ぶるがり屋 2020/03/11 01:15

映像研には手を出すな! 7話の感想

映像研には手を出すな! 7話の感想ですよー。


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伊藤沙莉
ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
2020-06-24

映像研には手を出すな!

 他の方の感想見て、やっと冒頭の場所が水崎氏の邸宅だと気づきました。
さんざ金持ちだと表現されてたのに、あれが個人宅だと脳みそが判断してくれませんでした(笑
想像力が狭いぞ私!

 なんてポジティブで健康的な作画厨…!
"動き"の面白さ、意味、実用まで気づき、ものにするとは。
水崎氏は今までアニメ作ったことが無いのに、飛び抜けて動画を描くのが上手いのも納得です。
演技としてのアクションも上手いのじゃないかなー。

 そんなちょっぴり変わった子供の行動を、止めず許し、読み解いて答えてくれる大人も素敵です。

 百目鬼さん、女の子だったのか!
なんかもう話の入りからプロっぽい内容ですが、百目鬼ちゃんは何作か作ってそうですね。
でも流石に演技したことのない人間の音響監督は初めてで、キッツいのじゃないかな(笑
ロボ研、情熱だけは本物だから余計に(笑

 ヒィィ…
コミュ苦手な同士だろう、浅草氏と美術部員くんのすれ違い、衝突が痛い…!
説明無視した美術部員くんの方が悪いけど、浅草氏にも要旨を説明できてなかった部分がありますし、そしてきっとお互いこだわりの塊だから、難しいのですよね…
 でも浅草氏、「説明するより描いたほうが早い」は心が弱いとついつい選んじゃう、ダメな道なんですよ…
 水崎氏のちょっと第三者的でにこやかな指摘と、柔和でどちらの都合も理解している美術部員さんの介入が嬉しい…
暖けぇ。
 金森氏の叱咤が一番正しいのですけどね(笑

 雨に濡れての帰り道、お風呂。
ちょっとした考え方や大事なもの、知っていること、選ぶ言葉の、それぞれの違い。
今知り合っていく少年少女たちが微笑ましく、とても可愛い。
金森氏の「お友達と?」「いいえ」はどんな意味で、これから変わっていくものなのかな。
 浅草氏と水崎氏、注目点は違っても、好きな映像作品は被ってそうですよ(笑
こだわりの2人と論理大事な金森氏、もっともっとこの3人の知り合う事と、大事なすれ違いを、見続けたくなります。

「細かくて伝わらない」ものこそが大事だと。
その大事なものが自分だから「私は私を救わなきゃいけない」
そして、同じ喜びと苦しみを知る誰かのために、
「私はここにいるって! 言わなくちゃいけないんだ」だと。
胸を張り、生き方を選び取った水崎氏の、格好良いことよ…!
惚れる。

 きっとほとんどの、クリエイターの情熱に通じる言葉じゃないかな。
私は「細部に神は宿る」を思い出しました。
大きく描くことがまずあって、その上でどの細部をどう描くことこそが、表現なのだと。そう再確認させてくれました。

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