茶飲み話3 ギャラリーあれこれ(1)


一鉄工房のブログにおこしいただき、ありがとうございます。
管理人のOIGUMO(老雲)です。

さて、茶飲み話の3回目です。
今日は疑似バトルギャラリーについてのアレコレを。



管理人はゲーム制作にあたり、自家発電の中心を「バトル」に据えていますが、
疑似バトルギャラリーは、それを象徴するような機能でした。

今回からはその機能を設計するにあたっての管理人の考えや、
反省点などを振り返ってみたいと思います。




関心のある方は、以下の「続きを読む」をクリックされてください。






(続き)
続きを開いてくださり、ありがとうございます。





自分にはエロゲ―を制作しているリアルの知人がいないので想像になりますが、
恐らく、エロゲ―を制作するにあたり、制作サイドは
「このゲームでプレイヤーにどのように自家発電をしてもらうのか」を
いろいろ考えながら設計をされていると思っています。




ADV、RPG、その他様々なジャンルがあるにせよ、ゲームの途中で
エロイベントが配置され、プレイヤーにそれを楽しんでもらう。
そして、プレイの目的がエロである以上、それを自由なタイミングで、
かつ繰り返し楽しんでもらえるような機能をつける。
その代表がギャラリーでのCG閲覧やエロシーン回想機能になるのだと思います。




そして当サークルのゲームでは、「バトル」がお楽しみの中核となるので、
CG閲覧やエロシーン回想ではなく、敗北バトルを繰り返し自由に楽しむ機能、
当サークルの作品で言うところの「疑似バトルギャラリー」が不可欠になるわけです。




ところで、この「バトルを楽しむ機能」ですが、ただ単にゲーム中に登場する
敵との再戦機能をつければいい、というものではないと思います。
「プレイヤー好みのシチュエーション」で戦うことができるようにする必要があります。




ゲーム中に登場した敵と再戦できる機能は、以前からいろいろなゲームに搭載されて
いましたが、例えば「プレイヤーが強くなりすぎて、敵にわざと負けるのが難しい」などは、
感じたことがある人も多い「もどかしさ」の一例ではないでしょうか?




当サークルの「疑似バトルギャラリー」は、他のゲームで感じた様々な「もどかしさ」を
ヒントに、今日まで改良に取り組んできました。ここからは「疑似バトルギャラリー」が
現在の形になるまで、どんなことを考えながら設計してきたのかを振り返ります。




ではまず、管理人がどんな「もどかしさ」を感じているのか、そのあたりから羅列してみます。



ただ、誤解の無いように最初に申し上げますが、「他のゲームは不親切だ!」と偉そうに
主張したいのではありません。恐らく、ゲーム設計の考え方が、作り手の「こんな
ゲームを作りたい」という想いによって、少しずつ差がある、という話だと思います。




それを前提に、「バトル」にエロやリョナ要素があるゲーム(RPGに限りません)に
ついて、管理人が思っていることは・・・、



(1)難しいゲームは、そもそもクリアできない(ギャラリーに到達できない)。
(2)好きな時、好きな敵と戦えない。
(3)主人公が強くなりすぎて、好みの敵に負けられない。
(4)自分好みのシチュエーションで敗北したい。



・・・などでしょうか。




(1)は、管理人がヘタレなだけ、と言えばそれまでの話なんですが(笑)、一般に
力作・名作の作品は、ゲームバランスがしっかり組み立てられているので、プレイヤーが
知恵を駆使して攻略し、達成感を感じる適度な難易度が設定されていることがほとんどです。




ただ、この「難易度」、プレイヤーによって感じ方が異なるのが厄介な点です。
親切な作品では難易度調整機能があり、これに救われたケースも多いのですが、
攻略できずに放置状態になってしまったゲームも数知れず・・・というのが苦い思い出です。




もちろん、「苦労して到達できてこその喜び」という考えでゲームを設計されることも
十分頷ける話なのです。ですが、「やりごたえ」を楽しむことを前提としたKENZENな
ゲームと異なり、エロゲ―などには「お手軽さ」を求める管理人のようなZUBORAな人間から
見れば、制作サイドの努力の結晶であるゲームバランスが、少々うらめしかったりもします。
「お金払って買ったんだから、全部見せてくれぇ・・・(泣)」





SHINOBI GIRL」(KoooN Soft様)
多くの人がご存知の、エロアクションの名作です。敵と接触すると
エロアニメーションが再生され、レバガチャで脱出しつつ、
横スクロールの奥へと進んでいきます。






上記の作品はアクションゲームですが、管理人はエロアクション大好きで、でも
アクションが超絶苦手という難儀な人間です。クリアまでの道のりが遠かった・・・。

ちなみにこの作品は、クリアすると表示される「パスワード」でギャラリーの全開放が
可能なんですが、ネットで検索してもみんな律儀なのか、情報を漏らす人は誰もいません。
最初からパスワード公開してほしいと思うのは、管理人だけでしょうか(笑)。




以前ご紹介した「最終魔導兵器メイジロイド」などは、最初から無条件で全開放されて
いたので助かりました。なにしろこっちは3Dアクションで、ザコ敵1匹倒せないので。
他のアクションゲームも、そんな機能つけてくれないかなあ・・・。




あとついでに言うと、こうしたゲームは、ギャラリーで「エロアニメーション鑑賞」の
機能がついていることが多く、もちろん、それは嬉しい機能なんですが、管理人はあくまで
「バトル」形式が嬉しいので、横スクロールの操作可能なシーンで好きな敵が出てくる、
そして主人公のHPが徐々に減り、や快感ゲージが上昇していく・・・というシーンの方が、
ただアニメーションを鑑賞するより萌えるんですよね。




「SHINOBI GIRL」では、そんな夢を叶えてくれる「デバッグモード」、つまり
横スクロールのバトル場面で、クリック一つで好きな敵を画面に呼び出せる、
素晴らしい機能が付いておりました。うん、ぐっじょぶ。





当サークルのゲームでは攻略情報の同梱や
ゲーム序盤でのギャラリー解放の裏技を
実装していますが、その背景には管理人の
上記のような考えがあります。
(SSは「淫魔戦記マリカ」のものです)



うん、これでゲームが自体が「難しい」「面倒くさい」または「つまらない」と
感じられても、問題なしですね(←結論がおかしいかもしれない)。




・・・今月から始めた「茶飲み話」シリーズですが、管理人が自分のことを語れば
語るほど、ダメ人間ぶりを露呈しているだけのような気もしますね(笑)。




まあいいや。では長くなりましたのでこのあたりで。
(2)以降は、また次の機会にします。
それでは、また。


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