【質問回答・ものべの】 「境について、取材地域の方から聞いたという話を教えてください」(進行豹
進行豹でございます。
唐突ですが、かつてやって中断していたいた「まいてつやものべのに関する質問にお答えします!」を再開しようと思います!
というわけで、本日お応えするのはこちら! 「ツー」さんからいただきましたご質問です!!
(なお、質問原文では地名がもろにでてましたが、そこは念の為伏せさせてくださいましです)
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進行豹さんこんにちは!
質問等ここでしていいのかわかりませんが1つお聞きしたいことがあります!
以前何かで、「「境」について、イメージモデルとなった地域の方から詳しく説明していただいた」と見ました。
その辺りについて色々とお聞きしたいのですがよろしいでしょうか?
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もちろんよろしいので、お応えします!!!
といってもだいぶん前のこととなるので、詳細は忘れちゃったので、思い出せる範囲でのお応えとなります!
取材メモとか、ものべののときは紙べースだったので、もはやどこかに消えてしまっていて……
で、まずは「境」について、からお話をはじめましょう。
境については、民俗学における境界のことを書いた本を読んで(書名思い出せなくてすみません)
「この辺は物語に活かせそう」と感じたことがベースにあったかと思います。
その本には
「坂は境の変種であり、黄泉平坂は生と死の境」
みたいなことがたくさん書いてあって。
で、茂伸村のイメージモデル地域にはじめてお伺いしたとき。
ご当地関係の本の奥付から連絡をとって取材協力をお願いしたところご快諾くださった地元の方に。
「境によって、いわゆる現代社会──わたくしたちがいきるような世界との往来がある程度隔てられていて、その境の内側では、人とあやかしが共生している。そんな世界の物語を書きたいのです」
みたいなことをお伝えし。
「でも、具体的にどうやって境・境界を発生させるかみたいなとこ思いついてないので、地域の伝承とかで境に関わるものがあったら教えてください」
ということをお伺いしたように記憶してます。
で
・神域とされてる滝がある
・太夫さんたちは「みてぐら」という御幣の集合体を用いて、ある種結界をはるというか、領域展開するみたいなことをして(=他との境を発生させて)ある種の祈祷を行うことがある
みたいなお話を結構細かに教えていただき→現役の太夫さんもご紹介くださった。
という流れでした。
で、ご紹介いただいた太夫さんにお会いしてお話きいて……って感じで
オオトメカマとか、ちぐらとか、その辺の設定がぼんやりと固まっていった──という感じだったかと思います!
ご参考になりましたでしょうか!?
それでは、また!