茶飲み話57 「マリカ」キャラクター余録(13)


一鉄工房のブログにおこしいただき、ありがとうございます。
管理人のOIGUMO(老雲)です。

さて、本日は淫魔三姉妹の次女、リオをネタに進めたいと思います。





敵役としては、ちょっと乱暴で冷酷、
そんな女王サマタイプの役柄でした。
ララとはまた違った意味での
S的魅力を、管理人は感じています。



でも、リオファン(?)の皆様へ、ちょっぴり残念なご報告になりますが、
これはリオの素の性格ではありません。演じているだけになります。

ゲームのネタバレを含みますので、ご注意ください。
関心のある方は、以下の「続きを読む」をクリックされてください。





(続き)
続きを開いてくださり、ありがとうございます。

三姉妹だけの会話、あるいは和解後のエンディングなどからも
伝わるかと思いますが、元々はさっぱりした性格のキャラクターです。
また、押しつけがましさはあれど、優しく他人想いの性格です。
過去の、王国に対する恨みから、また、自分たちの目的達成のために、
ヒロインに対しては冷酷であろうとして、あのS的性格を演じていたのです。




そんな彼女の、物語上での立ち位置は、ちょっと独特でした。
長女のララは、自分の信じる道を突き進むタイプで、妹のルンは、一見、
姉たちに従っているように見えて、自分たちの行動に違和感を感じる中で、
陰でコソコソ、わが道を行くタイプでした。




2人の間にいるリオは、感情としてはルンに近いけれど、
年長者としての分別と知性で、姉の理を認めており、
そのはざまで揺れ動いている、葛藤しているという設定です。
ミッション8の最後で、その心情が描かれています。




さて、そんなリオですが、ゲーム中では
コスプレ率が高かったですね。ルンにも
村娘バージョンがありましたが、こっちは
水着、ウエディングドレス、巫女服、
メイド服と、種類も豊富でしたね(笑)。



実は彼女は、服や宝石といったアイテムが大好きなヲトメという設定です。
それらを見かけると、敵であるヒロインそっちのけで飛びつくあたり、
かなり重症なのかもしれません(笑)。




ここから先は、ゲーム中ではあまり解説しなかった裏設定になりますが、
実はリオは、自分の「女らしくない」性格にコンプレックスがあります。
管理人個人としては、リオの素の性格に魅力を感じるのですが、リオは
世間の「常識」に囚われて、なんとか自分を変えようと努力しています。
女性らしいアイテムへの憧れも、そんな願望の裏返しかもしれません。




でも、人間だった時代、その努力は報われなかったようです。
このあたり、ミッション5の「食べ物の国」にあった道具屋で、
リオの悲しい記憶(?)の象徴となるアイテムが何点か登場しています。
彼女が開き直って、本来の魅力を発揮するのは、もう少し先になりそうです。




では最後に、ゲーム本編では語られなかったエピソードを1つ。
時間はミッション8終了後です。




ヒロインたちの影響を受け、自分たちの正しさを深刻に疑うようになった
リオは、ミッション9の舞台となる城に、所在なさげに佇んでいました。
するとそこで、なにやら作業をしているルンを発見します。ルンは
下僕の触手の「しょーちゃん」とともに、宝箱を設置していたのでした。




実はミッション9の「聖水」や「小さなコイン」はルンが設置したという
設定です。これを裏付ける証拠としては、「小さなコイン」を使用する
ことになる教会の奥に、触手のしょーちゃんが隠れていて、プレイヤーが
近づくと奥へと逃げ出します。しょーちゃんが逃げ出した後は、教会の
シスターが何もしゃべらなくなる(シスターは、しょーちゃんに操られて
いるという設定でした)という現象が発生します。




リオはルンの姿を見て、ルンも自分と同じ気持ちなんだと確信します。
そして彼女は、ボスが幽閉されている牢屋のカギを、そっと開けるのです。
牢屋のカギの件は、ラストバトル後に話題になっていましたね。




というわけで、本日はリオについてのお話でした。
では、この辺りで失礼します。



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