フリーセンテンス 2023/05/13 10:46

次回作はこんな感じです。

こんにちは、フリーセンテンスです。

AIに関して、自分の考えを書き出してすっきりしたことと、DLサイト様のAIに関する動きをみて、少し気持ちが軽くなっている今日この頃です(*´ω`)

というわけで、さっそくですが、リクエストをいただいておりました「悪虐の権化と鬼畜の宴」の後編をモソモソ書き始めた次第であります。この作品の竿役であるバーンスタインは、新作の竿役(なのかな?)触邪ノ王とはまったく真逆の存在であるため、ヒロインの女の子たちがいろいろと酷い目に遭ってしまいます。リクエストにもありましたように、前編で放置されたままのヒロインのその後も書いてみたいと思います。

たぶん、内容が内容ですので、ヒロインたちがいろいろと酷い目に遭うと思いますが、もしよろしければ読んでいただけますと幸いです!

とりあえず、冒頭部分を書いてみましたので、おさらいみたいな感じで読んでいただければ幸いです(´ω`)


 時は星暦、場所は西レメア大陸中央部。万年雪に白い化粧を施されたノゼルダ山脈は、今日も太古から変わらぬ姿で雄大にそびえている。その麓に、大陸全土で吹き荒れる戦禍に乗じて発展した街があった。ノゼルダの街である。
 街の人口はおよそ一〇万人で、これはこの当時、大陸でも屈指の規模を誇る。これは各地から避難民たちが流入してきた結果であった。街には大陸中からやってきた様々な人種が溢れ返っており、文化や宗教、思想が入り乱れ、そこに多種多様な職業が加わることによって混沌とした様相を呈していた。しかし、多くの職があるにも関わらず、住民の大半は、主にふたつの職業に従事していた。
 そのふたつの職業とは、鉱夫と娼婦である。ノゼルダの街は鉱石の採掘と精錬によって成り立っており、とくに特産品である「ノゼルダ鉄」の需要は高く、この鉄を使って武装したアライアンス王国は、大陸でも屈指の軍事力を誇る大国になりおおせた。その版図は西レメア大陸のおよそ五分の一にも及び、なおも拡大の一途を辿っている。ノゼルダの街はその版図の只中にあるのだが、街の自治と独立性は保たれていた。
 アライアンス王国は版図拡大の過程で一度ならずノゼルダの街を支配下に置こうとしたことがある。しかし、その試みが実現しなかった理由は、ノゼルダの街にアライアンス王国の軍事力をもってしても抗いようのない絶対的な存在がいたからであった。
 その男の名は、バーンスタイン。鉱夫と娼婦の間に産まれた彼は、幼い頃、貧弱を絵に描いたような存在だったのだが、街の外を流れるクォーツ川で砂金採りをしていた最中に流れてきた「謎の肉」を食べたことにより、オークとも、オーガとも、あるいは小型の巨人とも形容できる、力感に満ち満ちた鋼の巨体を手に入れた人物だった。暴力の化身となったバーンスタインは、その圧倒的な力でもってノゼルダの街の旧支配者たちを皆殺しにすると、彼らに代わって街の新たなる支配者として君臨したのだった。
 バーンスタインに支配されたノゼルダの街は悲惨を極めた。彼の暴政に逆らった男たちは、その怪力で全身の骨という骨を砕かれた挙げ句、見せしめとして、生きたまま街のいたるところに死ぬまで吊るされた。
 若く美しい女たちはもっと悲惨だった。彼女たちはバーンスタインの居城へと連れていかれて、薬物で身体を豊満な恵体へと変えられた挙げ句、一度の性行為で使い潰されて廃人にされた。怒張したバーンスタインの男性器は勃起した牛や馬のソレとは比較にならぬほど巨大で雄々しく、そのようなイチモツを挿入されればただでは済まない。女たちは膣穴や尻穴をガバガバのズタズタにされた挙げ句、子宮や内臓を圧し潰されて儚い命を散らしていったのだった。
 かくしてバーンスタインへの恐怖と憎悪は日増しに強まっていくこととなり、このような情勢に目をつけたのがアライアンス王国であった。バーンスタインを排除し、街の「救世主」となることを目論んだアライアンス王国は、軍を派遣してバーンスタイン抹殺に動いた。
 だが、その試みは成功しなかった。派遣された討伐軍は、バーンスタインと、彼に恐怖でもって統率された「寄せ集め」たちによって、ことごとく壊滅させられてしまったからである。いや、実際は、ほとんどバーンスタインひとりに殺し尽くされたようなものだった。なにせバーンスタインは、その怪力で人間を簡単に引き千切り、投げ飛ばし、踏みつぶして、アライアンス軍を文字通り「蜘蛛の仔を散らす」ような勢いで壊走させたからだ。しかもその鋼の肉体は、刀槍では傷ひとつ付けることができなかった。
 そのためアライアンス王国は、バーンスタインを排除することを諦め、ノゼルダの街の自治と独立性を保証した後、バーンスタインと取り引きする道を選択したのだった。これを、バーンスタインも受け入れた。バーンスタインの目的は自分が贅沢な暮らしを送ることだったから、巨大な取り引き相手ができて「巨利」が得られることになった状況を歓迎したからである。
 かくして、ノゼルダの街におけるバーンスタインの支配は続き、それは揺るがぬ盤石なものであるように見えるのだった。


 ・・・・・・前編を買っていただけますと、とっても嬉しいです(*´ω`)

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