有坂総一郎 2023/07/10 15:00

日米ソ、どの国であっても支那事変は介入した時点で泥沼だな

・抗米/抗独ゲリラ
・青幇
・阿片
・武器密輸
・中華ソヴィエト
・百団大戦

このあたりまでは概ね結びつけて作話する段取りが出来たのだけれども、支那事変と一緒で決定打に欠けるんだよなぁと。

まぁ、理由は結局どう考えても泥沼の支那事変かベトナム戦争みたいな出口の見えないそれになるという問題が解決出来ないからだ。

踏み込めば踏み込むほど史実と同様に奥へ奥へと進まざるを得ない。侵攻をやめればゲリラとの延々と続くモグラたたきが待っているというそれだ。

戦闘ヘリや輸送ヘリがあればヘリボーンで急襲して虱潰しも選択肢として考えられるが、それだとベトナム戦争と同じ展開になる・・・・・・ジャングルがあるわけではないから平原の中でなら割と有効だと思う・・・・・・が、そもそもヘリの開発に問題がある。

シコルスキーが日本・正統ロシアに移転しているせいで根本的に開発メーカーがないという構造的問題を抱えている。よしんばベル社がそれを代行したとしても、ガスタービン発動機がないとまともな機体が作れないだろう。

でもベル社は航空機で鳴かず飛ばずな状態もあって史実では41年にヘリ事業に参入した事実がある。そこを前倒しするという話なら多少は・・・・・・と思うが、シコルスキーの実験機VS-300が39年、実用機R-4が42年初飛行だからどう頑張ってもこの辺までしかブースト出来ないから使えないなぁと。

ただ、ヘリボーンは無理だとしてもエアボーンなら実施は可能だ。空挺部隊の投入ならDC-3くらいあれば十分ではある。DC-3のガンシップ仕様というのもありだろうか。

ボフォース40mm機関砲くらいならDC-3に搭載するのに不都合があるとは思えないからガンシップ×2機、C-47×4機くらいで1個小隊編制と考えるとありかもしれないなと考えてみる。

でも、結局はヘリボーンでもエアボーンでも、局地的なものでしかないから、最終的には面制圧だろうがなんだろうが、奥地へと侵攻していくという流れは変わらんなぁと。

そう考えると、史実支那事変における地方政府を設立して統治や治安を肩代わりさせるという方針は間違っていないのだろう思う。結局、支那という大地を一括りで支配するということ自体が間違いであって、分割して統治するのが正解なんだと思い至る。

よって、結論として、支那事変はテーブルに着く相手がいないと日本だろうと米帝だろうとソ連だろうと泥沼にしかならない。圧倒的物量がどうにか出来る戦場ではないと言うことを再確認させられた。

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