「Rewrite」(2期目)

今期アニメもそろそろ最終回ラッシュですね。
というわけで(？)、口調も改め、まずトップバッターだったこの作品から始めてみますぞ。

・アニメ公式

Rewriteの二期目ですね。
これ、アニメ始まる前と、たった今、放送終わった時にツイッターの反応見てみたんですよ。

始まる前は、名前聞いたことある作品だけど、どんな感じなのかなって。
原作ファンは、 結構嫌がってましたねえ(笑)。
やっぱ、結構尺のあるノベルゲーム(ADV？)のアニメ化って、 原作知ってる人からすると、ちょっと怖いですもんねえ。
で、アニメ放送終わった今も、ちょっと評価分かれてるって感じですね。

原作プレイせず、アニメだけ見た自分はというと、概ね楽しめたかなって感じです。
それでも視聴中によく感じたのが、ペース速いなあーって。
ばばばって駆け足感強くて、 原作知らなくても、あ、ここもっと時間かけて描いた方が良かったんじゃないかしらって、そんな感じでした。

これ前期も思ったんですが、ちょっと前に流行ったセカイ系の作品の系譜なんですよね。
恋愛みたいなパーソナルな感情から始まって、そこのゴールと世界を救う的なものがリンクしてる。
で、今期はそこにかなりの壮大さが加わるんで、テキストだと色々説明しやすくても、アニメ作品だと伝わりづらい部分も、かなりあったんじゃないかと思います。
ていうか僕が、とにかく話についていくのが大変で(笑)。

振り返ると、一話一話の、放送終わった時は、なんとか理解できるんですよ。
でも視聴中は整理しながら見るのがちとしんどくて、次にその登場人物が何をしようとしてるのかみたいのが、よくわからなくて。
そうなると、どこかで意外な展開みたいのあった時に、そのことに気づけないんじゃないか、気づかなかったんじゃないかみたいのがあって、ちょっとモヤモヤした作品でもありました。
僕はほとんどのアニメについて、2クールを基本にしてほしいと思ってるんですけど、この作品に関しては、4クールくらい欲しかったですね。
そのくらい丁寧に時間かけて描いてほしかったんですけど、今時4クールの深夜アニメなんてそうそうないですよね(汗)。
どうやって予算つけるんだっていう。
その意味では、2クールでまとまるよう、スタッフの苦労や頑張りがひしひしと伝わってくる作品でもありました。

でもここでちょっと不思議に思うのが、この作品、僕的にはかなり印象深かったし、多分話的に曖昧な部分が増えるにせよ、こんなキャラいたなとか、こんなエピソードあったなってのは、しっかり記憶に残る作品だということなんですよ。
その尺できっちりまとまってて、構成から何から上手いなーって作品も多い中、意外と記憶に残らない作品もあって、この違いはなんなんだろうなーって。
キャラはもちろん、魅力的なんです。
でも、それにすらもうちょい時間かけてキャラ立てしていってもと思ったくらいで、この尺で各キャラの描写が充分出来てたかっていうと、そこも少し疑問になるとこで。
そうなると、この作品が印象深かって理由って、なんなんでしょうね。
変な話、多少粗があってもそんなもの跳ね返してしまう魅力、それも明らかにこれ!とできない何かが、この作品にはあったと思うんですよ。
いや、これについてはまだなんなのかわからないんで、今後他の作品も見ていく中で、ぼくやりとでも掴めたらいいなと。
総じて、僕はこの作品がとても好きでした。

で最後に自分的ヒロインですが、んー、神戸小鳥かヤスミンか、迷うとこですねえ。
今期は小鳥の子供の頃がちょくちょく描かれていて、ああいう屈託を抱えた子がちょっとすっとぼけた感じに成長するみたいのが、ちょっとグッと来るんですよ(笑)。
ヤスミンは、ああいった控えめながらも芯が強く、自分の意思をちゃんと伝えられる子ってのは、かなり好みですしねー。
ただ、絵柄的なものもあるんですが、全体的に今期は女の子が子供だったり子供っぽかったりするんで、妹だったり娘としていたら、みたいな可愛さですね。

ちょっと余談ですが、最近特にトシくったかなーって思い知らされるのが、漫画的なキャラ見てたまに、「あ、こんな娘がいたらなー」って、恋愛対象としてまったく見てない自分に気づくことなんですよね!(笑)
いまだに独身なもので、基本的に異性にかわいいと感じることすなわち、なにがしかの恋愛感情があったりしたもんですが、そうでないキャラなんかも、ちらほら出始めて。
味覚なんかもいつの間にか変わってるし、歳を取るってことは、肉体に衰えが出始める以前に、こういった部分に現れ始めるのかもなーって、思ったりもしたのでした。