【3分で読める】アルジェの”百年目”【レイルロオドのお話】
(あらすじ)
アルジェが不意に、問いかけてきます。
「ここで会ったが百年目」――
その百年目は、はたしていかなる語源なのかと。
(登場レイルロオド紹介)
「アルジェ(釣子電気鉄道デキ3専用レイルロオド)
<出身> アルゲマイネ社(髑国)
<所属路線> 釣子電気鉄道 釣子電鉄線
<能力・性格> 髑国製レイルロオドらしい端正な顔立ちとバランスの取れたボディライン。精悍な黒の制服。自らを律し他者を率いる統率力を誇る――けれどもめちゃめちゃ小柄なレイルロオド。幼い、のでなく、小さい。
スケジュール管理に長け、なにがあろうと遅刻しないし、列車も遅延させない。
性格は極めて自律的で、仕事においては他者にも厳しい。
ミスをした運転士やレイルロオドとは徹底的に対話して、
「ミスの直接的な原因」
「その原因を招いた背景」
「再発防止策」
を、「それは何故だ?」「何故だ?」「何故だ?」と、徹底的に追い込んでいく。
全般、非常に理路整然としていて、研究熱心。
ビューゲルを模した、黒く長い指揮棒(振り出し式で短くもできる)を愛用している。
大変小柄であるにも関わらず、風格というか威厳を自然と発揮して、アルジェがいるとそれだけで、現場の空気は引き締まる。
が、ニックネームは髑国語の「ドライ(3)」を、詠語のドライ(乾燥)と勘違いした猫吠駅のおばちゃんの命名による「ほしあじちゃん(≒干しアルジェちゃん)」と、たいへんにかわいらしい。
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「アルジェの"100年目"」(作:進行豹
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