ぶるがり屋 2023/11/02 03:15

ウマ娘 プリティーダービー 3期 5話 の感想

ウマ娘 プリティーダービー 3期 5話
「自分の証明」の感想です。


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【原作】Cygames
【監督】及川 啓
【シリーズ構成】永井 真吾
【キャラクターデザイン/総作画監督】椛島 洋介、辻 智子
【総作画監督】仁井 学・福田 佳太・藤本 さとる
【音響監督】森田 祐一
【CAST】矢野 妃菜喜、立花 日菜、鈴代 紗弓、夏吉 ゆうこ、MAKIKO、秋奈

ウマ娘 プリティーダービー 3期

 ライバル!
「君に」勝ちたい!
OPからなんども流れるこのフレーズが、やはりこの3期のテーマなのでしょう。
なのに、君は私を知りもしない。
今回初めて、「"何のために"勝ちたい」という欲望、目標が出来たように思います。

サトノのジンクス

 サトノダイヤモンド、G1でまたも勝利を逃し。
いやまーG1出走、しかも2位で上澄みも上澄みなのですが、なお1位の勝者とは歴然たる差が有るのですよね。
1位は1人、あとは敗者。

 今回初めて語ったドゥラメンテと同じように、「"何のために"勝ちたい」かを、ずっと持っていたのがダイヤちゃんなのだなぁ。
サトノクラウンも。

キタちゃん成長中!

 キタサンブラック、負けばかりピックアップされてる気がしますが(笑
すでに世代最強の候補たる、G1 2勝ウマなのですよね。
 スピカの先輩たちがどれだけキタちゃんの成長に寄与してるか勝負してるような(笑
ミホライ仲間化、ゴルシの師匠発言増し増し、ネイチャ先生も応援。
いつかこの絆や受け継いだものが、キタちゃんの勝つ理由になるのかな。
 憧れのトウカイテイオーはどっしり構えて見えますが、しっかり絡むのはもっと後?

 成長で「体も一回り大きくなった」のは、アプリでも実装して欲しいぜ!

怪物復活

 キタちゃんが勝利を想像できないほどの圧倒的怪物の復活。
ドゥラメンテ、ついに喋ったー!
今までだと息づかいとOPだけだったように思います。
やはり強者感の強い、そして切り詰め張りつめたような喋り方でした。

 エアグルーヴはナリタブライアンとかドゥラメンテとか、強く孤高の、不器用な妹キャラの世話が似合いますね(笑

走る理由、勝つ理由

 言葉少なに、勝つ理由も目標も『凱旋門賞』ただ一つ。
海外G1 2位の敗北でしかなく、宝塚出走も同クラスの成績のウマ娘を倒し、最強の名を得るためだけ。

 そこでキタちゃんと戦う為じゃないか!
キタちゃんライバル認定されてるじゃんやったね!

と思ったら顔も名前も覚えてなかった!
 なるほど、"凱旋門賞の為に必要なステップ"でしかなかったんだ。

 勝てない相手だと恐れ、それでも勝つんだと努力を重ね、認められてたんだと喜びが湧き上がってからのこれ、キタちゃんの怒りに共感してしまいました。
許せないし、我慢出来ないですよね。

 最強を示すのが君の証明だと言うのなら、
君の前にいるのが私だと、証明してみせる!

宝塚記念2016

 決戦、宝塚。
しかし当然出走するのは有力馬ばかり、いつもは友達のサトノクラウンやシュバルグランも強敵。
ドゥラメンテだけ意識して勝てる競争ではない。
君に勝ちたい、目標がある、負けられない!
その果てに、
勝ったのはリバーライト(マリアライト)!
いやぁ、勝負は分からないし、面白いものですよ(笑

少女、ドゥラメンテ

 キタちゃんから見ると圧倒的で振り向かせたい怪物ですが、ドゥラメンテ視点を考えると、課せられた夢に向かって、実力有りも努力も積みながら、怪我で敗北で苦しんでいる1人の競争者なのですよね。
 インタビューの軽視もキタちゃんを知らなかったのも、切羽詰まった気持ちの表れだったように思えます。

 そこに自分をライバル視する同年代の少女が居て、素直な怒りで自分に挑戦してきて、しかも自分の全てを賭けなければ勝てない強さで。
やっと怪物と呼ばれた少女が、遠い夢以外を見られた瞬間だったように感じました。
だからキタちゃんの名前を覚えて、握手したくなった。
また戦いたくなった。

夢以外に、見えるものが増えた。

 素晴らしい一つの決着でした。

 ただ、ああ。
故障してしまったのですよね……。
2期のトウカイテイオーとメジロマックイーンが重なって見えて、辛い。

名前の無いウマ娘たち

 大金・無数の関係者が絡む版権問題があり、物語の主役になれるドラマと人気が必要であり、許可が取れても時間と資金をかけた末でないと実装出来ない。
ウマ娘というコンテンツにかかる大きな壁ですが、この側面が今回は特に大きく出てしまった気がします。

 宝塚記念2016勝者リバーライト(マリアライト)、同出走サトノノブレス、日本ダービー2016ツウカア(マカヒキ)、今回では無いですがゲンジツスティール(リアルスティール)。
特にリバーライトちゃんが、キタちゃんドゥラちゃんの後ろでずっと勝利を喜んでて可愛くて、でも物語のスポットは当たらなくて、ちょっと可哀想でね……

 ただ、無数の敗者と同じように、無数の語られない勝者も居て。
物語ではモブとしか映らなくても、一人一人一所懸命勝ちたくて、頑張っているというのは随所に描かれていて。

 そんな一人の少女が、物語の主人公たち、語り継がれる伝説に勝ったのだと。
これも救いなように思えるのです。
「誰ー!?」じゃないよキタちゃん!(笑

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