時 自若 2022/04/24 14:45

一矢荘の淫文読み63話「彼氏の独占欲」

「どうしたの?変な顔をして」
「耳掃除をしていたら、血が出てしまった」
「永太郎、どんな耳かきしてるのよ」
「ええ、竹のだよ、これ使ってるの」
といって夕凪は見せられたら、確かに竹だが。
「あら?これは交換した方がいいわよ」
「えっそうなの?」
「匙に角ができて、これで耳掃除したら、血が出るに決まってるわよ」
なんてやりとりがあった。
それからしばらくしてから。
「は~い、耳掃除をしますよ」
新しい耳かきを買ってきたからしてくれるという。
「膝枕でお願いできますか?」
「しょうがないわね」
「出来るんですか?」
「出来るわよ、でもちょっと学生時代ぶりかな」
「まさか、その時の彼氏に!」
「いえ、介護の研修よ、授業があって、先生に資格を取るとしても、これはとってからが大変だからなって言われたわよ」
「それは確かに、耳掃除される役とする役何回かやってたから、まあ、そこそこ出来るんじゃないかしら」
「ほほう!それは楽しみ」
「じゃあ、こっち寝てね」
「いい子にしまーす」
「…あら?」
「どうかしたの?」
「大きいのが出てきたと思ったら、血の塊ね、これはまだきちんとはできないから、浅いところだけやって、後はマッサージね」
「マッサージ!!」
「髪を洗って、耳も洗って、それからになるけど」
「お願いしまーす」
シャワー付きの洗面台を洗髪用途で使ったことはなかったが。
「これで高さ合うし」
手持ちの椅子で調整、合成皮革の濡れてもokなやつである。
「熱かったらいってくださいね」
「は~い」
ここで永太郎は気がついた。
(夕ちゃんのマシュマロっぱいが当たってる)
当たるのは腕ではあるが、それがシャワーでお湯をかける位置をずらすたびに、色々なところに不意打ちをするのである。
(これはまずい)
色々と妄想をしてしまうではないか。
髪を洗ったら、勃起に気がつかれてしまい。
「お客さん、こちらはどうします?」
とにぎにぎされると、よろしくお願いしますというしかないじゃありませんか。
「じゃあ、失礼しますね、わぁ、大きいですね、彼女さんいるんですか?」
「います」
「じゃあ、彼女さん大喜びだ、こんなに大きいのに責められたら、盛り上がっちゃいますもんね」
タッチは繊細に、好きな部分を探される。
「ああ、ここが好きなんですか?触られるとピクピクヒクヒクしちゃうなんて、可愛いところあるんだ」
そこで耳に吐息を吹き掛けられた。
「あら?耳ってそんなに弱かったっけ?」
現実に引き戻されると、耳の裏側を泡立てられていた。
「いや…吐息がですね」
「吐息?」
「いえ、なんでもありません」
おおっと楽しい妄想は俺の中のトップシークレットですよ!
耳の裏側を洗われて、外側はお湯で現れた。
「どう?」
「気持ちいい」
何しろ指で窪みをもみ洗いされてるのである。
耳ツボ押して、揉みほぐされて、耳を回されて終わり。
「はぁ~気持ちよかった」
「本当かな?」
ニコッと笑顔を見せると、永太郎の股間は反応した。
(この笑顔はあれだ)
そう、自分を責めるときの笑顔である。
「永、こっちはなんでかな?」
やはり股間に気がついていたようだ。
「私が髪を洗ったりしてるときに、なんでこうなっちゃうかな」
「それはですね…その、夕ちゃんは気がついてないでしょうが、マシュマロっぱいがですね」
「あらあら、それだけなの?」
「私め、エッチな妄想をしてしまいました、ごめんなさい」
「ふ~ん、だからこんなになっちゃってるんだ」
円を描くようにさすられる。
「そんなことをされると」
「されると?」
「夕ちゃん、もう我慢できないよ」
泣き出しそうにいうので。
「はい、失礼します」
と脱がせると飛び出した。
「相変わらず凶悪な」
その言葉も永太郎は聞こえてない。
(辛そうね)
ちゅぷ
「うわ、夕ちゃん!」
さすがに咥えられたら気がついた。
「そんなことしなくていいんだよ」
「永のがこんなになってるのに?」
「そりゃあ、うれしいけどもね」
唇が根本の辺りにキスをしてから。亀頭までにはやってくる。
(俺、結構マゾだよな)
永太郎は童貞を奪われるといった形で卒業してるので、こういったことは初めてではないが、当時はあまり好きではなかった。しかし自分の初めての彼女である夕凪が最近こういうことをすると、興奮してくるのを知った。
(夕ちゃんなら、いいかって思っちゃうんだもん)
亀頭をペロペロしてからチュチュと音を立ててる。
「ん、どうしたの?」
「いや、エロすぎると逆に冷静になる」
「そうなの?」
「結構ね、でも嫌いってわけじゃない」
「男心は複雑ね」
「まぁね」
そこで夕凪はボタンをはずして、胸を出して挟むのである。
「さっきもその感触が当たってさ、それでたまらなくなったの」
「私は別に、女だからかな?おっぱいが当たっても何とも」
「いや、それはさ、個人差はあるとは思うけどもさ、男は反応するんでないかな、…俺はもちろんそうだし、他の人にもやらないでよね」
「やる機会はないんじゃないかな」
(でもたまに夕ちゃんを見てる男いるんだよな)
永太郎がそこに気がつくと、ささっとその視界に入り、何見てるんだ?顔をする。
(特に男が多いところにいるとね)
「永太郎ちゃん、一緒にご飯食べよう!」
先日地域の大ホールにて夕凪の上司である蓮田弘毅に追いかけられました。
「蓮田に永太郎が追いかけられてるうちは安全だから」
そういって他の男性陣は静かに飯を食べ始めたのが印象的でしたが。
「(おっぱい大きいし、好み)お嬢さんも応援に来てくれたの?」
トランクを引いた男が声をかけた、その瞬間。
永太郎と部下にして友人の夕凪に何すんじゃ我と二人が殺気を込めてきたので。
「お前、どっから来たんじゃ」
「目の付け所はいいけども、それはダメよ」
こういうことになるから、よく永太郎を知るものは決して失礼な真似をしない。
よく知らない人ほど気軽に声をかけて、殺気を当てられて、トラウマになる。
「結構長く付き合いがあっても、こんなやつだって初めて知ったわ」
「あいつ、まだ本気だして無かったんだな」
呑気でマイペースな男が、とんてなく殺気を出して独占欲を丸出しにする。
「永太郎…」
照れ臭い、恥ずかしい、それもある。
それもあるのだが、そういうときを一番よく知るのはやはり夕凪である。
自分を組伏せようとするときの永太郎と重なる。
チュ
実際、夕凪もマゾである。
だから、体が慣れてからは相手がその気になってくれる方が嬉しい。
(夕ちゃんもなんか発情してない?)
そういう異変に夕凪の男である永太郎は敏感である。
(というか、夕ちゃんって)
ご奉仕Mといえばいいのだろうか。
自分の体を使って、ご奉仕をして、気持ちよくなってしまうタイプ。
もちろん、ご奉仕には自分の性感帯や性器も使う。
そのため夕凪に主導されても、だんだんと惚けていきながらも、自分に尽くしてくれる姿に、興奮していくのである。
「ねえ、夕ちゃん、こっちは中の方でスッキリしたい」
「うん、わかった」
そうすると衣服を脱いで、自分から永太郎の上に乗って、グイっと穴の中に誘った。
「やっぱり夕ちゃんの中って最高だね」
「ありがとうございます」
もちろん、永太郎はきちんと夕凪の体を支える。するとM字の開脚から一層深く繋がり出す。
「これ…やばいよ」
そこで夕凪がキスをしてくるので、舌を絡める。
「お口も美味しい!あ~夕ちゃん、ダメだ、ねえ、後ろ向いて、お尻見せて」
我慢ができなくなり、たっぷりと突きたくなったらしい。
しょうがないわねと一度抜いてから。
「はい、どうぞ」
素っ気なくは言うが、きちんと穴を広げて見せてくれる。
ズブッ
「ひゃぁぁぁ」
怒濤の腰つき、我慢できないというだけはある。
(永にこういうことされるの好きぃ)
永太郎がスッキリしたのは、そのまま二回中に出してから、その間に夕凪は数える余裕がないほど達してしまった、今は焦点が合わず、天井を見たまま息が荒い。
「もう一回」
そんな中で永太郎はそういってキスをした。キスは優しいのだが、まだまだ男性器は暴れ垂れず、夕凪のへその上を存在感を放ってた。

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