ぶるがり屋 2020/09/07 22:35

バキ 大擂台賽編 6話の感想

バキ 大擂台賽編 6話
「スバラシイッッ」の感想ですよー。


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島﨑信長 (出演), 大塚明夫 (出演), 平野俊貴 (監督)
DMM pictures
2020/10/28

バキ

 待ってました…この試合が見られるのを!
寂海王 VS.烈海王!!!!
まずは、こちらもバキ読者なら"我らが"とつけちゃう烈海王。
最凶死刑囚編を見た後なら、烈が、どんな詐術でも、矢でも鉄砲でも受け切って勝つという自負を持ち、かつその実力があると知っています。
 寂海王の握手の仕掛けも、その烈の人となりを読み切っての策であり、烈もそんな策だと理解しての勝負なのですよね。

 寂は人を読み、勝ち筋を模索しての最も確率の高い、でも危うい仕掛けであり。
烈は国と寺を背負ってもなお、戦いと勝利に絶対の自信と喜びを持ち。
寂さえ計り損ねた実力差は有ったものの、まさに寂と烈の、人間と武術家としての戦いでした。

 いやホント、笑っちゃうほど烈が強い。
寂も今までの描写から最強格キャラと"戦える"レベルでありながら、武技としては完全に翻弄されるレベルで、視聴者の我々も戦いの流れを知っていても見惚れる技の数々、その強さ。

 だからこそ、だからこそ。
寂の切ない強さへの渇望も、圧倒的な強さへ立ち向かう勇気も、烈の真っ直ぐで自信満々な若い強さこそ利用する詐術も。
惚れてしまいました。
 おまけにちょいちょい可愛いんだよなぁ寂のおっちゃん(笑
「怖え〜」「ヤバッ」が大好きですよ〜。
まーどー考えても背中丸見せで「護身開眼!」は隙だらけだと思いますが(笑

 完敗し試合が終わってもなお、完全にバキと烈を騙し切るなんて、もう苦い顔して嘆息するしかないですよ。
苦り切って悔しくもちょっと楽しそうな烈、やってらんないとばかりのバキ、大声出して勧誘し続ける寂。
もう最高!(笑

 またこの試合、最後の試合と合わせて「強さとは」「勝利とは」「我を通す」を見事に複層的に見せた戦いなのですよね。

 第四試合、共にバキと同格、ライバル格に見える演出を経てきた2人、
アライJr VS.範海王!
こちもほぼ瞬殺でしたが、やっぱりこっちも噛み合ったからこその結果じゃないかな。
Jrが除海王に合わせるのに随分と苦労しましたし。
 それでも!とすがる範に強さと誇りを、でも経験、強者との戦いや苦戦を知らない脆さを感じました。

 「そんなふうに考えていた時期が‬俺にもありました。」がここまで有名なネットミームになるとは思いませんでしたが、確かに印象的なコマですよね。
たしか少年編、ユーリとの戦いの前にボクシングを不完全だと言ってましたか。
蹴りというのはどうかと思いますが(笑、息を呑むほど鮮やかなフットワーク、パンチを生かす踏み込みでした。

 範海王がジャク・ハンマーに続く、世界中に撒かれた勇次郎の子供だと私も思いましたが、『バキ』は読者の予想をこれでもかこれでもかと被せてインパクト最優先で超えてきた漫画なので、まーそこら辺を投げ捨てる作品だとしか言えないですね(笑
幼年編から、花田純一を一回かむ必要性があったのかと問いちゃうよ!

 大擂台賽編・中国 VS.日米連合戦、
ついに次回、最終試合。

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