SOUL CATCHER(S) -ソウルキャッチャーズ- 少年ジャンプ+ 10号 感想(2016)

ファンタスティック！

ジャンプ+掲載、
SOUL CATCHER(S) ソウルキャッチャーズの感想です。

SOUL CATCHER(S)

　終わってしまった…
そろそろ近い気はしてましたが、ついに最終回。
神峰と刻坂が出会ってからの一年、心をつなぐ一年、個性なく初のパートリーダーたちとの絆を紡いで一年。
長くて熱い、一年が終わったのですね。

　谺先生への謝辞は、作中のものはもちろん、神峰だけが主人公でヒーローなのではない、一人一人が頑張って全力で、その背中を神峰がほんのちょっと押したり、手をほんのちょっとだけ引いたり出来た。
皆が各々、全力の主人公だったと表しているように感じます。
皆の、特に伊調の、心底嬉しそうな笑顔が大好きです。

　…ジャケットを脱いだ鳴苑メンバーの胸のサイズを確認してしまったのは秘密だ！
そして女性陣の並びに普通にいる御器谷先輩の馴染みさよ（笑

　これからどう生きるのか、音楽を続けるのか、重い問いです。
でも音羽先輩、川和先輩がちょこちょこ来るのは確定してるんですよね（笑
多分金井淵先輩と奏馬先輩も来るんじゃないかな！
　この先の一年、そしてもっともっと先も、神峰と刻坂の並び立って演奏する時も見たいですが、今は晴れ晴れとした、自分を曇らせた言葉でライバルを賞賛する伊調の、心と共に輝く笑顔が、私の心にも輝くのです。
ファンタスティック！

　攻略すべきと紹介された時の並びで、でも信頼の笑顔で神峰を待つパートリーダーの面々。
そして神峰を待つように視線を向け微笑むこころの姿たち。
今までの、長かった一年、読者としてはもっと長かった時間の重さと熱さが詰まってるなぁ。
　金井淵先輩だけ笑顔かどーか分からないとか、一人ニヘラ笑いしてるの誰だ！とかありますが（笑

　この今までの、紡いできた皆との心の絆がきっと「言う必要ある？」に繋がるのでしょう。
素晴らしい一年、おめでとう！
素晴らしい時間をありがとう！
　不満は恋愛フラグの不足だけですよ！(笑

　読者としても追いがいのある作品でした（笑
さすがに『超人ロック』には程遠いですが、打ち切りから移籍×2回はなかなかに心配を尽きさせない展開でした。
『ぬらりひょんの孫』『ベルゼばぶ』とともに、週刊少年ジャンプで打ち切りになっても、根強い人気と作者の情熱が有れば美しい結末を迎えられるという結果を出してくれたのは、ナガネンノジャンプ読者としてもとてもありがたいものです。
　ああ、流星のように輝き消えていった、愛する数々の打ち切り作品よ…

　本当に、本当に素晴らしい熱い作品をありがとうございました。
最終巻はもちろん、次回作期待しておりますよ！