ちゃたのおもらし日記 第三十七回
whispのCi-enユーザーの皆様、こんにちは。
現在DLsiteで販売中のエロゲ
『ガマンができない童貞兄キと、スナオになれない反抗妹』(略称:童貞兄妹)
https://www.dlsite.com/maniax/announce/=/product_id/RJ393720.html
を開発してましたちゃたと申します。
現在SisterPositionの次作、
『エッチで一途なド田舎兄さまと、古式ゆかしい病弱妹』(略称:ド田舎兄妹)
を開発しておりまして、その開発状況などをココで発表させて頂いています。
詳しくはバックナンバーをご覧ください。
今日はちょっとだけマジメなお話をいたしましょうか。
皆様は「コンセプト」と「テーマ」の違いって考えたことありますか?
色々混同があるといけないので(作品の)を付けて「(作品の)コンセプト」と「(作品の)テーマ」としておきましょう。
めんどくさいので以降カッコを心の中で付けといてください。
創作物でよく目にするこの二つの言葉ですが、わりと大きな役割分担があります。
コンセプトは広報的な役割が大きく、テーマは創作物の芯としての役割です。
コンセプトでは、皆さんにどんな作品として見られたいか? を決めています。
前作『童貞兄妹』で言うのなら、
・ひたすらイチャラブ楽しい「妹モノ」
・妹だからできるエピソードやエロをいっぱい詰め込みました
・仲の悪い妹で、上記を実践します
みたいなのですね。
これはずっと広報で伝えてきた事で、販売ページの説明で伝わることだと思っています……伝わってるよね、ね??
これは企画者である私がほぼほぼ一人で作ります。プロデューサーの要望が反映されはするけれど形にするのは企画者です。
対するテーマはというと―
・妹とは運命で決まったただ一人、しかも自分で選べない
・それがどんな妹だって、妹であれば尊いものなのだ!
みたいなやつで、そのゲームで制作側が何を伝えたいかを決めています。
シナリオはもちろんシステムなどもコレに根差して作られています。
けれども、これってプレイして初めてわかる事、販売ページを見てコレを判れというのはちと酷と言うものでしょう。
因みに、こちらは私一人で作れるものかと言うとそうはいかない。
判りやすいので、シナリオの場合で説明しますね。
もちろん最初は私がテーマを決めてプロット等でライターさんに伝えています。
でもそれはライターさんの表現を通して、ユーザーさんに伝えられます。
上手くいかずにユーザーさんにテーマが曲がって伝わったなら、そのユーザーさんにとってそれが作品のテーマ、ということになります。
細かい部分ではライターさんが独自にテーマを入れてたりしてて、ユーザーさんにとってそちらの方が真のテーマだった、なんてこともしばしばあります。
発売後にレビュアーさんからしか得られない情報って感じです。
なんだってまぁそんなややこしい話をしてるのかと言いますと、今回の『ド田舎兄妹』についてよく言われるのです。
「今回はずいぶん毛色の違う作品にするんですね」
そ、そうかなぁ?
確かに田舎の作り出す独特な雰囲気とあすみのもつ儚さは今作の特徴であり、今までの妹には無かった部分ですので、コンセプトとしてもすごく大事にしています。
そこがそう見せているのでしょう。
でも今作『ド田舎兄妹』でも上記で言うコンセプトの上二つは今までと変わりません、なんならおに禁の頃から変えてません……
「ただひたすらにイチャラブ楽しく病弱な妹と田舎暮らしを愉しもう」そういうゲームです。
泣き要素が好きな方にはごめんなさい。あすみはゴールしませんし、お兄ちゃんの前から消えることもございません。私にそんなの求めてないって? それは何より。
あとゲームが出来上がるまで判りませんが、テーマはだいぶ違う雰囲気が出てくるかもしれないな~とは思ってます。
前述したとおりこの辺りは事前告知の難しいところでして、いずれプレイしてみて確かめて戴ければいいなと思います。
そんな感じで今回のおもらし日記は
コンセプトとテーマを分けて考えて戴けると、作品の理解がより深まるよ~
というお話でした。
さて今月のイベント画はこちら。
夏とはいえ山の夜はときどき寒い。
そんなときは見つけた古い火鉢でイチャイチャと温め合う二人なのでした。
こうして見るとあすみのサイズ感が良く判りますね、お兄ちゃん、くんかくんか。
こんな感じに月イチでイベントCGをBlog内で公表させて戴いてます。
ご興味のある方はぜひWhispさんのCi-enの登録もよろしくお願いいたします。
それでは、また来月お会いしましょう。
前回記事リンク
ちゃたのおもらし日記 第三十六回
https://ci-en.dlsite.com/creator/922/article/1150254