ぶるがり屋 2020/09/06 01:41

フルーツバスケット 2期20話の感想

フルーツバスケット 2nd season 20話(計45話)
「大丈夫ですか」 の感想です。


フルーツバスケット 2nd season Vol.3 BD Blu-ray
井端義秀 (監督), 石見舞菜香 (出演), 島崎信長 (出演), 内田雄馬 (出演)
エイベックス・ピクチャーズ
2020/9/25

フルーツバスケット

 由希の学生生活!
十二支の呪いの中で、家族と、一人の自立した人間として、頑張ってきた由希の成長と成果が見えてほっこり。

 無理をしない範囲で頑張り、個性爆発な周りに囲まれながらも他人の気持ちや事情を鑑みて最善を模索し、手を差し伸べる側に。
今までの無理して頑張りながらも、優しく、他人の弱さに敏感で寄り添うとする由希が。
由希の望むように、目指す方向に、由希らしく成長してるのだなぁ…
嬉しいよ!勝手に年長の親族目線で!(笑

 真鍋と真知。
原作掲載時には、全く兄妹と気づきませんでした(笑
でも言われて見れば納得なのですよね。
距離感もそうですが、他人の気持ちどころか自分の気持ちすら理解するのが苦手な真鍋が、その傷に当たり前に触れて、思いやれないままに寄り添える様。
きっと同じ傷を抱えながら同じ時間をずっと過ごしてきた者同士なのだからなのでしょうね。
 幼い頃から今までの真知には、無神経だけど立ち入り過ぎない、でも分かってくれる真鍋の存在は唯一無二の救いだったのじゃないかな。

 由希も今までずっと"絆と家の呪い"に囚われていましたが、ファンタジーではないまた別の同じ"呪い"に囚われてきた人と触れ合うのは、由希にとっても良い知見と経験なのじゃないかな。
自分達だけじゃない、色々な呪い、家庭、絆、そしてその解決法や付き合い方が有る、いうことを。

 書類を撒き散らして想いを馳せた由希、真鍋、真知の3人に生まれた絆は、どんな関係になっていくのか、見ていたくなります。

 由希と真知は無理して内側に溜め込んじゃうタイプ、真鍋は意識せず外に出ちゃうタイプ、公ちゃんは意識的に外に出すタイプですね。
 色々と有るけど、由希と真鍋は、凸凹で全然違うタイプで、不器用ささえ方向性が別で、お互いを補い成長し合う、良い相棒だなぁ。

 由希ママが優しくなった!
考えてみると元々感受性の鈍いタイプでだから十二支の子供を2人も宿しても壊れなかったけど、その呪いと一人目が綾女ということで(笑
子供が理解できない、付き合い方が分からなくなっ他のかなーと思ったり。
 幼い頃、本気で由希が怖がったのも母を求めたのも分からなくて。
でも、今の由希は普通の子供、男の子として接してきて。
やっと由希ママも、男の子として、子供として見られるようになったのかな。

 それはそれとして直人くん、頑張れ…!
無神経で無遠慮で口煩いけど、正直君の方が普通なんだ。
結局苦労するのは由希と君なんだ。
真鍋を懲らしめるのは君じゃ無理だけど由希は出来るんだ。
頑張れ、応援してるぞ…!!

 真鍋の首を掴んでの「お前かコノヤロー」が晴れがましい(笑
由希がこんな声出せるようになったんだなぁ、人間味が深くなってきたなぁ、とちょっと思いました(笑

 透くんや由希たちのクラス、素敵な雰囲気・良い仲間たちですよ。
花ちゃんや魚ちゃんの怖さも夾の不器用さも木之下南ちゃんの意地悪ささえ笑って受け入れて。
委員長の女の子、スッゲー大変だったと思うけど(笑、とても楽しいと思います。
 髪の毛を遊ばれる魚ちゃんと熱心に遊ぶ花ちゃん、
意地悪役を頑張る透くん、
しっぺ返しを受ける南ちゃんの変顔、
野良猫みたいな夾と戯れるダチトモーズ、
透や潑春たちに心配させずに頑張る由希と、もう無理をしない由希だと分かって心配しない透くん。

 もうこの時間も残り少ないけれど、きっととっても、大事な時間。



(以下ネタバレ注意!)



 由希が真知を少しづつ知って、真知が少しづつ由希に惹かれていく過程がもう伝わってきて…
胸がトキメキますね!

(ネタバレ終了)

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