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今回はおむつにおねしょ。
安らかに寝息を立てている雫は、人知れずに――。
目次
おもらしな快楽(カテゴリー)
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「すぅ……。すぅ……。すぅ……」
静まりかえった深夜の寝室に、雫の安らかな寝息だけが聞こえてくる。
おもらししたショーツがお尻に纏わり付いてくると、雫はよく安眠できることを知っていた。
雫はわざとおもらしをしてショーツを汚すことが大好きだった。
この感覚に気づいたきっかけは――、
子供のころ、トイレに駆け込むも間に合わず、おもらししてしまったことだった。
そのときの『開放感』と『イケナイこと』をしているという感覚が癖になってしまっている。
それ以来、10年以上にも渡ってわざとおもらしを続けてきた。
だから、雫のショーツは目を凝らすと全体的に黄ばんでいる。
「ン……にゅうぅ」
安らかな寝息を立てている雫の眉目が、かすかに苦しげに歪む。
雫くらいの年頃の少女だったら、尿意を感じたら目を覚ますところだろうが……。
しかし、雫は決して目を覚ますことはない。
「にゅうう……んっ、ぅぅ」
しゅぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ……。
雫の股間から、くぐもった水音が鳴り響く。
紙おむつを充てられた秘部から、ツーンとしたアンモニア臭をまとった湯気が立ち上っていく。
「はぁぁ……」
しゅいいいいいいいいいい……。
それは、なんの躊躇いもない放尿だった。
それほどまでにおもらしは雫の生活の一部に溶け込んでいるのだ。
クロッチの裏側に弾けたおしっこは、深い眠りに落ちていてもクリトリスをイタズラっぽく撫で回していく。
「んっ、ふぅぅ……っ」
しゅわわわわわわわわわわ……。
失禁しながら、雫はどこか色っぽい吐息を漏らす。
むっちりとした太ももが官能に赤らみ、しっとりと汗ばんでいく。
「はぁ……、はぁぁ……はぅぅ」
しゅいいいいいいいいいい……。
若く瑞々しい身体は、おねしょという失態にもクリトリスを熱く勃起させてしまう。
その証拠に、ノーブラで寝ている雫の乳頭は、ツーンと上向きに勃起していた。
「はぁ……、はぁ……、はぁ……」
じゅももももももももももも……。
くぐもった水音も、やがて少しずつ収まってくると、
――ブルルッ!
雫は大きく身震いをする。
それは雫がおもらしを終えた、なによりもの合図だ。
ジュワワワ……。
おしっこを吸いきれず、おむつから生温かい恥水が溢れだしてくる。
それでも雫は、
「すぅ……、すぅ……」
何事もなかったかのように安らかな寝息を立て始める。
そのおむつの中でクリトリスが固く勃起し、ショーツを甘美な体液で濡らしていることも知らずに――。
☆
「…………ん、ううう?」
翌朝。
雫が何事もなく目を覚ますと、しかし紙おむつはパンパンに膨らんで、ややくすんだ黄色に変色していた。
おしっこは出した直後は鮮やかなレモン色をしているけど、時間が経つにつれてやがてくすんでくる。
くすんだおしっこは、おもらしに慣れてしまっているという、恥ずかしい証でもあった。
「めがね、めがね」
ベッドの枕元に置いてあるメガネを手探りで見つけ『3』の字になっている目にかける。
もはやメガネは雫の身体の一部と化していた。
……もっとも、メガネをかけても眠たげな瞳まではカバーすることはできないのだけど。
「ん、おしっこ……もう、おむつ、パンパンになってるけど……」
雫は、眠たげに目をこすりながら、ベッドの上だというのにしゃがみこむ。
それは、和式の便器に跨がるときのように。
その直後だった。
「はぁぁ」
しゃああああああああああ……。
なんの躊躇いもなくおしっこが噴き出してると、クロッチの裏側に跳ね返って、会陰を伝っておむつへと染みこんでいく。
女の子の尿道は、太く、短い。
無防備に地面にしゃがみこんでしまうと、膀胱が圧迫されて、そのまま失禁してしまうほどに。
「あー……、朝一番のおしっこはやっぱり気持ちいいなぁ……。はぁ……気持ちよすぎる……」
しゅいいいいいいいいいい……。
「……あ」
朝一番のおもらしをおむつに噴射しながら、雫は短い声を漏らしてしまう。
おしっこを受け止めている紙おむつから、ある異変を感じ取ってしまったのだ。
それは――。
「あぁ、漏れてきちゃう。横漏れ、しちゃう……っ」
しゅいいいいいいいい……。
ぽた、ぽたた……。
限界を迎えた紙おむつからおしっこが溢れ出してくると、脚の付け根から横漏れしてきたではないか。
どうやら、おねしょの量が思っていた以上に多かったようだ。
「止まらない、ううう~」
女性器の太く短い尿道では、朝一番のおしっこを止めることなどできるはずがなかった。
しかも雫の尿道はただでさえ緩い。
「ああ……。またシーツ、汚しちゃったよ……」
しゅわわわわわわわわわ……。
ポタタ、ポタタ……。
シーツに新たな染みが生み出されていく。
よく目を凝らしてみれば、洗いざらした白のシーツには、雫のおねしょの染みがいくつも残っている。
「あーあ、やっちゃった……。でも、おむつ、たぷたぷして、気持ちいい……ぱんつもぐしょぐしょだよ」
シーツは洗濯に出しておくとして、布団も干しておかなくてはならない。
いまのおしっこの染みと、それといままで何回もおねしょしてきた染み。
両手でも数え切れないほどの染み。
「あたしの失敗……、見ないで、欲しいな」
ちなみに雫の部屋は閑静な住宅街の道路に面している。
しかも二階だ。
ベランダに布団を干すと、おねしょの染みを見られてしまうということだ。
思春期を迎えた少女として、これほど屈辱的な公開プレイもなかなか無いだろう。
「ああ、見られてる……。いまの男子、あたしの布団見てた……。見て、すぐに目、逸らしてた……っ」
ちなみに布団の影になってるから外からは分からないけど、雫はおむつ一丁でベランダに出て布団を干している。
もしもこの恥ずかしい格好を見られたらどうしよう?
その想像でさえも、雫にとっては官能のスパイスとなって身体を熱く香り立たせる。
「ぱんつのなかが、熱くなってきてる……」
ベランダにおねしょ布団を、おむつ一丁で干して。
雫はマゾの快楽に股間を熱くぬめらせてしまう。
休日だったらこのまま布団の影に隠れて身体の昂ぶりを発散させたいところだけど。
残念なことに、今日はこれから学校がある。
だけど、我慢できない――。
「おしっこ、まだ、出そう……」
雫はベランダに干した布団の影にしゃがみこむ。
それはまるで和式のトイレでするときのように。
そしてそのままおまたの力を抜いていくと、
しゅいいいいいいいい……。
羞恥心に弛緩したおまたが、残尿に生温かくなった。
おしっこを吸いきったおむつがたぷたぷになって、ショーツもヌルヌルでぐしょ濡れになっている。
「おむつから溢れ出してきちゃってるよ……」
しゅううううううううう……。
パンパンに膨らんだおむつから、おしっこが横漏れしてくる。
ツーンとした刺激的な匂いの朝一番のおしっこは、ベランダに広がると、雨樋を伝って1階へと流れ落ちていく。
もしも近くを誰かが通りかかったら、匂いと布団で、雫が変態的な性癖を持っていることがバレてしまうかも知れない。
そのスリルに身体が更に熱くなっていき――、
やがて、ブルルッ! 雫は大きく身体を震わせると、最後の一飛沫をなんの躊躇いもなくおむつへとはなっていた。
「はぁ……。スッキリしたぁ……。おむつ、脱がないと」
ぴりぴり、
ショーツタイプの紙おむつの左右を破って開封。
パンパンに膨らんだ紙おむつはザボンの皮のように分厚くなっていて、それにずっしりと重たくなっていた。
むわわ……っ。
一晩中封印されていたおしっこの湯気が立ち昇り、寝起きの鼻孔をアンモニア臭が刺激する。
あまりの臭いに、雫自身が涙ぐんでしまうほどだ。
「ぱんつもぐしょぐしょになってるし」
雫はおねしょショーツを降ろす。
火照ったパイパンに、朝のひんやりとした空気が心地いい。
「おむつはあとでゴミ袋の一番奥に捨てておくとして、ショーツはまだ……」
雫は呟くと、スプレータイプの消臭剤をシュシュッとショーツに噴きかける。
消臭作用もあるし、殺菌作用もある優れものだ。
「……くんくん。匂い、ヨシ!」
一晩中、おむつの中で蒸れ返ってぐしょ濡れになっているショーツの匂いを確認すると、雫のお気に入りの石けんの匂いに早変わり。
これで今日はずっとこのおもらしショーツを穿いていることができる。
雫は、いつも湿ったショーツを穿いて学校に行くことにしていた。
「ン……ッ。濡れたぱんつがおまたに食い込んできて……、お尻に貼り付いてきてる……気持ちいい……」
ジュワッ、
ショーツを穿くと、早くもクロッチの裏側が蜜に濡れる感触。
おしっこか、愛液なのか、たぶん両方だ。
「……気持ちいい……。おもらしショーツが穿けるのは、スカートを穿ける女の子の特権だよね!」
ズボンだったら、こうはいかない。
あとは念には念を入れて、スカートにも消臭スプレーを噴きかける。
「あはっ。ぱんつ、お尻にも食い込んできてるよ……っ」
大きなお尻を包み込むように伸び伸びになった黄ばんだ白ショーツを穿いて、ハンモックのような白のブラ。
ブラウスを着て、スカートを穿いて、タイを締めて。
黒髪は櫛でとかして、緩い三つ編みにまとめておく。
最後にくたびれたブレザーを引っかけたら、いつもの雫のできあがりだ。
「うぬぅ……。しかしショーツから尻下の肉が乗ってきてるような気が……?」
最近はお尻や太ももに肉が乗りすぎてきただろうか。
しかし、まぁ……、あとで考えたら良いかと雫は部屋をあとにするのだった。
そのショーツの裏側に、熱い熱を秘めながら。
おもらしな快楽3
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この小説は、同人誌『おもらしな快楽』として発表しています。
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