王様ランキング 11話の感想
王様ランキング 11話
『兄と弟』の感想です。
王様ランキング Blu-ray Disc BOX 1(完全生産限定版)
発売日 : 2022/1/12
販売元 : アニプレックス
王様ランキング
※間違えて12話の感想で上書きしてしまい、書き直したものになります。
1クール最終回。
『兄と弟』の副題から、「ボッジとダイダのすれ違いか、辛いな〜」と思っていたら、ミランジョの過去出て来た…
重いよ!重過ぎるよ!!
兄弟2人はここに至った軋轢は辛いものの、優しく強く気持ち良い子供だし、周囲の人間も大体は良い大人たちだけど、
ミランジョは全部が全部お辛いよ…!
各々の目的のために、ボッス王国王城に集う者たち。
ダイダの快活な強さと優しさ、ボッジの弱さと強さ、カゲの底抜けの友情、デスパーさんの愛溢れる寄り添い方、ヒリング王妃の真っ直ぐで強過ぎる愛、冥府騎士隊長の人の良さ。
ミランジョとアピスの、傷だらけの呪いのような力。
どの人物も誠意いっぱい生きて、生き抜いて。
惹かれます。
中でも今回はボッジと、ミランジョ&アピスの違いを強く悲しく感じました。
ボッジは元々の優しさに加え、2人の母やカゲ、デスパーさんに支えられて弱さと痛みを強さと慈しみに変えていくのでしょう。
ミランジョとアピスは、弱さと痛みを他人を傷つける力に変えてしまった。
でもあんな過去を経たミランジョが他人を慈しめるなんて、そりゃ出来ないよなぁ……
辛い。
せめてミランジョとアピスの関係は、最初は駒だったとしても、今は本当の絆だと良いなぁ。
アピスにとってはもちろん、ミランジョにとっても。
ふと、ダイダが闇の中で出会ったくらいの年齢で、ボッス王もミランジョに出会ったように思えました。
傷つき傷つけられ、弱さから逃げる人々、見えない真実。
ダイダは怖がり気持ち悪がって、でも守って手を伸ばした。
ボッジならきっとすぐ手を取って一緒に走ったでしょう。
ボッスは優しく抱き上げたのかな?
兄弟と親子、三者三様の英雄王。