映像研には手を出すな！ 11話の感想

映像研には手を出すな！ 11話の感想です。

映像研には手を出すな！

　そもそも、なんで戦うんじゃ
なんて根源的な問いを（笑

　円盤焼きの交渉中に襲撃！
公安が居るどころかドローンやら小型ロボット戦車やら持ってたり窓から銃持って強行突入してきたり！
生徒会がパラライザー撃ってきたり緊急退学処分とかしたり！
この学校怖いよ！(笑
　動じない金森さんも、こんなことがおそらく日常茶飯事なことも乾いた笑いが出ます（笑

　水路の冒険にワクワク。
浅草氏にとって、こういう実地での興奮と観察が、創作に一番必要なエネルギー源なのだろうなぁ。
小動物のように元気に動き回る浅草氏の可愛いことよ。
お腹と頭撫で回したい。
水に落ちちゃう浅草氏も可愛いし、即助ける金森氏も格好良いです。
危なっかしくて可愛いんだろうなぁ（笑
　そんな中でも道とローマとか三途の川と六文銭とか、神話格言にかけた戯言が小気味好く。

　浅草氏と金森氏の出会いがやっと見られてやったー！
この不器用で無愛想で、違う世界が繋がったような、ほんわかする出会いでした。
ドライでビジネスライクだからこそ怖じずに近寄れて、また初めて乗れた電車は浅草氏にとって最高に面白いアイテムでしょう。
　共生から仲間に。
やっぱりこの2人の関係、好きだなぁ。

　風邪引いたのも、浅草氏を助けてずぶ濡れになったせいな気もしますが、それを全く言わないのも金森氏らしい。

　世界観的にも水没と放棄が進んでいるのが見えて、設定マニアの心がくすぐられますね…！

　優しい教頭を見て、今までを思い出して。
「共存」をテーマに導き出す浅草氏。
やっと点と点が繋がったー！
今までの絵が全て、意味あるものに映る瞬間。
爽快でした。

　ただ、金森氏の逆転策も爽快でしたが、浅草氏の「共存」のテーマと、また前回と今回冒頭の学校側・生徒会側との軋轢、その打破がさらっと流されたのはちょっと不満で不安。
金森氏はもう終わったような口ぶりでしたが、生徒会は書記ちゃんが抑えたとしても、少なくとも教頭の、致し方なくも納得したような絵が欲しかったなぁ。

　そこら辺は次回で描かれるのかな？
と思ったら最後に大問題が!?
制作人数が増えて、かつ監督も仕事が多かった故の失敗ですねー。
制作も進行も専任で居ませんし。
「ちゃんと確認しておけば良かった」
これが存外難しく、取り戻すのが難しい…。