ぶのは、自分の才覚で儲けを出し、元手にしてもっとやりたいようにやる事なのだろうなぁ。
自分の間違いを知り、分析し、隠さずにチビ森氏に教えるおじさん、偉いですよ。
チビ森氏の特性を認めて褒めてやらしてあげて、未来を指し示したんだ。
水崎氏が貫いて。
金森氏が地盤を築いて。
そして、浅草氏は。
ただ作るでなく、描くでなく、「これが大事だと」「誰に、何を、どう見せるのか」を知識でなく、自覚したのですね。
これはまた、明らかに作品のレベルが上がる、そして大変なことになりますよう!
「こだわり」にかける労力と時間を自覚的に割り振ることになりますからね…
面白いけど、大変。
今回は、今までしゃにむに、制限内で欲望のままに作品を作ってきた映像研の、
「自分たちは何を作るのか」を
初めて自分たちで見出し、決めた時でした。
どんな作品になるのか、今から楽しみだー!