【ジャンプ感想】僕のヒーローアカデミア No.192
僕のヒーローアカデミア
過去と未来の狭間で
僕のヒーローアカデミア 19 (ジャンプコミックス)
堀越 耕平
集英社
2018-07-04
4周年おめでとうございます!
オレンジなコスに身を固めた1年A組ズ、格好良くて可愛いなぁ。
お茶子ちゃんだけ胸に花を飾っているのは、おしゃれ心なのかしらん。
ホークスの生まれと描く未来。
エンデヴァーのもがいた過去と見据える未来。
デクとワン・フォー・オール。
様々な過去と未来を見据える、大きな転換点なのだと示す回だったように思えます。
ホークス、国に鎖をつながれたような身の上なのですね…。
自由そのものなような個性なのに、作中で誰より縛られているなんて。
一番のエンデヴァーファンなのに、それを見せもしない、イチバンノツンデレで捻くれ者なのかもしれません。きっと今回のエンデヴァーとの喧嘩みたいな会話が、一番嬉しい時間なのだろうなぁ。
その中でふて腐れもせず、自分らしい自分の力で、世界を変えようとする姿が、背中を支えたくなります。
「ヒーローが暇を持て余す世界」も、良い意味だけでなく、自分がヒーローという枠に縛られない世界を望んでなのだ思え、また悲しくなるのです。
エンデヴァーを変えたのは、今まで家族を見ないように務めていた姿勢を変えたのは、やっぱり「No.1ヒーローの立場」なのだと思います。
オールマイトに届かなくて、足りなくて。
不器用にがむしゃらに足掻く、その目的を失って。
やっと一人の男として、父として、一人のヒーローとして、自分を見られるようになったのだと。
償えないほどの罪を犯してきたこと、それでも償わなければいけないことも。
その償い方がまた不器用で笑っちゃいますし、愚直に真っ直ぐなのが、轟くんによく似たちょっと天然な所とかが、多分これが本当のエンデヴァーなのだと伝わってきます。
その上で、人々の、子らの未来を保証する。
自分のヒーロー像だと定めたエンデヴァー、人間でヒーローで大人で、格好良いですよ。
「見ろや君」フィーバーには苦笑いですが(笑
本人の今の気持ちが見たいなぁ。
あとどうでも良い話なのですが…
冬美さん、ムチムチで真面目で優しくて夢見がちで人が良くて、
エロくて良いですな!
疲れたデクの見る夢は、ワン・フォー・オールに刻まれた記憶か。
アニメの方で鮮明に描かれた先先代の顔も凛々しいなぁ。
初代のイメージはなんとなく想っていたものに近いです。
初代とオール・フォー・ワン、あと多分今回初出しの禿頭ゴーグルのおっさんの話も見たいなぁ。
他の感想はこちら↓
週刊少年ジャンプ 35号 感想(2018)