ぶるがり屋 2022/04/10 22:35

鎌倉殿の13人 14話 の感想

鎌倉殿の13人 14話
「都の義仲」の感想です。


見逃し・同時配信 - 鎌倉殿の13人 - NHK

【作】三谷幸喜
【音楽】エバン・コール
【出演】小栗旬、新垣結衣、菅田将暉、小池栄子、片岡愛之助/坂東彌十郎、宮沢りえ、大泉洋、西田敏行 ほか
(C)NHK

鎌倉殿の13人

 うおおおお面白ーっ!!!!
公家と京、武士と辺境、一人一人の思惑と意地がぶつかり合って目が離せない!
虚実の謀反の行方が分からない!
気になるー!
でもドラマで見たいからwikiで調べないでおくよ!

 木曽義高と大姫、源頼朝と義経、多くの坂東武者たち、いくつかは話し合えれば穏当な結果に落ち着きそうに思えて、みんな話し合って幸せになって欲しいのですが……!
 あ、文覚上人と行家と後白河法皇はどーでも良いです(笑

北条義時と八重さん

 ヒューヒュー!
やったな報われたな幸せだー!
何度も振り返る義時はダメなんだけど、ダメ可愛くて。
その無邪気なダメさに本気で溢れる笑顔が最高で、
ああ、義時はこの笑顔を取り戻したんだ、自分だけの宝物にしたんだと。
見てるこっちも頬が綻んでしまいます。

 木曽義仲の京滞在中にお腹も大きくなって、微笑ましくもあり、義時が何を犠牲にしても守るべきものが出来ていく様が、ちょっと怖く思えたり。

義経と義高

 今回初めて、義経が可愛く優しく思えました。
頼朝の後継になり得る義高に、何故なのか。
頼朝から義高へは愛がないことを分かったから、普通に親族として接っしたのかな。
鎌倉での孤独な姿に同情したのかな。
 初めて義経に、普通の若者の気遣いを見た気がしました。
お互いの覚悟は怖かったけど(笑

 お前の父を殺しにいくという覚悟、
私の父に殺されにいくという諦観。
義、戦、生き死に。
今回一番、どきりとしました。
握りつぶした蝉の抜け殻、空蝉は、誰の運命を暗示するものなのか。

 そして、約束は守られない。
「源氏同士で戦わない」と誓ったけれど、義仲からではない理由で破れつつある義高は。
ずっと戦いたかった、兄と何でも語らいたかった。
繊細で感情のままに暴れる義経の運命は。

木曽義仲の悲運

 …辛い!
真直ぐな義の人だからこそ、義のため世のため仲間のために頑張り、傷ついていく様が悲しい、悲し過ぎる。
悪徳非道な簒奪者を追い出した英雄!という名目なはずなのに、あんな陰険な扱いは辛いですよ。
 でも巴御前の怒りっぷりと、怖がる木曽の仲間たちは可愛かったです(笑

 ただ、この京・公家たちの世界の歪みがここまでの時代になってしまったこと、平家が朝廷を支配し、地方の武士たちが立ち上がったことにつながるのでしょう。

源頼朝という男

 朝廷から幕府に権力が移る過渡期。
だからこそ京・公家たちのルールで立ち回れる頼朝だけが、後白河法皇と戦える頼朝だけが、新しい時代を作れた。
義より、家族の情より、戦の強弱より、大義と風聞と権力の強さと恐ろしさを誰より知り、恐れる頼朝が…。

 それはそれとして、こんな魔都・京に、義経がどう生きるのか、楽しみです。

鎌倉二分

 いやぁ、全く先が分からなくてドキドキします!
大江広元の策、どこまでのものなのか…。
どうやら一度は刀を抜いて対峙までは行くようで、どうやって決着するのか、気になります!

他、ちょこちょこ。

 安徳天皇と大姫、可愛いよ、可愛いよ……
 時政パパ、自由にさせるとホント賢いし強いなぁ。あと可愛い。
三浦義村が何を誰にどこまで話してるのかのリストが欲しい。

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