茶飲み話48 「マリカ」キャラクター余録(7)


一鉄工房のブログにおこしいただき、ありがとうございます。
管理人のOIGUMO(老雲)です。

さて、「淫魔戦記マリカ」の登場人物について、こぼれ話などを
雑多に詰め込んだ余録シリーズですが、今日のネタはボスになります。




一応、名前は「エミリア」という設定。
位置的には脇役だったんですが、
ストーリーでは要所を締める存在です。
プレイヤーからHシーンのリクエストが
入ったときはびっくりしました(笑)。


本日の記事は、いつも通りネタバレを含みますのでご注意ください。

関心のある方は、以下の「続きを読む」をクリックされてください。





(続き)
続きを開いてくださり、ありがとうございます。

ゲームの企画段階でデザインを考えていた頃、「目上の人がヒロインより
幼い容貌だと面白そう」という発想で現在のデザインに落ち着きました。
ついでに猫耳を実装。単なる管理人の好みです(笑)。
あと、不老長寿という設定は、この幼い容貌の説明とともに、
後日談4~6の「語り手」になってもらうために付けた特徴でした。




ボスについて、紹介しきれなかったエピソードがいくつかありますが、
その一つに、ボスとマリカ、レンの出会いのシーンと、ボスの呼称に
関するものがあります。彼女はゲームの中で、基本的には「ボス」と
呼ばれていますが、シナリオを読み込むと、「ボス」と「先生」という
呼称があり、「先生」という呼称は、昔の弟子であったカリンとともに、
一部シーンでファムが用いていたことに気付かれたかもしれません。




では、このあたりの事情を説明するエピソードをダイジェストでお送りします。
舞台はマリカとレンの出会い、つまり移民キャンプでの大ゲンカのシーン。




マリカの放つ魔法が全部レンに避けられて、2人が息を切らしながら
対峙しています。そこに偶然通りかかるボスとファム。
ファムとの関係に悩んでいたボスは、この2人と一緒に暮らすと
面白いのではないかと思いつき、声を掛けます。ところが・・・、




興奮した2人から「子どもは引っ込んでなさいっ!!」
無視されたボスは、しばらく呆然としていましたが、次第に顔が青黒くなり…、




「誰が子どもじゃ!ナメとったらイテまうどっ!!」的なセリフを吐いて、
その迫力に、それまでケンカしていたマリカとレンが抱き合ってガクガクブルブル。
「あの、先生…」とファムから声を掛けられ、周囲の視線に気付いたボスは、
ひとつ咳払いをして、今度は優しくマリカとレンに話しかけます。
でも2人はガクガクブルブルのまま、意味も分からず頷くばかり。




埒が明かないので、2人をボスの屋敷に連行し、気が付いたら
マリカとレンはボスの弟子になる書類にサインをしていたのでした。
うん、悪徳商法でなくてよかったね(笑)。




落ち着きを取り戻したマリカとレンは、雇い主が決まったことに喜びながら、
ボスに向かって、こんな質問をします。
「エミリアさんのこと、これからなんとお呼びすればよいですか?」
その質問に、ボスはしばし考え込みます。




その隣で、ファムが首をかしげます。それまでファムはボスのことを「先生」と
呼んでいたので、どうして考え込んでいるのか、理由がわからなかったからです。
ボスは、ファムとの関係を変えたいと願っていました。そこで、この呼称を
変えることで、4人の関係を一から作っていきたいと考えたのです。




一計を案じたボスは、3人に話しかけます。
「そうじゃな、それを考えることから始めてみようかの」
3人は驚きます。ファムはただ茫然としていましたが、
マリカとレンは真剣に考えて・・・、




「そうだ、雇い主だから『ボス』とかどうですか?」とマリカ。
「あ、それいいな、格好いい」とレン。事情が呑み込めないままのファム。
こうして呼称は「ボス」に決定したのでした。




そしてオチは、雇い主が決まって浮かれるマリカが、
「わ~い、ボスだ、ボス。ちっちゃいけど、ボスだ~!」
・・・・・・。


「誰がちっちゃいんじゃっ!!
ナメとったら(以下略)」




・・・とまあ、こんなエピソードを準備していましたが、
出す機会がありませんでした。




というわけで、今日はボスについてのエピソード紹介でした。
まだご紹介したいものもあるので、ボスの話題はもう少し続きます。



それでは、この辺りで失礼します。



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