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ふたなりの記事 (6)

柱前堂 2022/02/12 00:21

ふたボクインターバル搾精

『ここで第五ラウンドのゴング! この回は挑戦者打たれました! ふたなりヘビー級屈指の体格で挑んだタイトルマッチでしたが、チャンピオンが体格差をも跳ね返してしまうのか!』

佐々乃がスツールに腰を落とすと、コーナーポストがズンと揺れた。210cm130kgの巨体を支えることは、ふたなりヘビー級のために作られた特製リングですら荷が重い。
本来の佐々乃には、その巨体を精密にコントロールする力強い筋肉が備わっている。だが今は、チャンピオンの拳にスタミナを奪われ静かに腰を降ろすこともできない有様だった。

「佐々乃!? しっかりして、私の目を見て! まだ続ける!?」
「う…あ……深月ぃ……や、やる……やる、から……オチンポぉ……しごいてぇ……」

セコンドの深月がマウスピースを抜き取り、佐々乃の頬を張って戦意を確認する。
佐々乃が答えると、深月は返事もそこそこに佐々乃の前に跪いた。

深月の眼前に広がるのは、丸太のように太く筋肉でパツパツに張った太もも。その中央に、僅かな布で隠されたメスの割れ目と、だらりとグロテスクにぶら下がるオスの肉茎が鎮座している。
佐々乃のふたなりチンポは、長さ29cm。太さは平均的な女性である深月の手首ほどもある。自重で垂れ下がった肉厚の器官は、大蛇を思わせ本能の注意を引きつける。

(私は見慣れてるけど……それでも圧倒されちゃう……)

佐々乃の太ももと深月の頭で囲まれた空間に、むわりと重たい空気が立ち籠める。佐々乃の莫大な筋肉が放つ熱と汗、そして先走り汁が糸を引くふたなりチンポの臭いで蒸れていた。
深月は首を傾けて、濡れた鈴口の下に口を運ぶ。そして鯉が餌に食いつくように、下から亀頭に食いついた。
同時に右手で竿を扱き、左手でチンポの付け根よりやや上、下腹部を撫で回す。ブ厚い筋肉の上から子宮を優しく愛撫されるのが、佐々乃のお気に入りだった。
深月の小さな口に収まるのは、亀頭と裏筋がやっとだ。それですら、大口を開けて頬張らないといけない。

(く、苦しい……でも、ビクビクしてきた……もうちょっと……)

フェラチオに手応えを感じて、つい佐々乃の表情を確認しようと上目遣いで見上げてしまう。だが、この位置からでは佐々乃の顔は見えない。
見えるのは自動車のタイヤのように厚く盛り上がった腹筋と、視界を埋めるほどに大きいのに、スイカのように球形を保つおっぱいだけ。
パツパツに張ったこのおっぱいが、掴めば指が埋まるほどに柔らかいのだと深月は知っている。力をこめれば一切の抵抗なく受け入れてくれて、それでいて寄り添うように暖かい反発を返す手応えは、まさに幸せそのもの。

(……っと、危ない危ない。エッチなことしてる場合じゃないんだよ)

だが、意識がエロに向いたせいで口技に勢いがついたか、咥えていた佐々乃のペニスは完全に勃ち上がった。
深月は最後にずろぉっ……と唇で扱き上げ、鈴口とキスするように口を離す。

「さ、いつでも出していいからね」
「ん、ぐぅ……あぁっ!」

佐々乃の先端にバケツをあてがい、慣れた手つきで竿を扱き上げて射精を促す。
佐々乃はロープを握り締め、ボディに効かされたときのような呻き声を漏らして射精を始めた。

どびゅるるるっ! びゅびゅーっ! どぶどぶどぶっ!

勢い良く飛び出た精液がバケツの底を叩いて鈍い音を立てる。続く射精が精液溜まりの上に浴びせかけられ、弾力のある重たい精液が山を作る。
汗で蒸れていた佐々乃の太ももトライアングルが、たちまち青くさい雄汁の臭いで埋めつくされる。

(うわすご……クラクラ、しちゃう……)

重いパンチに耐え、崩れた体勢を立て直すために筋肉に力を篭めると、体が危険な状況に対応してホルモンを分泌する。ふたなりボクサーがそのホルモンを出しすぎた場合、試合中だろうと射精してしまうことがある。
射精直後の虚脱状態を襲われればサンドバッグにされてしまうため、こうして危なくなる前にインターバルの間に抜いておく。ふたなりボクシングの一般的なテクニックだ。
言い換えれば、ふたなりボクサーの射精量はどれだけダメージを受けたかを表すバロメータでもある。

(こんなに出るなんて……やっぱり、かなり効かされちゃってる)

そもそも、事前の作戦では息継ぎ射精は7ラウンド後の予定だった。それが5ラウンドで射精に追い込まれてしまっている。
ふたなりヘビー級ボクシングという人類の肉体の限界に挑む競技において、佐々乃の仕上がりは最高だったと断言できる。実際、試合前は無敵のチャンピオンが小さく見えたのだ。
だがゴングが鳴ってみれば、苦しめられているのは佐々乃の方だ。打ち方に工夫があるのか筋肉の付き方が特殊なのか、チャンピオンの規格外のパンチ力が体格差を覆し、佐々乃を屈服させようとしている。

「……ねえ、もう一度聞くよ。まだ続ける?」
「はぁーっ、ふぅーっ……ま、まだやれる、よ……」
「……チャンピオンのパンチを、また貰うことになっても……?」
「うっ……」

答えあぐねる佐々乃に代わって、射精したばかりのふたなりチンポがビクンと跳ねた。
チャンピオンのパンチを思い出しただけで、精液が上がってきてしまっている。
だが、佐々乃は絞り出すように答えた。

「や、やる……深月と掴んだタイトルマッチのチャンス、最後まで手放したくない……」
「……分かった。長期戦は不利ね。次のラウンド、一発で決めるつもりでガードを固めて隙を探って」

作戦と呼べるようなものは、もうない。深月は黙々と佐々乃の手当てを進め、セコンドアウトの時間を迎える。
佐々乃が味わった苦痛をたたえて重たく揺れるバケツを手にロープを潜り、立ち上がる佐々乃を見送る。
チャンピオンのパンチに怯えながらも、闘い続けることを選んだ佐々乃の凛々しい顔に、深月の股間は軽く濡れていた。一度火が点いてしまうと、ふたなりの強靭な体を全力駆動して闘う佐々乃を見るだけで愛しさが募る。

「勝っても負けても、今夜は抱いてくれなきゃ承知しないんだから……!」

グローブタッチに向かう佐々乃の背中に、チャンピオンの重打を浴びて敗北射精する姿が重なる。耐えて我慢して、その意地すら突き崩すパンチにインターバル以上の大量射精を喫する佐々乃。射精感に翻弄される無防備な体に、チャンピオンの危険な拳が殺到する。
そうなれば、安全性に配慮したスポーツの場といえど佐々乃が危ない。そもそも、全身が凶器といえるふたなりヘビー級同士の殴り合いに用意できる安全対策などたかが知れている。
そんなことは、チャンピオンのパンチを全身で味わっている佐々乃が一番よく分かっている。
その佐々乃が、闘うと言ったのだ。

「無事に、帰ってきてよ……」

リングを降りた深月は、愛しいふたなりチンポに願掛けして祈ることしかできなかった。

柱前堂 2021/12/19 23:50

ふたなりボクサーどばどばインターバル

理沙をスツールに座らせると、のしかかられたコーナーポストが小さく揺れた。
小さすぎるスツールに尻肉が食い込んで盛り上がり、重たげな陰嚢が揺れる。
万全の理沙なら、こんな乱暴な座り方はしない。8ラウンドを終えたダメージと疲労のせいで、90kgあるふたなりボクサーの肉体を制御しきれていないのだ。

「ぶふっ……ふぅ、はぁ……っ う、打たれたぁ……瑞樹、お願い……んむへぇ……」
「うん、任された」

呆けた表情の理沙は、それだけをなんとか絞り出した。それきり打ち上げられた魚のように天を仰ぐ。後は私の仕事だ。
熱く粘ついた理沙の口からマウスピースを抜き取り、代わりにストローを突っ込んで水を含ませる。
ブラジャーに10オンスグローブより大きな爆乳を押し込んで、一時的に肩の重荷を減らしてやる。急いでいるせいで乳輪がまろび出る格好になってしまったけど、直す手間はかけられない。
脚の上に気怠げに置かれた腕を持ち上げ、ロープに引っかけて水平にしてやる。胸が開かれて呼吸が楽になったのか、理沙の呻き声が少し大人しくなる。
手早く汗を拭いてやる。厚ぼったく愛らしい顔は熱を持って腫れはじめているけど、冷やしてやる時間はない。強打を振り続けて熱く発熱した肩と腕をさっと拭く。トップレスでもI字になるほど豊かな爆乳の谷間は、汗と唾液が溜まってしまってひどい臭いがする。念入りに拭いてやると、理沙が悩ましげな声を出す。とくに打たれたボディを強くこすると、今度は苦しげな呻き声に戻る。太ももは試合中に少し漏れてしまったのか、べったりとした精液がこびりついているのを落としてやる。

「……さて、こんなもんか」

手早く、少し荒っぽく処置を済ませた。ここまではほんの雑用。
打たれたふたなりボクサーのインターバルには、もっと大事なことがある。

「理沙、すっきりさせてあげるからね」

理沙の重たげな陰嚢を持ち上げる。
左右それぞれが野球のボール大に膨らんだ睾丸はずっしり重い。たった3分の殴り合いで、理沙の肉体はこれだけの精液を分泌したのだ。
食べすぎれば胃が膨らんで痛むように、これだけ精液で膨らんだ睾丸が痛くないわけがない。こんなものをぶら下げたままパンチを浴びて、よく自分の足でコーナーまで帰ってきたものだ。
理沙の脚の間にバケツを置き、体を俯かせてペニスの先を向ける。私の腕ほどにも膨れあがったバキバキのふたなりペニスの、飢えた獣の涎のように先走り汁を垂れ流す鈴口にキスしてやる。

「ひゃぅっ……♡ 瑞樹、みずきぃ……♡」

私の涎を垂らし、先走り汁と混ぜこむように裏筋を撫で回す。
荒々しくしごき立てると、理沙の逞しすぎる怒張はいよいよビクビクと震えだす。

「瑞樹ぃ……もっ、もうぅ……♡」

激しい愛撫から一転して、裏筋を指先でつぅっ……っとなぞってやる。その繊細な刺激が鈴口に達した瞬間、理沙は決壊した。

「うんぁっ……イクぅ♡ ボクシングザーメン出るっ♡ 重たいパンチに耐えた、すごいの出るぅっ♡」

重い白濁塊が理沙のふたなりチンポから飛び出し、バケツの底を二度三度と叩いて鈍い音を立てる。
さらに理沙のペニスを優しくしごき、二つのキンタマを揉みしだくと、ポンプのように精液が汲み出される。私の手の中で睾丸に蓄えられた精液が移動して脈うち、じゅるじゅると水音すらも聞こえてくる。バケツの底はたちまち埋まり、なおも水位が上がっていく。跳ねたザーメンはバケツの壁のみならず、せっかく拭いた理沙の太もも、そして股の間に入り込んでいる私の顔までも汚す。

「ふぅーっ♡ はぁーっ♡ ふぅーっ♡ ……で、出たぁ……たくさん、出たぁ……」
「まだだよ、理沙。あと一発出せる時間はある。強く擦るから、覚悟してね」
「んぁぁっ♡ イッたばっかの、敏感な先っぽグリグリしないでぇっ♡」

理沙の睾丸は、まだゴルフボールくらいの大きさがある。このままではボクシングに集中できないし、動けば脚に当たって邪魔だ。何より、ムラムラしたまま殴り合って試合中に暴発してしまったらサンドバッグ化待ったなしだ。
理沙がこれほど精液を溜めてしまっているのは、相手にひどく打たれたことが原因だ。重いパンチを何度も浴びて、理沙の肉体は強大な敵の存在を認識した。その敵に立ち向かうため、筋力を呼び起こすホルモンを分泌する。それが精力絶倫なふたなりの体に効きすぎて、たった3分で野球ボール2つ分もの精液を生産してしまうのだ。
ふたなりボクサーの敗着は、こうやって過剰生産された精液が暴発し、虚脱状態でラッシュを浴びるパターンが多い。一度勝負の天秤が傾けば、抵抗しようとする体が睾丸を重くして動きを鈍らせ、ついには精液サンドバッグに堕ちてしまう。
勝負の天秤を押し戻し、互角の勝負から滑り落ちるのを防ぐためには、私達セコンドのケアが重要だ。理沙をこのままザーメンサンドバッグにはさせない。

「あはぁっ♡ 出るっ♡ 瑞樹の手でイクっ♡ 殴り合いの合間のインターバル手コキ耐えられなぃ♡」

ラストスパートとばかり、理沙のふたなりペニスをしごく手を速める。逞しすぎるペニスが跳ね回るのを強引にバケツへ向けさせると、一回目と遜色ない勢いの射精が始まった。

どびゅるるっ! びゅびゅーっ! どぶどぶどぶっ!
「んぁああっ♡ おおっ♡ しゃせー気持ちいぃのぉっ♡ ボクシング中射精効きすぎるぅ♡」

長い射精の勢いが落ちてくると、私はしゃがみこんで亀頭に口付けた。
弾力のある精液が口に流れ込んでくるのを飲みくだし、さらに力強く吸い上げる。理沙のキンタマに精液の一滴も残さないつもりで、理沙とのロードワークで鍛えた肺活量の限りに吸いまくる。
完全に射精が止まったことを確認して口を離す。亀頭に張りついた唇がじゅぽっと音を立てて離れ、解放されて跳ねたペニスが頬についた精液を弾く。
足元に置いたバケツは、理沙が出した精液ですっかり重くなっている。普通はセコンドが精液を吸ったとしても、ここに吐き捨てる。ふたなりの精液生産力に付き合っていたらお腹がパンパンになるからだ。
だけど私は、自分で吸った分は飲み込むことにしている。その方がたくさん吸えるし、理沙が殴られる苦しみを少しでも分かち合いたいからだ。

「ぷはぁ……はぁーっ、はぁーっ、ふぅーっ……どう、理沙」
「うん、すっごく気持ち良くて……楽になった。ありがとう、瑞樹」

喘ぎまくっていた理沙の顔から、たちまち享楽の色が退いていく。代わりに理沙の表情を埋めるのは、敵に立ち向かい粉砕する闘志。たった1分の間ふたなりの悦びに身を浸し、それを糧に闘いのリングに身を投じるのがふたなりボクサーだ。
私が望んでしたことなのに、理沙が求めていることなのに、少し寂しい気がしてしまって。
いや、いつも試合のたびにそう思って、その日の夜には理沙に忘れさせられてるんですけど。

理沙は力強く立ち上がり、リングを降りた私はロープ越しにその背中を見守る。ふらふらで戻ってきたインターバル開始時とは見違えるほど回復した。
ここまでのラウンドではしてやられたけど、理沙が逆転するチャンスは十分にある。
ふたなりボクシングは優勢でも劣勢でも精力の管理が重要。殴られればパンチの重みで、殴ればその反動で精液が溜まってしまうふたなりは、殴る方が楽とはいえ大なり小なりペニスコントロールを必要とする。
セコンドがどれだけヌけるかで、展開は簡単に逆転してしまう。「ボクサーを駒にセコンド同士が争うボードゲーム」とまで言われるほど、ふたなりボクシングにおいてセコンドは重要だ。
私達は二人で闘っているのだ。だから、理沙が打ち負けたとしてもまだ私がいる。理沙のダメージが深くても、打ち疲れた相手よりも回復させることができれば次のラウンドは有利になる。

理沙の勝利を信じてリングを見守る。
贔屓目かもしれないが、理沙の足取りは相手より軽く見える。これなら、次のインターバルで腫れ上がったキンタマをぶら下げるのは相手の方だろう。
そうして今夜は、相手をブチのめしてリングを降りる理沙と祝杯を上げ、時間を気にせず存分に抱き合える。

けれど、あってほしくない事だと思っているのに、どうしても理沙の痴態を夢想してしまう。
重いパンチを浴び続け、破裂しそうなほど膨らんだキンタマをぶら下げて棒立ちになる理沙。
渾身のフィニッシュブローを浴びて大の字にダウンし、爆ぜそうなほど勃起したふたなりペニスを天に向かって突き立てる理沙。
ついに精巣が決壊し、カウントが数えられる中腰を浮かせて敗北白旗めいた白濁液を噴き上げるザーメン噴水に堕ちた理沙。
敗北を知らしめるゴングが鳴り響く中、闘うために鍛えた筋力の限りを尽して背中を反らし、射精の快楽を貪る理沙。
闘いの果て、抱えきれない性欲を押し付けられて破滅する理沙は、きっと二人のどんなセックスよりも乱れてしまう。
その姿を見てみたい。
勝ち続けていれば、いつかは負ける。
見てしまったら、理沙との関係はどうなるのかが怖い。

リングの上では、反撃を浴びながらも理沙が相手を圧していた。
攻める興奮に理沙の睾丸がフル稼動しているのが、手に取るように分かった。

柱前堂 2021/03/14 18:10

ふたなりバトルファックKO寸前

噎せ返るような精液の臭いで、飛びかけていた意識が戻ってくる。
足の踏み場もないほどザーメンまみれのリングに頬を埋めていたのだから、気付けになるほどの臭いも当然。
私がミナから絞り取ったもの。私がミナに絞り取られたもの。
精力絶倫のふたなりバトルファッカーといえど、よく人体にこれほどの液体が溜まっていると感心するほどの量が、マットに広がっている。

「あれぇ、起きたぁ? ユエのナカ、ゆっくり楽しませてもらおうと思ったのに」
「ふざけ……っ!」

ミナはもう勝った気でいやがる。失神していた私の後ろを取って、ゆったりした動きでピストンを繰り返す。
私をイカせるための動きではなく、私をオナホにして自分で楽しむための動き。
私との、試合中に!

「まぁ……たまには寝てる隙もいいけど、やっぱり反応あった方が嬉しい……よねっ!」
「ほぉぁっ! ぐ、くぅぅ……っ」

ミナがふたなりチンポを深く突き立てると、蕩けきった私の膣は意思と無関係に絡みつき、凶悪なチンポをたっぷりと味わってしまう。
そして同時に、私のふたなりチンポへも危険な刺激が走る。腹に力を篭め、歯を食い縛って射精をこらえる。
次に射精したら、もう勃てないかもしれない。悔しいが、ミナの余裕にも一定の裏付けはある。

「ほらが〜んばれ、が〜んばれ、私のチンポでイッちゃわないように、よ〜く気をつけてねぇ」

ミナの煽りには耳を貸さない。責めに注意を向けさせることで感度を上げるのはバトルファックの基本戦術。いくら追い詰められたって、そんな初歩的な罠にかかる私じゃない。

とにかく、この体勢はマズい。
この状態でもミナのペニスを締め上げて射精させることはできる。
けれど、このまま中出しされたら私もイッてしまう。
残弾数に差があるのだ。私を責めるミナの声に甘い痺れが混じっているように、このリングの半分がミナの精液で覆われているように、ミナだって限界が近い。それでも、私より一発は余裕があるはずだ。

挿入されている状態では攻められない。ミナに勝つためには、まずこの状況から逃げなければ。
どろどろのリングを這って進む。腰が抜けて素早くは動けないけど、ミナはペニスが抜けていく感触が気持ちいいのか止めようとはしない。
あとちょっと。このカリを抜ければ……。

「あ〜〜、ほっ!」
「んほぁあああ!! いっ、が、ぐぅぅう!!」

あと少しというところで、間抜けな喘ぎ声を漏らしていたミナが動いた。私の腰を掴んで、一息に腰を打ち付ける。
急に突き込まれた私は、穴から口へ押し出されたかのような間抜けな声で吼える。ぶち抜かれた襞という襞が一度に快感を訴え、体の中で反響し、出口を求めてふたなりチンポへと殺到する。
反射的に太ももを締めて射精はこらえたものの、体を緊張させたことで全身が敏感になってしまった。全身を走る快感の反響が、浅い呼吸をする自分の内臓の動きが、それだけで気持ちいい。
何より、奥まで咥え込んだミナのおちんちんが気持ちいい。
ミナは全く動いていないけれど、射精寸前のふたなりペニスはびくびくと脈打って、その僅かな刺激が敏感すぎる私にはちょうど良かった。
このまま射精されちゃったら、私、どうなっちゃうんだろう……。

「あれあれ〜? 私は動かしてないのに、ユエったら自分で腰振っちゃって……イカせてほしいなら、言ってくれればいいのにぃ……」

ミナの不快な声で我に返る。私、何しようとしてた……?

とにかく、今はここから逃げなくちゃ。ミナの思い通りになんて、絶対にさせない。

柱前堂 2020/11/27 21:53

ふたなりボクサーにぶっかけ

互いの精液を絞り合うふたなりボクサーにとって、その体に白濁液をかけられることは勲章だ。だが、ただ一箇所、髪を汚されることだけは屈辱だ。

「あーエロ。やっぱぶっかけってエロい。もう一発いけるわ」

そう言ってアヤカは、未だ糸を引く己の剛直に手をかけた。相手を殴りつけるためのグローブはすでに役目を終え、即席のオナホに転職していた。

「ぶぇぇ……」

その光景を見上げるハルミの瞳に光はない。コーナーから逃げる力も残らないほど打ちのめされ、その上グローブコキとボディブローを交互に受けて徹底的に絞り取られたのだ。
ふたなりボクサーの誇りである髪にぶっかけられても、復讐するはずのグローブはリングに落ちたまま動かない。雄々しくそり立っていた剛直も、キャンバスにその先端を向けて芋虫のような丸い姿を晒している。

「あっ、いっ、出るッ! ……はっ、はーっ……。いい感じに白くなってきたな。あ、そうだ」

アヤカはハルミの髪を乱雑に掴み上げると、おのれのペニスごと握り込んだ。どろどろになった髪はグローブとペニスの間でするすると動き、絡み合う乱雑さが既に何十発も精を放ったアヤカに新鮮な快感を与えた。

「ぁあ……うぇ……っ、や、やめ……」

アヤカがしごき上げるたび、髪に引っぱられハルミの頭が揺れる。コーナーで滅多打ちにされ深刻なダメージを負ったハルミには到底耐えられない気持ち悪さだが、懇願すらろくにできない負け猫にアヤカが構う道理はなかった。

「うっ……! はーっ、なかなか良かった……。お?」

髪の根本へ水鉄砲のような射精を決めたアヤカは、ハルミの異変に気付いた。
ハルミの股の間のキャンバスに、まだ乾いていない精液がぷっくりと落ちていた。乱暴に使われたことに感じたのか、それとも尿道に残っていたものが揺らされて零れただけなのか、勃起もしていないふたなりチンポからどろりと出てきたものだ。

「へー……後ろから突つけばまだ出るかな?」

無邪気な笑みを浮かべて、アヤカはハルミの両脚を掴んでコーナーからリング中央へと引き擦った。引っくり返してうつ伏せにすると、腰を持ち上げた。
ハルミの顔とおっぱいは背中の重みでキャンバスに押し付けられ、血と汗と精液の染み込んだ臭いが鼻を突く。ボクサーの証であるグローブをキャンバスにつけ、代わりに尻を突き出す卑猥な姿を強○される。
ライトに照らされあらわになった秘所からは、ごぼりと音を立てて白濁液が垂れ落ちる。

「い……いや、やめて……く、口でするから……っ!」

既に散々突き立てられたハルミのヴァギナは、とうに限界だった。ノックアウトされた後もアヤカのふたなり精力を浴びせられたのだ。すり切れ、押し広げられ、精液の海に溺れるかと思うほどに注がれた。
繊細な部位にこれ以上のダメージを負う恐怖に、薄れかけていたハルミの意識が急覚醒する。

「だーめ。せーえき残さず出るまで、おそうじしましょうねー」

戻ってきたハルミの意識に突き付けられたのは、おままごとの分担を話すような勝者の無邪気な言葉だった。

柱前堂 2020/11/20 20:26

ふたなりサンドバッグ

『強烈なボディーッ! タカネ選手、耐えきれず射精! ふたなりチンポを振り乱し、大事な子種をキャンバスにぶち撒けてしまう! 第十ラウンドに来て3連続の絶頂、このまま決まってしまうのかーっ!』

ふたなりチンポボクシングは文字通り雌雄を決する闘い。精液を絞り尽された敗者は、勝者が満足するまで犯される。精力があり余るふたなりにとって、「満足するまで」とは持てる精液を打ち尽くすまでだ。それほどに突かれた敗者が壊れてしまわないかどうかは、負けるまでに勝者からどれだけ精液を絞り取れたかによる。

タカネとミツキは一進一退、抜きつ抜かれつの攻防を繰り返していた。流れが変わったのは第八ラウンド、ミツキのバストブローが決まり、追撃のアッパーでタカネがダウンしてからだ。大の字に倒れたタカネは衝撃から虚空に向かって精液を打ち出し、自身のお腹を汚した。

立ち上がったタカネは攻め立てるミツキと果敢に打ち合ったが、ダウンのダメージ、そして一度味わってしまった射精の誘惑で差がついた。見る間に手数が落ち、ついには殴られては射精し、射精しては殴られるふたなりサンドバッグに堕してしまった。

『右! 左! 右ィ! ミツキ選手の強打がタカネ選手の首を捻じ曲げる!』

白濁液まみれの黒グローブが頬を抉るたび、押しのけられたマウスピースがひょっこり顔を覗かせる。唇とマウスピースの僅かな隙間から噴き出る唾液は、パンチで滅茶苦茶になった口腔で攪拌され、白く泡立っている。
壊れた噴水のように精液を撒き散らすふたなりチンポの下、タカネの下の口も、同じように白く泡立った愛液を垂れ流している。もはやタカネは負けを認め、犯される自分を受け入れていた。いや、期待してしまっていた。

ラッシュを浴びるタカネが前かがみなのは、ダメージのせいばかりではない。だらしなくお漏らしを続ける自分のモノとは違う、雄々しく勃ち上がるミツキのペニスに釘付けだからだ。その剛直に貫かれ、ふたなり精液を溺れるくらい注ぎ込まれる瞬間を想像してしまっているからだ。

『ミツキ選手ここで一歩引きますが、タカネ選手棒立ち! 反撃することも逃げることも叶いません! もはやふたなりサンドバッグであることを認めてしまったタカネ選手に……アッパーカットォ! タカネ選手、これは耐えられないーっ!』

上を向かされたタカネは、強烈な照明を眩しがるそぶりも見せず、ふわりと後ろへ倒れ込んだ。背中からキャンバスに堕ち、四肢を放り投げ、ふたなりチンポと乳首以外から力が抜ける。そのペニスも、2、3度震えて弱々しく精液を吐き出すと、蜜壺を隠すように萎れてしまった。

ふたなりチンポボクシングは文字通り雌雄を決する闘い。ボクシングの強さだけでなく、相手にヤラれたいと思わせる性的アピールも勝敗を分ける。互いに裸身を見せつけ合ったときから、勝負は始まっているのだ。
試合前、突き合うペニスを見下ろしたときから負けが決まっていたのかもしれない、と靄のかかった頭でタカネは考える。自分より大きなペニスを見たのは初めてだった。アレに犯されたらどんなにすごいだろうと、一瞬でも考えてしまったから。
そんな反省も、その一瞬の期待に欲望が飛び付いて霧散してしまう。ミツキが影を落とす。その先端、鈴口から垂れ流される先走り汁がタカネの腹を汚す。試合中、一発も抜けなかったペニス。一体、これから何発ぶち込まれれば終われるだろうか。

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