ぶるがり屋 2015/03/11 12:17

【ジャンプ感想】僕のヒーローアカデミア No.33

僕のヒーローアカデミア

 あ、デク引っかかっただけだった(笑


僕のヒーローアカデミア 3 (ジャンプコミックス)

堀越 耕平
集英社
2015-04-03

 尾白くんはかなり的を得た助言が出来ていたのに、やっぱり尾白くんの事を悪く言われて逆上しちゃったのか。
尾白くんが色々な気持ちを託したからこそ、気持ちは分かるけど無駄にしてしまって、何とももにょります(笑
今回は、そのデクくんの幼さ甘さに魅せられました。
 尾白くんは心操くんの支配時に意識は飛びましたが、分かっていれば今回のデクのように、意識だけは維持出来るのかな?

 ワン・フォー・オール怖ッ!
せいぜい負けそうだったり堕落しそうな時とかに感じる、くらいのようですけど、ただ純粋に力だけを受け継いできた訳じゃないのですね。
オールマイトは可愛いだけでしたけど(笑

 先代たちは全部で8人かな?
「発光する赤子」よりちょっと早い発生かと思いますが、オールマイトを見るに、皆無茶しそうですね。
初代以外はローティーン以上で受け継ぎ中年で受け渡すだろうと考えると、ワン・フォー・オールの発生は「発光する赤子」と同時期か、もっと後でも有り得そうです。
「個性」の発祥と関係あるのか、「受け継ぐ力」という初代の個性に過ぎないのか、興味は尽きません。

 心操くんの、表情が、言葉が、痛くて辛くて切なくて、胸に来ます。
前回の尾白くんをけなす時からずっと睨め上げ憎むような表情でしたが、それが彼の中に燃え上がる情熱からだったとは…
それでも、ヒーローになりたい!
恵まれた個性と切望される側に、今のデクは居るのか…
心を焼き焦がすようなヒーローへの憧れと、相反するような「個性」。
似た境遇と同じ思いだからこそ、貰った「個性」でない力で相対するデクくん。
人に恵まれた事を意識し、それを勇気にするからこそ、オールマイトに鍛えてもらった力で応えた、のかな。
幼く甘く愚かな決断ですが、でもこれがデクなのだろうなぁ。
実際は個性の差が大きく出た勝負でしたが、個性だけで負けたのではないのだと、心操くんは知ったのでしょうか。
 少年たちが、能力と思い、全てをぶつけ合う戦い。
あっさりな幕切れだからこそ、最高でした。

 心操くんがヒーロー科落ちた問題は難しい所ですが、他の学校にもヒーロー科が有り、その試験内容によるかなー。
対象の名前が必要でないという事で、使い所はやっぱり難しいものの、緊急時にも十分使える能力ですし。
ヒーローが基本名前や素顔を隠している事や相澤先生の例を見るに、今大会で能力がバレても活躍は難しくないでしょう。
しかし非常に強い能力者を取り零したり、そもそもこんな友達が出来なさそうな能力者が居たりと、教育って難しいなぁ。
 この後ヒーロー科に移れるのなら、それは彼に「君はヒーローになれる」という言葉がかけられた、という事なのでしょう。
そうなって欲しいな。

 他の感想はこちら↓
週刊少年ジャンプ15号 感想(2015)

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