ぶるがり屋 2011/12/25 23:23

今週のへうげもの 感想 2011 12月第4週

しばらくアニメはお休みです!

マンガ

徳川家康、関ヶ原へ一歩進む!

決戦へ向け、一切の気を体内に溜め込んで吐き出さず、血気逸るまま飛び出す事も、それでいて臆さずに、一歩一歩戦略と陣を進める家康。
黒田長政の計略も受け入れ、戦力の不足があるものの、迷い無く進む。

その頃長政の父、黒田如水は九州を線上に駆け回る。
徳川VS石田の戦いは今や日本中が戦場となり、その戦力も膨大。長くなる戦いを尻目に、黒田家が九州を制覇、そこからの天下を睨む。

石田三成も着々と軍容を整えるが、家康のどっしりとしながらも果敢な攻めに動揺する。
島津の計略は一顧だにせず却下、その不満を高まらせる。
三成は万一の時の為豊臣秀吉愛蔵の名物らを今日に引き上げるが、そんな中激情に任せて砕いた、古田織部から譲られた茶入れを手放せず、その真意を自分でも分からず悩むのだった…


今回も家康と三成、更に如水の対比です。
老いて溜めに溜めた気概の家康、目指す正しい政治の道程に過ぎない三成。
卑怯な篭絡の計を認める家康、夜襲を一蹴する三成。
数寄を知り利用する如水、数寄が理解出来ないまま、惹かれ始める三成。

黒田如水、長政の計略は、みなもと太郎さんの「風雲児たち」外伝「風雲戦国伝」で知っておりましたが、関ヶ原、大阪の陣の後にも天下を狙い続けたのは黒田と伊達だけですからね。
その野望と深謀さはやはり光ります。
如水の横の顎の出た武将は、福島正則から名槍日本号を譲り受けた母里友信ですね。思い出すのに凄い時間かかっちゃいました(笑

織田有楽斎が若い将たちばかりであせる姿は、よく分かるけど笑っちゃいました。
せいぜい戦歴が朝鮮攻めぐらいの将たちと、生き延びる術を熟知した戦友、織部とでは雲泥の差が有りますものね(笑

三成が割ってしまった茶入れを手放せないのは、数寄に惹かれ始めたのか、それとも織部との人情に感じ入る所が生まれたのか。
その答えが、三成の本当の姿を見られる事になりそうです。

へうげもの(13) (モーニングKC)
著者:山田 芳裕
販売元:講談社
(2011-07-22)
販売元:Amazon.co.jp

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