ぶるがり屋 2019/11/23 04:53

ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風 39話の感想

ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風 39話 最終回 の感想ですよー。


ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風 Vol.8 (29~32話/初回仕様版) [Blu-ray]
小野賢章
ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
2019-09-11

ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風

1時間スペシャル・後編、
真・最終回!

 ミスタひどいなぁ(笑
反対にスコリッピ、痛めつけられて殺されそうな目に合ってるのに憎まず冷静ですよ。
死をずっと見てきて麻痺し、また恋人を死なせてしまった訳で、少し罰されたかったのかな。
 今まではギャングたちの覚悟の決まりっぷりを格好良く思っていましたが、振り向けられると災厄ですねぇ。
いやあんな訳分からない恐ろしさが誰より信頼する恩人に向けられたと思ったら正しい判断なのですが。
スタンド使いを即殺すのが一番なのは、視聴者もよく分かってますからねー(笑
 もし今回の仕事がミスタじゃなかったら…
フーゴとアバッキオは殺しかねない、ナランチャだと話がこんがらがってどうなったか…
そうか、これでもミスタが最適か(笑

 多くの時間が悩み考える顔のアップで進む今回、時間をかけて力の入った表情の数々で、真に迫りますね…
ベネ!
「た…頼む 教えてくれ…」の請うミスタの顔が一番好きです。

 うおお、やっぱりブチャラティチームの覚悟の決まりっぷり…
格好良いとか怖いを通り越して凄い!
凄いとしか言えないよ!

 自分の運命を分かってもビルから飛び降りるミスタはもちろん、そんな行為でもそこそこで流すブチャラティとフーゴの胆よ(笑
特にミスタの行動のおかげで車はお釈迦だわ自分も死にかねなかったフーゴが強過ぎる(笑

 「眠れる奴○」
人は運命の奴○でいることからは逃れられなくても、その運命を自覚し目覚めることで、運命の中で「自分の真実」まで貫いて生きられる可能性は在る。
そういう意味だと思っています。
ブチャラティとアバッキオとナランチャは自分の運命と真実を貫き、ジョルノとミスタとトリッシュはその真実を受け継いだのだと。

 そんな生き残ったミスタとトリッシュの、馬鹿馬鹿しいやりとりが何より心を打ちます。
運命がなくても、誰かに苦しめられる運命の下でないのなら、彼らは当たり前にこんな風に、幸せに生きるのだと。
そしてもう、この輪の中に3人は居ないのだと。

EDも完全版!
ブチャラティの死が刻まれたローリング・ストーンズから始まり、長い戦いと絆の旅の果てに、ゴールド・エクスペリエンスがレクイエムの姿に。
 そして、ギャングのボスと幹部になったジョルノとミスタの姿。
暗く重さを感じる2人の姿に、花二輪とジッパー、そしてワイン。
ああ、旅は終わったのですね…

 素晴らしい、素晴らしい最終回でした。
原作の良さを生かし、かつあっさりだった死と別れを丁寧に、そして優しく描き。
特にアバッキオとナランチャの死体を覆った花が咲く様は、私たちの悲しみもジョルノの優しさも美しく描いてくれた、そんな気持ちです。

ありがとうスタッフ!
出来れば6部7部のアニメ化も待ってます!
あと今期無かったJOJOレイディオ再開も!

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