ぶるがり屋 2011/08/05 00:23

今週のへうげもの 感想 2011 8月第1週

漫画

関ヶ原に向かい、緊迫する両陣営、そして織部。
石田方の勢力が増す中、上田は家康方につこうと隙を探し、織部は毛利の数寄心を取り込もうと策を巡らす。

みなもと太郎さん作「風雲戦国伝」で大谷吉継の手紙による計略で諸将を唆し勢力図を塗り替えた、という箇所が有りましたが、その様が着実に進んでいくのが分かります。
見事な諜報戦というものは、怖いものだなぁ。

史実では主に黒田の計略、そして今回の織部の手紙で毛利の動きが止まるのかな。
相変わらず人の欲に上手く入り込む手際は織部らしい計略だと思います。

そして大阪諸将の館へ向かう石田方軍…
細川忠興の悲劇がもうすぐ。
ああ、嫌だなぁ。

アニメ:第十八話 「世界で一つだけの華」

エロに漫才に政治ドラマに今回は最高!

織部と上田の金の茶室偵察シーンのカットと、天皇暗殺で秀吉の怒りが激し過ぎたのがちょっと。
茶室は他に切るシーンが無いので仕方無いですが、秀吉の怒りはもっと一瞬な気がするのですよね。秀吉が本気なら殺せるものを、殺さない程度に手加減している怒り、だと思うので、ちょっとあれだと本気で怒りすぎな気もします。
ちょっと秀吉の格が下がり過ぎな気が。
まぁ、両方とも大した問題ではないですね。

出だしから秀吉の寝室まで屏風や調度品が輝いて綺麗で良いなぁ。
女性陣と子供らが可愛いのと、これはアニメで本当に良い点です。
今週だとおねも美人でしたね!

茶々と秀吉は声が実にエロかったです。
緊縛は無しか、と思ったら描写はしないもののしっかりヤリましたしね!
でもあそこは茶々の頬を染めなきゃダメだよ!(割と本気

そしてこっちは頬が染まるおせん(笑
辻が花の打ち掛けは何故か赤いイメージでした。あの紫なら、確かに派手ではあるものの派手過ぎではなく、鮮やかな美しさですね。

心の無いまま欲望・野望に上っていく秀吉・茶々と、欲も節制もくるんで愛し合う織部・おせんの対比が綺麗でした。

今回は秀吉と利休の隔絶が始まる大事な回でもありました。
ただ自分の美学を貫こうとする利休と、結果としてかもしれませんが、自分を求める全てのものを飲み込もうとした秀吉では、いつか必ずこの時は来たのでしょうね。
これから幾つもの事が折り重なって二人を分かつのですから。

そして一番好きなシーン、道糞と織部の会談。
いやー良かった! 丁寧な描写、そして絶妙の間でした。
「大事はござらぬか」、「ではこれを」、ポキッ「「あ!」」は分かっていても吹いてしまいましたよ!(笑

あと加藤清正に具志堅さん使うのは卑怯だよ!

いやぁ、今回は本当に最高でした。

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