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ふかみちゃんと一年中の記事 (175)

whisp 2019/01/31 17:36

『ふかみちゃんと一年中!!』ボイスドラマ『まいごのまいごのうさぎさん』サンプル音源公開です!(進行豹

こんばんわです! 進行豹です!!!

ご支援受付期間が残り11日となりました、
抱き枕カバー連動センサー対応ボイスコンテンツ開発のためのクラウドファンディング!

「ふかみちゃんと一年中!!」


http://vigorball.com/project/s/project_id/31

過去の記事でご報告いたしましたとおり、ボイスコンテンツの収録、非常に順調に進んでおります!

そこで! なんと本日は!!
編集まで完了いたしました
「あなたが主役のミニボイスドラマ」の中から、
『まいごのまいごのうさぎさん』の音源をご紹介させていただきます!!

まずは、そのお耳でお楽しみいただけますと幸いです!!

(なお、「お名前隠せば公開OK」のサンプル音源となりますため、
ご支援者様のお名前はピー音で修正させていただいております)



このドラマ、「まいごのまいごのうさぎさん」。
本記事末尾に台本を再掲しておきますが――
このサンプル三分間で、概ね台本の1/4の分量をお読みいただいた計算となっております。

ので、単純計算で、
『ほぼ確実に、一本のミニボイスドラマは、10分を超える長さに仕上がる!』
ということとなるかと存じます!


「あなたが主役のミニボイスドラマ」は、
10万円コース(抱き枕カバーつき)
もしくは
7万円コース(抱き枕カバーなし)

いずれかの、本プロジェクト中では1&2位の高額コース限定のリターンとなっております。


のですが、「まいてつ -Pure Station-」早瀬ふかみちゃん役の声優、永井真衣さんご本人が!

ご支援者様のリクエストに応じて、付き合いはじめだったり、もう結婚していたりという
「ご支援者様だけのふかみちゃん」との、10分以上の声のドラマに魂を吹き込んでくださるこの贅沢と比するなら!

これは十分、お値段以上の価値あるコンテンツであろうと、わたくしとしては確信いたします次第です。

もちろん、台本も、「まいてつ -Pure Station-」シナリオライターであるわたくしが、
リクエストに応じたその上で!
ふかみちゃんの魅力を、ふかみちゃんとすごす時間のしあわせを、
できうる限りにお伝えするべく、完全書き下ろしさせていただくものとなります。


ぜひぜひサンプル、あたらしいご検討材料のひとつとお加えいただけますと幸いです!


なお!
「ふかみちゃんのいろんなドラマを聞きたい! けど7万とか10万はお財布厳しすぎる!!」という方には

・ご支援者様が公開OKとしてくださっている

ものにつきましては、この「あなたが主役のミニボイスドラマ」群のフル音源と、
その他、本プロジェクトで作成されます基本ボイス、スイートアニバーサリーボイス、
起動ボイス、ならびに「あなた」呼びの『名前を呼んでもらえる!』系ボイスコンテンツ群を
まるっとダウンロードいただける、

15,000円コース『ボイスDLプラン』のご用意もございます。


こちらもぜひぜひ、ご支援ご検討いただけましたら幸いです!

よろしくおねがいいたします!!!


以下、『まいごのまいごのうさぎさん』の台本、再掲させていただきます!!



/////////////////////


『ふかみちゃんと一年中!! XXさんのためのミニボイスドラマ 「まいごのまいごのうさぎさん」』
2018/12/02 進行豹

;セリフは全てふかみ

「んー、いい風っ」

「それにおひさまもぽかぽかで……
うふふっ、絶好のおさんぽ日和ですね、XXさんっ」

「えへへっ、XXさんにプレゼントしてもらった新しい靴。
とーっても歩きやすいです! どこまでだって歩けちゃいそう」

「ね? このままどこまでいっちゃいましょうか?
逢坂? 帝央? それともいっきに北開道??」

「うふふっ、北開道はまだ寒いかもですね。
そしたら、XXさんとおててつないで、あっためてもらわなくっちゃ――え?」

「あ……ふふっ、そうですね。
いまも、手、わたし、ちょこっとつめたいです。です」

「ん……」

「XXさんの手、あったかい。すごく、わたし、安心できます、です」

「えへへっ、おくつで足を包んでもらって。
こうしておてても包んでもらえて――
こころも、いっつも包んでもらえて」

「……お返し、期待しててくださいね?
XXさんのお誕生日に、わたし――
その……ええと――」

「すごく素敵! か、どうかはわからないけど……はうっ。
世界でひとつの……わたしだけにしかプレゼントできないプレゼント――
あげたいなって……思ってます、です、から――はううううう~っ」

「え? 『それって』って――
はうっ! やだもう、ナイショですよぉ、ナイショ!!」

「だめでーす。教えてあげませーん。
どうしても教えてほしかったら――えいっ!」

;SE 小走り足音

「わたしのこと捕まえられたら――
教えてあげてもっ」

;SE (がさっ)

「え? あ、XXさん、ちょっとタイム。タイムです!
いま、なにか、音……あのあたり? から……」

;SE (がさがさっ)
「やっ!? なに、なにか―― っ!!!!
きゃわわっ――かわいい! かわいい! うさちゃん!!」

「ね、XXさん、うさちゃんですよ、うさちゃん!
ちゃいろい、ふわふわっ! おめめくりくり~」

「すごい、わたし、野生のうさぎってはじめてみた――え?」

「あ――ほんと、首のとこ、スカーフみたいなのまいてますね……
なら、このこ、まいごなのかな?
まいごなら、おうちにつれてってあげないと――」

「あ! だめ、いっちゃ!
えと、XXさん!
にんじんもってないですか! にんじんっ」

「って、もってるわけないですよね! お買い物がえりでもないのに――
ええと、鳴き声! うさぎの鳴き声って――あああっ!」

「にげちゃうっ! まって! うさうさっ! うさーっ!」

「あ……とまってくれた? いまので、うさぎ語――
大正解、とか?」

「え? じゃなくて?
『「まって」の方で止まったみたい見えた』です?」

「あ……そっか。いわれてみたらそうですよね。
首輪つけてるまいごなら、普段から、飼い主さんの言葉を聞き慣れてるのかも……」

「なら、えっと……
あの、ね? うさぎさん。わたしのおはなし、ちょっとだけきいてくれるとうれしいな」

「あ――耳! いま、お耳、ぴくんってなりましたよね!
すごい、XXさんがいったとおり!
このこ、人間の言葉の……意味、まではわかってないんでしょうけど――
トーンとか、雰囲気とか、きっと、そういうの感じてくれてる」

「だから……ええっと……(すうっ)」

「あの、ね? うさぎさん。
お外であそんで、たくさんはしって、ぴょんぴょんはねて、きっと、すっごく楽しかったよね?」

「だけど、おなかがすいてきてない?
少し、さみしくなってきてない?
飼い主さんのいる場所に――あったかなおうちに、かえりたくない?」

「……(呼吸音)――」

「ひとりぼっちは、きっととってもさみしいよ?
わたしだって……ね? ほら。
一緒のほうがうれしいの。
XXさんと一緒にいると、安心できるし、あったかいから」

「うさぎさんは、ちがう?
ご主人様のところに、かえりたくない?
それともやっぱり、ひとりぼっちの方がいい?
ね? どう、かな?」

「………………あ」

「いま、このこ、ちょっと、近づいてきてくれた――」

「うん。平気。大丈夫だよ? こわくないから。
XXさんも、わたしも、うさぎさんの味方だから」

「わたしたちの信じてくれたら、ね? 約束する。
うさぎさんのことを、あったかなおうちに。
やさしいご主人さまの手のなかに、絶対、かえしてあげるから」

「だから……うさぎさん?」

「……(呼吸音)――」

「あ……。だめ……かな。
どうしても、あと一歩踏み出してきてくれない」

「どうしよう……
手とか伸ばしたら逃げられちゃいそうだし――
え?」

「……あ……です、ね。
ですね、XXさんの言うとおり」

「手を伸ばすのをこわがってたら、
うさぎさんのこと、わたしが疑っちゃってたら、
うさぎさんが、こっちを信じてくれるわけ、ないですよね」

「あ――」

「はい。です。XXさんが、手を重ねててくれるなら。
わたし、なんにもこわくない」

「(呼吸音)」

「うさぎさん? ね? 一緒にかえろう?
わたし絶対、うさぎさんのこと、うさぎさんのおうちに
――あっ!」

;SE (ぴょん? がさっ?)

「わ! わ! 飛び込んできてくれた!
すごい! かわいい、あったかい!!」

「えへへ、きみ。うさちゃん!
見た目よりずっとふわふわだったんだねぇ。
まるで生きてるぬいぐるみみたい、
すっごくかわいい!!」

「あ、XXさんもなでなでしたいでしゅよねぇ。
いいでしゅよぉ? たくさんなでであげてくだしゃあい
――あ」

「そか……連絡先とか、首に巻いてるスカーフに――
あぁ……よかったぁ、ありましたねぇ」

「……はい……はい。おねがいします。
わたし、うさちゃん、このまま抱っこしてあやしてますから」

「……うさちゃん、もーちょっとだけまっててねぇ?
いまね? あのおにいさん、XXさんが。
うさちゃんの飼い主さんと、電話でお話してくれてるから」

「あ! うふふっ、みてあの笑顔! オッケーマーク。
連絡とれたんだねぇ。うさちゃん、もうすぐおうちにかえれるよ? よかったねぇ」

「……素敵でしょ? 笑顔くしゃくしゃ。本当にうれしそう。
うさちゃんのこと、それだけ心配してくれてたんだよ?」

「いい人だよねぇ。とっても、とってもやさしいの。
それでね? すっごくかっこいいの」

「だからね……えっと……」

「うふふっ、うさちゃん。
ながぁいお耳、ちょっとだけかして、ね?」

;囁き
「わたしね? あのひとに。XXさんに。
ずっと、ずうっと、恋してるんだよ?」


;おしまい





///

ご確認ご検討いただけますと幸いです。

よろしくおねがいいたします。

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whisp 2019/01/30 19:46

【あと12日】「ふかみちゃんと一年中!!」『これからのアルバム』のご紹介です!(進行豹

こんばんわです! 進行豹です!!

抱きまくらカバーを使ったセンサー対応ボイスコンテンツ開発のためのクラウドファンディング!


「ふかみちゃんと一年中!!」


http://vigorball.com/project/s/project_id/31

ご支援受付期間もあと12日!
いよいよ二週間を切ってまいりました!!!

おかげさまでご支援総額も本日本刻現在で
3,335,000円
に到達し、400万円!
「まいてつ」関連では初となります、
『ふかみのバイノーバルボイスドラマ ~ふかみの、耳元で囁き~』
のストレッチゴール到達も見えてくるとこまでまいりました!

ふかみのウィスパーとバイノーラルボイスドラマはどう考えても愛称ばっちりに思え。

わたくしとしてもぜひ書いてみたいし、聞いてみたい! と単純に願いますので、
その達成に向け、コンテンツの魅力、少しでもご紹介できますようにとがんばります!!


と、いうことで本日ご紹介いたしますのは、
10万円コースのリターンとなります、
『あなたが主役のミニボイスドラマ』の台本となります。


このリターンは、

「あなたが主役の、ふかみをヒロインとしたミニボイスドラマのシチュエーションをリクエストできる」

「『まいてつ -Pure Station-』のシナリオライター、進行豹が、そのリクエストをもとに、あなたのためだけのミニボイスドラマの台本が書き下ろされる」

「その台本をもとに、普段のボイスドラマ制作とまったく変わらないクオリティで、
 『まいてつ -Pure Station-』早瀬ふかみ役 声優・永井真衣さんによるボイスドラマご収録をいただける」

という内容のものとなります。


今回いただきましたご支援にともないましてのリクエストは、こちらとなります!!


///

・付き合って浅く、より深く知りたくなったので古いアルバムを出す事にした
・アルバムを見ながらお互いに昔の出来事を話す
・ふかみちゃんは最初は恥ずかしがって見せてくれないが説得してようやく見せてくれる

///


導入とこころの流れを詳細にリクエストいただいておりますので、
どうお話をまとめるか、が重要になってくる物語かと理解しました。

その理解の上で、わたくしが執筆させていただきましたシナリオが、こちらとなります!


///////////////////////

『ふかみちゃんと一年中!! XX君のためのミニボイスドラマ 「これからのアルバム」』
2019/01/29  進行豹

;セリフは全てふかみ

;SE アルバムめくり

「わぁ……うふふ。XX君 、ちっちゃぁい」

「あ、自転車乗ってる。
これ、はじめて乗れた時の記念写真、ですか?」

「あー、これ、XX君の田舎の写真、です?
すごい――夏。綺麗。
海も、まっしろな雲も……」

;SE めくり

「わ――かっこいい……です。
中学ですか?
ぐっとお兄さんっぽくなって――
今のXX君と、印象……近くって――」

「……いいですね。アルバム見せてもらうのって。
とっても素敵で、ちょっとドキドキしてきて」

「XX君とわたし、まだ……その……ええと――」

「彼氏と彼女……っていうか――
恋人同士になって……なれて……
えへへ、一年もたってないです、けど――」

「こういうふうに、アルバム見せてもらえると――
わたしが知らない、わたしと出会う前のXX君を見てると」

「えへへ、ただの友達じゃないんだなぁって――
わたし、感じて――うれしいです! です」

「え? あ――は、はい……わたしのアルバム――
あの……もってきましたです――けど――はぅっ」

「あ!? いえ、イヤなんてこと、ぜんぜんない、です。
わたしも、昔のわたしのこと――
今のわたしになるまでの、わたしの、こと……」

「XX君に、知ってもらえたら嬉しいですし――
知ってもらいたいって思います、です。
けど……はうぅ~」

「目の前で見られちゃうのってはずかしいっていうか――
あ! そう! これ、アルバム、わたし、今日置いて帰りますから――
だから、XX君がこっそり一人で見る、とか――」

「あ……うん……。
うん――――うん」

「そうですね。です。
確かにわたしも――写真みながら、XX君に写真のことを教えてもらうの。
昔の出来事を聞かせてもらうの――
とっても楽しくて、しあわせでした、です」

「です。ね。はい――
XX君にもおんなじ幸せ――
わたし、プレゼントしたい、です」

「恥ずかしいのは……はぅぅ~やっぱり恥ずかしいけど。
でも、それよりも――
XX君くんに喜んでほしい気持ちの方が、強い――から」

「……はいっ! これ、わたしのアルバムです! です。
ええと――見ましょう! わたしと一緒に!」


;SE めくり
「あ――うふふ、はい。です。
これ、お父さんとお母さん、です。
お父さん、赤ちゃんのわたしを抱っこして、
船頭さんみたいな格好しちゃってますけど――
舟、あやつったりはできなかったんですよ?」

「船頭さんしてたお母さんに一目惚れして。
お母さん、一人娘で跡継ぎだから、
クマ川くだりを離れるなんてできなくて」

「だから、川のことも舟のこともなんにもわからないのに、
猛勉強して――お婿入りして、舟のことと川のこと、
見てくれるようになったって、わたし、聞きました」

「舟に油を塗ったりとか、着船所から発船所まで舟を運んで戻したりとか――航路の邪魔になる、川の中の岩を転がしてずらしたり、とか」

「そういう地味なお仕事、ずっとがんばってくれてたって。
だから、うふふっ、お父さん、日焼けも、腕の筋肉もすごいでしょう?」

「XX君も、いまよりムキムキになっちゃうかもですね?
もしもうちにお婿入り――はうううっ!? あの、あの
ええと! お、オムライス! オムライスって卵入りで
おいしいですよねっていおうとして――はうぅ~」

「ええと、だから――はうっ 次いきましょう! 次!」

;SE めくり
「あ! これ、魔女っ子ショー!
おしゃ魔女モチョミ! 懐かしい~
うわー、わたし、にっこにこだ~
ステッキ、このとき買ってもらったんですよ~」

「隈元の亀屋さんです。おっきなデパート。
来てくれたんです、モチョミちゃん。
チラシみて、わたしもう、会いたい会いたい会いたいって、
めずらしく全力でダダこねて」

「うれしかったなぁ。モチョミちゃん、思ってたよりずっとおっきかったけど――かわいかった!
あ! ですです! うふふ~
このころはずっと、髪型まで真似してたんです。
おっきなおだんご、毎日つくって」

「あ! うふふっ髪型っていえばですね~」

:SE めくり
「これこれ! ね? レアでしょ?
ショートカットのわたし!
いままで、この時期――小等部二年から、また髪がのびてくるまでの間だけ、ですね~」

「これはこれで似合ってます? えへへっ、
うれしいです。です。かわいいっていってもらえて」

「けどこれ、わたし、危うく死んじゃうとこだったんです。
一歩間違えてたら、髪の毛失くすどころじゃなくて」

「その頃わたし生意気ざかりで。川の中でなら自分は何でもできちゃうって――そんな、怖いとこ何故か思い込んじゃってて」

「それで、お父さんとお母さんのお手伝いしようって思って。一人で川にはいってもぐって、岩、転がしてたんです」

「そうしたら、髪を岩に挟み込んじゃって。
すごく慌てて、抜こうってして足を滑らせて――
足つくとこなのに、わたし、溺れて」

「すぐに流おじいちゃんが気づいてくれて、
髪の毛、ナイフで切ってくれて。
わたし、それで助かったんですけど……」

「泣きました。怖かったし、怒られましたし。髪の毛、結局すごく切らなくちゃまとまらなくなっちゃったしで――
あれほど泣いたの、後にも先にも、わたし、無いです」

「川のことも、水のことも、舟のことも、怖くなって。
だけど……お父さんが、川のことも舟のことも水のことも一番くわしくないお父さんが――」

「一緒に、川に入ってくれて。
怖がるわたしと、水遊びまでしてくれて」

「――それで、わたし」

;SE めくり

「です、ね。もう一度川が、前よりもっと好きになった。
お父さんがわたしにもう一度。川の楽しさ、教えてくれた――」

;SE めくり
「そのあとお父さん……病気で亡くなっちゃいましたけど。
だから、こそ――
わたしは今も、川に入るとき、舟に乗るとき、
お父さんと一緒だなって、いつも、ずうっと、
感じてます、です」

「……ですね。うん。それからわたし、あんまり記念写真って撮らなくなって――
カメラむけられるのも、苦手になって……」

「それに今って、デジタル写真じゃないですか。
データ、パソコンにしまっておけばいつでも見られるし」

「けど……あ! やっぱり?
やっぱり、XX君も、そう思いました、です?」

「写真……アルバム。いいですよね。
いままでのこと、こうして振り返ってると――
XX君と、過去を交換してるみたいで」

「……だから、XX君。わたし、アルバム作りたい。です。
新しいアルバム。XX君と、わたしの、未来の」

「わ! いいですか? えへへっ! じゃ、ね?
さっそく撮りましょ? このお部屋で、
ふたり、一緒に、ツーショットで!」

「このお部屋で、だからいいんですよ。
特別な場所じゃなくて、だけど、特別な時間だから」

「ふたりで一緒に、これからつくるアルバムの――
一番最初にふさわしいって……あ!
うふふ、XX君もそう思ってくれるなら、うれしいです」

「じゃ、撮りますよ~?
XX君、素敵な笑顔、お願いしますね?」

「はい。ちーーーーず!」

;SE スマホのシャッター音。(かしゃっ!)


;おしまい

///////////////////////


――いかがでございましょうか!?


このように、いただいたリクエストに応じましての物語を全力執筆させていただくこのリターン。

もしご興味お持ちいただけるようでしたら、他コンテンツとあわせ、ぜひぜひご支援のご検討材料としていただけましたら嬉しいです!


よろしくおねがいいたします!

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whisp 2019/01/27 21:36

「ふかみちゃんと一年中!!」基本ボイスも収録開始でございます!(進行豹

こんばんわです! 進行豹です!!

本日も、
「ふかみちゃんと一年中!!」


http://vigorball.com/project/s/project_id/31
の、ご支援者様による収録お立ち会いがございました!

ご収録くださいましたのは、もちろん! 
「まいてつ -pure station-」早瀬ふかみちゃん役の声優・永井真衣さん!


で、お立ち会いくださったご支援者様は東さん! でございました!


今回もミニボイスドラマ主体の収録お立ち会いとなりまして、
やはり好みがわかれるところのご判断いただいたり、
ニュアンスのご指定いただいたりと、
単なる「収録見学」ではない!
「収録立会」を、めいっぱいお楽しみいただける収録となったのではないか!? と、わたくしとしては感じましたです!


あと個人的に面白かったのが


///

「あ、ですね! ろうそく溶けちゃう。
じゃ、うたいましょ? 
いちにいせーのっ」

「♪Happy Birthday to you
Happy Birthday to you
Happy Birthday dear わたし~
Happy Birthday to you~」

「(ふ~~~~っ!)」

///

というシーンの、『(ふーーーーーーっ!)』のとこ。


こちら、最近バイノーラルや耳かきにどっぷりだったおかげで、
「マイクを強く拭く感じの『ふーーーー』」をいただきましたとき、
わたくし、なーんの違和感も覚えなかったのでございます。


のですが! これ! 冷静になると!!!

「ろうそくを吹き消すフーなので、急にふかみちゃんが耳元にやっていきて息吹きかけるのおかしい!」

ということにエンジニアさんのご指摘で気が付くことができまして!

ので当然に、ふかみちゃんには、ろうそくにむかって「ふーーーっ」って声を出しながら息を吹きかける、というお芝居へのご修正をいただくこととなりました。

もって、ふかみちゃんは「バースデーケーキのろうそくを無視して彼氏の耳にいきふきかけるヤバいムーブをするヒロイン」に、あやうくならずに済みましたのでございます!



そんなこんなの充実の収録のあとは、記念写真あり、サインありで



(台本以外にも、おもちこみいただいたものにも1点まではサイン可ですので、お立ち会いのときにはお気軽にです!)の楽しい歓談のひとときを経まして。
もって、東さんのお立ち会いは無事に満了となりました!

そののちも、収録は引き続きまして。
今回はミニボイスドラマ以外にも、
『基本ボイス』の収録に、いよいよ突入いたしました!

基本ボイスにつきましては
https://ci-en.jp/creator/922/article/29887

にて詳しくご説明申し上げておりますが――

「手」「頭」「腹」のセンサーにタッチすると、
ふかみちゃんとの親密度合いに応じ、
「日常」「イチャ」「家族」の3ステージのいずれかの、センサー部位に対応するボイスが返されてくる。

――という、「ふかみちゃんと一年中!!」の、基本にして根幹を為すボイス! なのでございます!

そのボリュームも、1センサー部位の1ステージにつき50ずつ、
3センサーX3ステージX50で、基本ボイスだけで450というボリュームでございますので!
これはかなり、ガッツリと長くお楽しみいただけるコンテンツとなるものと認識しております。


で、今日はその基本ボイスのうち。
「手」の「日常」「イチャ」「家族」の3ステージ分をまるっとご収録いただきましたのですが――
ステージが進むにつれての親密度の高まり――
特に「家族」ステージでの、母性が、あるいは妻感が高まったふかみちゃんの癒やしパワー!
大変にすばらしいものであると、わたくし、鼓膜を通じて骨の髄まで! 深く深く理解させていただくことができました。

わたくしの鼓膜と魂が受け取りました感覚としては。

「日常」が、まいてつ本編でデートしてるときのふかみちゃんの距離感とテンション。
で「イチャ」が、もっと親しくなって、完全に安心して甘えきってるふかみちゃん。
でもって「家族」が、結婚して、こどものことも具体的にふたりで考えはじめていて――『あなたと、ごくごく自然にお互いをささえあっているふかみちゃん』――

と、永井さん組み立てて、ご収録くださいましたのです!!!


ので、本編のふかみちゃんとの延長での付き合いを楽しみたい方は「日常」を。
そこから先のふかみちゃんの変化・成長、あるいは愛情の熟成を楽しみたい方は「イチャ」「家族」へのステージアップを、
ごくごく自然に楽しんでいただける方向性で、本コンテンツ、きっちりしあがりきるのではないかと――現時点でのわたくしとしては感じております。


で! この基本ボイスが再生されてしまう!
抱き枕カバー+センサー!!!

これ「本来の用途での抱きまくら」として、めっちゃ高い効果を発揮しそうにも感じました!

つまり、「イチャ」なり「家族」なりのステージで、センサーつきのふかみちゃん抱きまくらを、抱っこして、なでなでとかして。
その上で耳元でささやかれる愛情たっぷりのふかみちゃんボイスを聞いてたら――

これはもう! めっちゃ睡眠導入効果、高いものではないかとわたくし、強く強く感じましたのです!!


こちら、ステージによる距離感や愛情度の変化など、
「実際お耳で」お聞きいただけるのが一番てっとりはやいかと思われますので!
きたるべきサンプル音源の公開にも、どうぞご期待いただけますと幸いです!

よろしくお願いいたします!!!

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whisp 2019/01/26 22:10

ふかみちゃんと一年中!!  ご支援者様「収録お立ち会い」レポートです!(進行豹

こんばんわです! 進行豹です!!

本日は、
「ふかみちゃんと一年中!!」


http://vigorball.com/project/s/project_id/31

の目玉リターンのひとつ!
<「ふかみちゃんと一年中!!」ボイスコンテンツの収録立会い権>
をご行使いただきましての、
永井真衣さんのご収録の支援者様お立会いに、わたくしも立ち会わせていただきました!

今回お立ち会いくださいましたご支援者様は、R様。

お立ち会いいただきましたボイスコンテンツの内容は、
「あなたが主役のミニボイスドラマ」の中の一作品――となりました。


ボイスドラマの収録というのは、ある意味、
「立会い」の醍醐味を一番味わっていただきやすい収録のひとつではないかと、わたくしとしては感じております。


例えば、

「わ!? あー……ケーキ。ダブっちゃいましたね……
えへへっ、もったいないけど、うれしい、です」

というセリフ。
この後半の

「えへへっ、もったいないけど、うれしい、です」

は、どう考えても
「ふかみちゃんは、嬉しいセリフとして話してくれる」
ものかと思われます。


のですが、その前半は


<パターンA>

「わ!? あー……ケーキ。ダブっちゃいましたね……」
→ケーキがダブったことにびっくりし、少しがっかりする。

「えへへっ、もったいないけど、うれしい、です」
→(けど、自分とおんなじことをあなたが考えてくれていたことが嬉しくなって)
 えへへっ、以降では気持ちが盛り上がる




<パターンB>

「わ!? あー……ケーキ。ダブっちゃいましたね……」
→ケーキがダブった=自分と同じことをあなたも考えてくれていたことが、びっくりだし嬉しい。

「えへへっ、もったいないけど、うれしい、です」
→その勢いで素直に笑みがこぼれてしまい、まっすぐ喜びも伝える


――の、2パターン。どちらとも解釈できるし、どちらでもドラマが成立するものとも思われます。


このA,Bの解釈、ふかみちゃんと「あなた」がお付き合いして一年目の記念日――
というドラマの背景を考えてみてもなお、なかなか「どちらが正解」とは申せません。

つきあいはじめて一年経って、自分にも自身が出てきて感情表現が
明るくポジティブに強く変化していっているのなら、「パターンB」になるでしょうし――


つきあいはじめて一年たつけれども、やはりふかみちゃんの性格の根本のところは変化しない。
むしろ、ふかみちゃんのそういう繊細さを大事にしてのお付き合いを重ねてきた――
ということであるなら「パターンA」こそが大正解になるでしょう。

いただきましたリクエストは最大100文字でございますので、
そこから「果たしてどちらが支援者さんのお好みか」を読み取ることも、また難しい――


ので! 支援者様お立ち会いをいただいておりますときには、
上記パターンA、B、どちらがお好みかを支援者様にお伺いして、お決め頂き、永井さんにその解釈をお伝えしてのお芝居をいただく!!

――的なことが、出来てしまうのでございます!!


今回Rさんにいただきましたお立ち会いでも、何箇所か、そのようにしてご意見お伺いし、頂戴する場面が発生しました。

その中で、とりわけ!
「あー! これはお伺いしてよかった!!!」とわたくしてきに感じたのは、
「キスシーン」の解釈について、でございました。


「(長いキス)」とシナリオ中あった場合。

これはもう、無限に解釈の余地が発生するのでございます。

キスをしながら、舌と舌とを交えて唾液を交換しあうような激しいキスも「長いキス」ですし、
唇だけをそっと合わせて、みじろぎせずに、ただ呼吸音だけがスヒスヒ響く――みたいな「長いキス」も、
またありえます。

どのようなキスを交わすかで、ふかみちゃんと「あなた」とがそこまでどんなおつきあいをしてどんな関係性を築いて来たかもにじみますし――
そこによって、またドラマの持つドラマ性も結構かわってきます。


おわかりいただけますでしょうか?

「ものすごく初々しさを失ってない言葉や感情のやりとりをしてるカップル」が、
「肉感的な長いキス」を交わすのか、「抑えめな長いキス」を交わすのか――
それにより、キスの保つ意味だけでなく、セリフがその中に含む意味も、
結構かわってくる可能性があるのです!

これはわたくし、恥ずかしながら、今日の今日まであまり明確に意識できてなかったことですので、
「どのようなキスがいいか」をRさんにお伺いし、そのお答えをきき、
「なるほど、そういう解釈でいくのか」――と頷くと同時、
とても大きな勉強をさせていただいた気持ちにもなれました。


そのようにして収録がおわり、台本にサインをさせていただき、
ちょっとした記念写真なども撮影させていただきあますと、
収録立会も終わりです。


そのあとにも続きました収録では、わたくし、理解レベルが1あがった状態でのお立ち会いをできましたので――
このリターンは、ご支援者様に「ガチな収録立ち会いとディレクション体験」というレアな経験をお楽しみいただけるのみならず!
制作サイドにも、気付きや学びを与えていただける可能性をも併せ持つ、とても素晴らしいものだなぁ! と、つくづく思い至りました。


さらには永井真衣さんも! 「楽しかったー! これ、いい企画ですね~!!」と満面の笑顔でおっしゃってくださいましたので!

まさに三方一両得となります! 『「ふかみちゃんと一年中!!」ボイスコンテンツの収録立会い権』!

ぜひぜひご支援、ご行使いただけたらうれしいな、とあらためて思いました次第です!!


どうぞご検討いただけましたら幸いです!

よろしくお願いいたします!!!

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whisp 2019/01/25 21:30

ふかみちゃんと一年中!! ミニボイスドラマ台本「脇役のステージ」のご紹介です!(進行豹

こんばんわです! 進行豹です!!


わたくしごとで恐縮ですが、
一般社団法人 青井の杜外苑街づくり協会様が、
来る3/23、3/24に、熊本県は人吉市においてご開催されるイベント、
『ひとよしまいてつ祭2019』の中の、
『人吉まいてつ祭2019聖地めぐり』バスツアーのゲストとして、
わたくし進行豹 お招きいただいております。

そのツアーのチケットが本日発売開始されたとのことでドキドキしながら
様子を拝見したのですけれど、本日分全数完売とのお知らせをいただき、
とてもうれしく、また引き締まる思いを感じております。

お運びいただきましたみなさんに、きっと「楽しかった!!」と思っていただけるツアーとできますように!
台本等々しっかり準備して、人吉にお伺いさせていただきたく存じております。


当日お会いできるみなさま! なにとぞよろしくお願いいたします!


なお、上記ツアーのチケット販売は、明日! 1/26の12:00からも
https://aoinomori.easy-myshop.jp/
にて販売されるとのことですので!
もしご参加ご検討くださる方がいらっしゃいましたら、
ぜひぜひお見逃し無くチェックいただけましたらうれしいです!



で。
そのまいてつ祭が始まる前には――
というか、もう残りたったの17日(!)で支援期間が終了してしまいます
ボイスコンテンツ開発のためのクラウドファンディング、

「ふかみちゃんと一年中!!」


http://vigorball.com/project/s/project_id/31

の目玉リターンのひとつ、

『あなたが主役のミニボイスドラマ』の台本の方も、
地道にこつこつ丁寧に! 書き進めさせていただいております!

本日も、書き上がりましたもののなかから一本!
ご紹介させていただきたく思います!

いただきましたシチュエーションリクエストは、こちらです!!!


///

ふかみが何故かアイドルデビュー!
初のステージを前に、ふかみは主役と二人っきりで秘密の練習をします。
主役という大切な存在がある中で、一生懸命練習するふかみを描いて下さい。

///

アイドルデビュー!!

しかも「主役」という、「あなた」とも、もちろんふかみちゃんとも異なる、
第三のキャラクターが絡んでくるリクエストです。

ミニボイスドラマというボリュームの中で、
リクエストいただきました全要素をどのように絡め物語を成立させるか――

わたくしなりに工夫いたしましての仕上がり台本が、こちらとなります!!


//////////////////////////

『ふかみちゃんと一年中!! XXXさんのためのミニボイスドラマ 「脇役のステージ」』
2019/01/25  進行豹

;セリフは全てふかみ

「はい! センパイっ!」

「もう一度――もう一回やってみます。
あ……はい。ゆっくりから、ですね。わかりました」

「トゥー、スリー、フォー
ワン、トゥー、スリー、フォー
ワン、トゥー、スリー、フォー
ワン、トゥー、スリー、フォー
ワン」

「……うん。このスピードなら、できます――です」

「最初のカウントで移動。
次の4カウント、三歩で右に1回転。
次また三歩で左に1回転。
次、三歩で右に1回転。
で、ワンでフィニッシュ」

「合計9歩で、3回転――
複雑ですけど、落ち着いてやれば、
わたしでも、できないことはない――です――けど」

「でも、実際の曲のテンポだと――(すうっ)――
トゥー、スリー、フォー
ワン、トゥー、スリー、フォー
ワン、トゥー、スリー、フォー
ワ――ワワワっ!? あうっ!」

;SE 転倒

「ああう、また~。
またわたし、同じところで。
どうしてもこのテンポだと、左から右に戻るところで、
足、こんがらがっちゃう――」

「……せっかくの、センパイが主役のステージなのに。
わたしみたいな、背が高いだけの女の子を――
センパイが見つけ出してくれて……
アイドルっていうステージに、ひっぱりあげてくれたのに」

「このままだったら、できなかったら……
わたし、センパイの舞台を台無しにしちゃう。
どうしよう、もう時間もないのに――
センパイが忙しいなか、特訓につきあってくれているのに――」

「え? ――え!?
『その状態じゃ練習してもムダ』って、
そんなっ、センパイ!」

「わたし、大丈夫。まだやれます! です!
足だってちゃんと動きますし、
疲れも全然――――あ」

「……は、い。
……わかりました……です」

「今日は、わたし、おうちにかえって――
しっかりやすんで、ゆっくり考えてみます……です」

「あの――センパイ。
……明日はわたし、もっとがんばりますから、だから」

「明日も、どうか……よろしくお願いします……です」

「……」

「……」

;SE  鍵ガチャ

「XXXさん……ただいまぁ」

「あ――うん。早かった。ね。
早かった……こんな時間に――
帰ってきちゃった……帰され……ちゃった」

「『何かあったの?』……って――
あぅ……あの、ね? あったの――
わたし――できなかったの」

「練習! せっかくセンパイがつきあってくれたのに!
センパイが主役なんだし、わたしの何百倍も忙しいのに!
センパイのためのステージなのに!!!」

「わたし、できなくて。
どうしてもステップができなくて――
それで……それで――センパイにあきれらちゃって」

「ねぇ! XXXさん、どうしよう。
わたし、どうしたらいいのかな。
このままだったら、センパイのステージを壊しちゃう!」

「……そんなになるより、いっそ――
いっそ、わたしが出演辞退したりして――あっ!?」

「XXX……さん?」

「あの――痛い。です。少し。
そんなに、強く、ぎゅーってされたら……
抱きしめられ、たら……」

「……あ……はい。
呼吸……このまま――」

「(呼吸音)……(呼吸音)」

「……あったかい――XXXさん。とっても――」

「心臓の音……とくん、とくんって――
XXXさんのと、わたしの……ひびきあってて……」

「……はぁっ……」

「…………え? あ――うん。
おちつきました、です」

「すごく……わたし――焦っちゃってたんですね。
それできっと――余計にうまくいかなくなって――
だから、センパイに追い返されて――え?」

「『そうじゃないかもしれない』って――
あの……」

「XXXさんの目からみても……
わたし、なにか――
足りなかったり、間違ってたり――――あ……はい」

「ええと……頑張ってるのは、センパイの――
わたしをアイドルにしてくれたセンパイの、
はじめての主役の、ステージだから」

「だから、少しでもセンパイのお手伝いをしたくって、
センパイの素敵さを、もっといろんな人に知ってもらいたくって、だからっ、わたしっ」

「え? 
……どうして急に、クマ川くだりのおはなしなんて……」

「あ――けど、うん。それは――はい。
おんなじかなって、思います。です。
わたしがセンパイをお手伝いする理由も、
クマ川くだりの船頭を、いまもがんばってる理由も」

「その素敵さを、みんなに知ってほしいから。
わたしの大好きな存在が、どんなに素晴らしいものかって――知ってもらって、大好きになってほしいから」

「え? あ……ん――
『それじゃあふかみは――
“クマ川のために”、クマ川くだりの船頭さんをしているの?』って――」

「それは! そんなの違います!
船頭さんをしてるのは、生きていく、とか、生活のため――」

「わたし自身と家族のためで……
クマ川のためなんてそんな――クマ川って、だって、
わたしがどうこうしたりできるような存在じゃ――あ!」

「……そう、なんですね。
おんなじ――ですよね!?
センパイだって、わたしがどうこうなんてそんなの――
すごく、おこがましいっていうか……」

「センパイのステージは、センパイのステージ。
センパイが、センパイの力で、作って、輝かせるステージ」

「そこに呼んでもらっても、センパイの脇役をもらっても。
――わたしは、わたしの――わたしのステージを演じなきゃ」

「わたし自身がわたしのために、精一杯にわたしのことを輝かせなくちゃ!
センパイの光にただ照らされてるだけだったら――
わたしなんていなくても、
他の誰でもおんなじってことにも――なっちゃうから」

「…………うん!」

「XXXさん、あの――見ててください!
わたし、わかった気がします」

「ステップ――だから――
曲のテンポにあわせるんじゃなく、
わたしが、曲のテンポでステップを踏むっていう意識で――」

「トゥー、スリー、フォー
ワン、トゥー、スリー、フォー
ワン、トゥー、スリー、フォー
ワン、トゥー、スリー、フォー
ワン――っ!!!!」

「できた! できた! XXXさん!!
わたし、できた! できましたぁ!!!」

「XXXさんのおかげ!
きっとセンパイも、XXXさんがいってくれたのとおなじこと――
わたしに気づかせてくれようとしてくれてたんだって、
今ならわたしも、わかります、です!」

「けど……XXXさん、すごい、です。
わたしが見失って迷っちゃったこと――
すぐに見つけて――
やさしく、思い出されてくれて……」

「え? ……あ……うふふっ! はい!
ですね!
そうでした、です!!!」

「それじゃああ、うふふっ。
わたしの大好きなXXXさん」

「いっつも一番近くでわたしをみていてくれる――
わたしの、一番のファンの、XXXさん」

「他の誰にもするわけがない――
XXXさん専用のスペシャルファンサービスで、
わたし、おかえししちゃいます、ね?」

「(ちゅっ!!)」

「うふふふふっ。じゃ、寝ましょうか、XXXさん。
あしたはきっと今日よりもっと、
素敵にできるって、思いますから」

「だから、今夜はおやすみなさい――。
わたしの、大切なXXXさん」

;おしまい





/////////////


いかがでしょうか!!?

リクエストいただきました条件が複雑であれ、シンプルであれ――
それが禁止規定にかかっていないかぎりは、全力もって作劇・執筆させていただきますので!
どうぞその点、ご信頼・ご安心の上、ご支援ご検討の材料のひとつとしていただけますと幸いです!!

よろしくおねがいいたします!!

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