ぶるがり屋 2015/05/13 21:23

【ジャンプ感想】僕のヒーローアカデミア No.41

僕のヒーローアカデミア

これからの為に。


僕のヒーローアカデミア 4 (ジャンプコミックス)

堀越 耕平
集英社
2015-06-04

 戦い終わって。
デクの手、痛々しい…
傷は男の勲章とも言いますが、善くも悪くも、この節くれ腫れ上がったデクの行動の結果、そのもの。
前回オールマイトがデクの無茶を認めてしまった分、この痛々しさ、そしてきっと上手く動かない手は、デクへの戒めになるでしょう。

 オールマイトが無個性だったのは意外ですが、でも納得な気がします。
それよりたしかにデク聞けよ!と思っちゃいますね(笑
強さより「他者の為に生きてしまう」ヒーローの精神、そしてワン・フォー・オールが他の個性と競合しない事が新情報でしょうか。
そして明言はされてませんが、ワン・フォー・オールで受け継がれるのは筋力強化だけのようですね。
作中で描かれる事は無さそうですが、元々筋力強化が個性の人物がワン・フォー・オールを得た場合、次代へ受け継がれる量にその個性分が追加されるのかに興味が有ります。

 かっちゃん VS.切島くん。
と言うか飯田くんvs茨ちゃん、芦戸ちゃんVS常闇くん戦カットかい!
女子に厳しいよ!
観客席で不満そうな茨ちゃんが可愛かったです。
B組仲良いなー。
 切島くんも頑張ったけど、やっぱりかっちゃんに届かないか…
3巻読み直してみたら、切島くん、対ヴィラン戦でデクかっちゃん轟くんにと一緒に行動してるのですけど、いつも一歩足りない、届いてないのですよね。
ヴィラン戦後、今回の体育祭でいつも不満そうにしていて、上を見続けていて、かっちゃんに自分からチーム締結誘って、色々な葛藤が有ったのじゃないかな、と思います。
そして、今回もまだまだ足りないんですよね…
かっちゃんも驚いてるし、工夫無しには勝てなかったとは思うのですが。
 かっちゃんを観ると、今回多少成りとも苦戦してるのに、もう悔しそうではない。
お茶子ちゃん戦、デク轟戦を経て、やっぱりかっちゃんも成長しているのでしょう。

 つらそうなデクを柔らかい表情とオーバーアクションで見舞う飯田くん。
デクに感化され、デクと並びたい、勝ちたいという気持ちを爽やかに、真摯に見せてくれます。
そして、何より強い兄への憧れ。
この澄んだ横顔、いいなぁ…

 そう思わせて!
轟くんに善戦するものの勝てないのは予想していましたが、まさか兄インゲニウムが…!
多分死んではいないと思うのですが、ここでこんな試練が飯田くんを迎える事になるなんて…
大会が中断されそうなのも怖いですが、いつでも真っ直ぐ直情的な飯田くんの苦しむ様を見るのが、ちょっと怖いです。


 他の感想はこちら↓
週刊少年ジャンプ24号 感想(2015)

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