ヴァイオレット・エヴァーガーデン 12話の感想
ヴァイオレット・エヴァーガーデン 12話 の感想です。
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監督: 藤田春香
出演: 石川由依, 寿 美菜子, 悠木 碧, 子安武人, 内山昂輝
発売元: 京都アニメーション・ヴァイオレット・エヴァーガーデン製作委員会
2020/03/18
ヴァイオレット・エヴァーガーデン
お兄様主人公!
和平が近いからこそ、過激派は焦りますよね…
描写から薄々分かってはいたものの、ギルベルト少佐とヴァイオレットが、面倒で危険な任務につかされていた、そしてその待遇が公然だったことが、何とも嫌な気分です。
おそらくはこの物語の最後の部隊の役者が、ヴァイオレットと少佐のお兄様、カトレアとベネディクトくんなのか。
社長ではなくベネディクトくんなのだけ意外でしたが、それよりついついカトレアさんの開いた胸元に目が行ってしまいます(笑
めちゃくちゃ堅苦しい現場でめっちゃ寒そうなのに!
それはそれとしてありがとうカトレアさん!
社長はヴァイオレットと一緒に戦ったり頑張ったりするのではなく、帰りを待って、お帰りなさいと迎える役回りなのですね。
過激・主戦派のリーダーは最後の砦の指揮者でしたか…
ヴァイオレットから見れば少佐の仇でもあり、リーダーから見れば砦と戦争を終わらせた大敵、お互いに因縁の相手なのですね。
だからこそ、ヴァイオレットが選び取る未来に立ち塞がる相手として相応しく。
飛行機から降下→直接列車にダイナミックエントリー!
かとドキドキしてましたが、そんなことはなく(笑
戦争を終わらせたいという想いと、一般人のドールの立場、お兄様との関係。
でもヴァイオレットの中では、全て少佐からもらった、そしてつながっている、大事な想いなように感じます。
おそらくは最後の、戦場。
戦術では過激派の勝利でしたが、最強戦力個体ヴァイオレットがドールとして、C.H郵便社の一員だった偶然が勝敗の分かれ目でした。
でも、それは運命のようでもあって。
リーダーとの問答は、たしかにヴァイオレットにとって、超えるべき、そしてつかむべき未来への、最後の大きな壁でした。
「戦争は終わったのか」「火傷のように残って終わらない」
かつて社長に問われ、ヴァイオレット自身が否定し、後に真実だと打ちのめされた事実。
だから今、敵として立ち塞がる幾多の兵士は、ヴァイオレット自身でも、殺してきた誰かでもあって。
だからこの物語を経て、戦争が終わってヴァイオレットが得てきたもの全て。
多くの人の様々な喜びと悲しみと愛が、火傷の痛みが、その先にあるまだ見えないものが、ヴァイオレットが今立つ理由で。
誰も殺さず、守って、戦争を終わらせる。
その中で、ずっと言えなかった、言葉に出来なかったギルベルト少佐への想いと痛みを、やっとヴァイオレットとお兄様が分け合えたことに、胸が熱く、また撫で下ろしました。
だってですよ!
戦争終結やヴァイオレットとお兄様の無事とかなんとかなると信じてますけど!
ずっと心配していたヴァイオレットとお兄様の仲、ここから良くなるじゃないですか!
何だよお兄様、純粋に、弟ギルベルトが大好きなだけじゃないかー!
その喪失をヴァイオレットのせいにしてるだけじゃないですかー!
もう誤解と確執は消えそうなので、2人でギルベルトのこと一晩中でも話せば良いよ!
大好きな、失ってしまった人の思い出を話すのは、幸せな痛みですよ。
危険なシーンは続くでしょうけど、明るい未来を信じています。
大団円、待ってます!