茶飲み話46 「マリカ」キャラクター余録(5)

一鉄工房のブログにおこしいただき、ありがとうございます。
管理人のOIGUMO(老雲)です。


本日は「淫魔戦記マリカ」の登場キャラ、
ファムについてのこぼれ話となります。
ゲームのネタバレを含みますので
ご注意ください。

関心のある方は、以下の「続きを読む」をクリックされてください。



(続き)
続きを開いてくださり、ありがとうございます。

ファムのキャラクターですが、マリカ、レンの2人が元気型で
暴走するキャラだったので、それとは対照的に、抑え役となる
優しいお姉さん、をイメージしました。抑えられてないけどね(笑)。
それどころか、ミッション5のように、たまにボケ役に回ります。




あと、デザイン的には、Hシーンで使用するCGが、基本的には3人共通なので、
髪型(というか長さ)と髪色で、一発で見分けがつくことを意識しました。
そのため、髪の長さはショート、セミロング、ロング、色は黄・赤・青色となりました。
ファムはヒロインとしては一番人気が出そうな外見ですが、いかがでしたでしょうか?




さて、ファムのキャラクター余録では、ゲーム本編では十分に解説できなかった、
2つのエピソードをご紹介してみたいと思います。




今日はその1つ目、おもちゃの宝石箱について。




ミッション6終了後の会話イベントの中で、マリカたちがボスに対し、
「破邪の指輪」ではなく、おもちゃの指輪を渡すエピソードがあります。
この指輪は、ファムが用意したものとゲーム中では説明されていましたね。




マップを隅々まで探索された方は、エステルタウンの宿のファムの部屋に
おもちゃの宝石を入れた宝石箱があったことを記憶されているかもしれません。
少し雑ではありますが、これがおもちゃの指輪の伏線となっています。



でも実は、このエピソードはもう少し広げる予定でした。
できなかったけど(笑)。




実はファムは、その気になれば本物の宝石を身に付けることができる身分の人間です。
それなのに、わざわざおもちゃの宝石を集めることには、意味がありました。
彼女は確かに、宝石を身に付けられましたが、そこには条件があったのです。




王宮という厳しい縦社会の中で、衣服や装飾品は、身分の象徴でもありました。
宝石を身に付けるにあたり、目上の者に不快感を与えてはならず、
逆に、目下の者に軽んじられるものでもいけません。また、日々の宮廷行事に
臨むにあたり、その趣旨にそぐわない装飾品もタブーとなるわけです。




つまり、多くの宝石が手元にあっても、それを好みや気分で装着する自由はありません。
ファムにとって宝石とは、身分社会の中で否応なしに自身を飾らなければならない、
いわば武器であり、防具であり、義務であり、仕事であったわけです。
だからファムにとって、宝石とは富と権勢の象徴であったとしても、
それ以上の意味を持つものではなかったのです。




でも、ボスやマリカ、レンとの暮らしの中で、その意識は変化します。
ボスの下で支払われるお給金の中で、自分の好きな装飾品を手に入れる。
自分の力で手に入れる達成感、自分の好みで選べる自由、
確かに見栄えは本物に劣っても、その事実で自分に誇りが持てる。
ファムにとっておもちゃの宝石箱は、その誇りを形にしたものだったのです。




・・・というエピソードを入れるつもりだったんだな。
入れられなかったけど(笑)。




ちくしょう。管理人の文章力なんてそんなもんだ。




少し長くなったので、今週はここまでとさせていただきます。
来週に続く(管理人がサボらない限りにおいて)。



この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

月別アーカイブ

記事を検索