ぶるがり屋 2024/05/04 22:44

光る君へ 13話 の感想

光る君へ 13話
「進むべき道」の感想です。


見逃し配信 光る君へ NHKプラス

【キャスト】吉高由里子、柄本佑、黒木華、井浦新、吉田羊、ユースケ・サンタマリア、佐々木蔵之介、岸谷五朗、段田安則
【作】大石静(脚本家)
(C)NHK

光る君へ

 権力を握るのは、愛か権力か
主人公たちの愛の成就が成らなければ、ひとまず落ち着くと思うじゃないですか。
なんでもっとドロドロするんですかー!?

平安の嫁姑問題

 見てるだけで辛い……!
 息子を愛する女傑詮子と、夫となる少年を愛する可愛い定子。
貞子は兼家ー道隆の血筋なので、一族で政敵なのか。

 一条天皇は最愛の息子であり、夫を奪った兼家に対する最高の権力基盤ですが、愛を奪われた妃だったからこそ、息子の恋、夫婦の仲を裂くなんて出来るわけないですよね……

 これが兼家と詮子様の一番の違いなように感じます。
情がために鬼になれる詮子様と、権力のためになら心が動かない兼家と。

 ところで幸せに長い一生を終える天皇は出てくるのですか。
一条天皇は…… 人間として幸せになれるのですか?
(辛い)

藤原兼家の政治

 絶頂から堕ちる藤原兼家。
一身に受ける妬み嫉み、渇望、憎悪。
誰よりも賢かったからこそ、その賢さを奪う「老い」が全てを失わせていく。

 うろたえる兼家から去る安倍晴明の最後の表情は、「ゲームエンド」かなぁ。
楽しかったゲームも、これで終わりよ。

 政治の真髄は「家」だ。
ああ、兼家は見事に遺しました。
家のため、天皇家を利用しかつ格を保ち、朝廷の権力と正統性を高め、盤石な政治と権力を築いた。

 だが、それは全て家の道具として。
兼家の本性を聞き、その血を引く道長は。
これから、人を虫のように殺す道兼と、家のために心を踏みにじる道隆と、戦わなければならない…

藤原道長の政治

 穏当な政治をすると源雅信ポイント
闇も飲み干す政略陰謀をすると安倍晴明ポイント
正当な政治をすると藤原実資ポントが上がる!

今日は実資ポイント大量ゲットでした。

 今はまだ父の言葉も飲み込めず、市井を巡り、直秀の死とまひろとの約束で一つ一つ誠実に進めているように感じます。
選択を重ねて、道長はどんな成長をするのかな。

まひろの生まれた意味

 苦しむ人がいる。自分の出来ることは少ない中で。
文字を教える。
余りに小さな一歩で、上手くいかないし、上手くいっても大きく世は変わらないけれど。
分かってなお足を止めない、挫けず進むまひろは格好良いですよ。

 あと姫様の無茶に答え続ける乙丸が最高に可愛い。

時は流れても、また

 時は過ぎ、2人の妻と1+α人の子も成し着実に出世する道長。
恋も結婚も捨て、市井の民を救う道を選ぶまひろ。
忘れられない想い、捨てられない文。

 答えの出せない苦しみを背負ったまま、再び出会い、
出てこない言葉!見開かれる目!
ここで「つづく」はクリフハンガーが過ぎますよ!

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