ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン 12話の感想

ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン 12話
「集中豪雨警報発令」 の感想です！

ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン

　意外！それは～～ッ！
の連続でした。
大きな区切り、6部1クール目の最終回にふさわしい怒涛の展開。
濃い30分だった……。

正体と事実を知らない駆け引き

　思いがけず素のまま出会い、ホワイト・スネイクという正体を秘したい神父。
父を助けたい！という真実一つで突き進む徐倫。
傷だらけで動けずとも、徐倫を守るという真実だけを頼りに動くウェザー・リポート。
危機、危機、巨大な危機！
歪な三すくみのようでした。
いや徐倫とウェザーは仲間なのですが（笑
毒ガエルの雨の当たり判定がデカ過ぎますよ！

徐倫と神父

　お互い不意で、色々伏せながらの問答は緊張感ビンビンでした。
経緯が言えない徐倫、正体を秘密にしたい神父、その後ろの最強で負傷中のウェザー・リポート。
やっぱり絶大な信頼を得られる"神父"は便利ですね。
しかしだからこそ、神父らしい言動をしなければいけなくて。

　父の命、ウェザーの為に省略し噓をつく徐倫と、保身で心無い言葉をそらんじる神父。
だからこそ徐倫が勝った、進めたのだと思ったのですが……

　徐倫を穿つ弾丸！
さすがラスボス、格が違いました。
赤いマフラーの男は「サヴェジ・ガーデン」に見せてただのモブ！
かと思っていた私は、見事に騙されました。
おまけに他人の記憶を、短期間で強引ではありますが、自由に改変出来るということ。
ショック！

　そしてここでジョジョアニメ名物、効果音付きOP！
もっと先が見たい興奮と、いまを楽しみたい欲がせめぎ合いました。
ニクいなぁ（笑

プッチとDIO

　ブッチ神父の目的とは。
それはDIOに授かった「天国へ行く方法」。
これはエンヤ婆に語った、「「恐怖」を克服することが「生きる」ことだと思う」のことで、「絶対的な安心を得る能力」なのかな。

　だからブッチ神父はスタープラチナより承太郎の記憶を重視し、この刑務所とジョンガリ・Aを利用して徐倫に冤罪を着せ、承太郎をハメ倒した。

　終わらないジョジョ一族とDIOの因縁、そして天国に行く方法と、その答えとは。
ジョジョを読んできたものとして燃えますし、DIOとブッチとの関係性も興味津々です。
DIOは利用する気満々でしょうけど、かなりの高待遇なのも事実なのですよね。
エンヤ婆と同じくらいには破格の、腹心レベル。

ウェザー・リポートは天候を操る

　絶体絶命を覆すウェザー・リポートの手は、
毒ガエルの雨！
いやこれは無体（笑
スタンドは"本体が信じる力"が出来る能力ですね、これを天候と信じるウェザー・リポートがすごいと言うか無体が過ぎると言うか（笑
　これですぐウェザーを思い出すに、ホワイト・スネイクとウェザーにも因縁があることは確定ですね。
どっちもよく生きてるなぁ（笑

　ここでウェザー・リポートは目的の為とはいえ刑務所中を危険に晒し、ブッチ神父は一人を見殺し一人を傷つけ放置、徐倫はカエルすら傷つけないように繋ぐのですよね。
半分以上たまたまですが、ここにも徐倫の人間性が、仗助と同じ優しさを感じるのです。

神父と白蛇

　スタープラチナを取り戻し、承太郎の命をつなぐ。
愛と命を注ぎ込んだ戦いは、徐倫の勝利！
いやー良かった。
徐倫の愛と情熱が、ずっと得られなかった苦しみが、承太郎の不器用な愛が、報われたなぁ。
本当に良かった。
　徐倫たちの多くは怪我だらけで、ブッチ神父の正体にもまだまだ遠いですが、大きな勝利ですよ。

　対してブッチ神父、
ここまで小物臭い退散台詞のボスが居ただろうか（笑
実際ブッチ神父が言った通り、「天国へ行く」目的は全く邪魔されていないのですが、狼狽えっぷりに言葉遣いがもー小物過ぎる（笑
　素数数えと言う個性は強烈でしたし真似したくなりますが、大怪我しそうになり正体バレそうになって逃げ帰っただけですからね君！

　またわざわざ言葉にして命令したり、ホワイト・スネイクの方が言葉遣いが汚くわめき散らし気味だったりと、なんだか本体とスタンドにズレを感じます。
能力以外も特殊なのかな……？

第1クール終了ッ！

　清々しい勝利で締め、Cパートで2クールを先見せ。
ワクワクさせてくれるぜ……！
DIOとの因縁、天国に至る道とは、徐倫と承太郎は報われるのか。
次クールが楽しみです。