茶飲み話33 エロシーンのテキストとか

一鉄工房のブログにおこしいただき、ありがとうございます。
管理人のOIGUMO(老雲)です。

さて、ここしばらく「ストーリー」をテーマにして茶飲み話を
進めていますが、今日のテーマはその中でも重要になる「エロシーン」の
お話など。まあ、大したお話でもございませんが。

関心のある方は、以下の「続きを読む」をクリックされてください。



(続き)
続きを開いてくださり、ありがとうございます。

エロゲ―を作っている人間がこんなことをいうのもなんですが、
管理人はエロシーンを作るのが苦手です(笑)。





管理人の関心はもっぱら「バトル」に
向いているので、バトルテキストを考えるのは
楽しいのですが、それ以外は「バトル」の準備、
つまりは義務的な作業というイメージです。
(SSは「魔法剣士アリサ」のものです)



今日は、そんな偏った人間が、どんなことを考えながらエロシーンを作って
いるのか、そんなこぼれ話になります。




管理人は、商業・同人を問わずいろいろなエロゲ―を遊んできましたが、
決定キーで読み進めるエロシーンを楽しんだ、という経験はあまりありません。
どちらかというと、制作サイドで準備されたテキストを楽しむというよりは、
CGを見て、自分なりに想像を膨らませて自家発電をする、というスタイルです。




ただ、これはエロシーンでない部分(ストーリー)などで表現された、
登場キャラクターの個性を下地に想像を膨らませるので、ゲームテキストを
全部無視しているわけではありません。その意味で自分は、エロシーンそのもの
よりも、シーンに突入するまでの物語を楽しんでいるのかもしれません。




実際のシーンでも、脱いで、挿れて、喘いで、出して、という行為ではなく、
その「状態」をどのような言葉で表現しているのか、あるいは行為の最中に
登場人物が何を感じ、考えているのか、そうした表現により強く惹かれます。



そんな管理人がエロシーンを作る時、頭の片隅に意識しているのは、
実は「エロ小説」だったりします。




今はほとんど読むことはありませんが、一時期、エロ小説にハマりました。
実はハマる前、絵や写真ではなく文章でエロを表現できるもんか、と
馬鹿にしていたのですが、1つ作品を読んだだけで認識が変わりました。




なにこのエロさ。




一言でエロ小説といっても、作者により表現方法が違うのは当然ですが、
自分が手に取ったのは、どちらかというと堅い文体の本でした。

一番驚いたのは、エロの表現方法です。いわゆるエロい単語が出てこないのです。



動物、植物、食べ物(果物が多いですね)、その他誰もが想像できる
日用品などを例えに用いて、性行為の状態を表現していきます。
そして併せて登場人物の心理、仕草の描写が扇情的です。
新しい世界を見る、とは、まったくこのことでした。




管理人にはこうしたエロさを創造する力はありませんが、シーンを描写する際、
シチュエーションにもよりますが、なるべく伏字を要するような単語は少なく
なるように心がけています。また、言葉として意味を持たない長い喘ぎ声や、
台詞を通じた状況描写(「奥まで入ってるぅ!」など)は基本的に使いません。
まあ、繰り返しになりますが、シチュエーション次第で変わりますが。





喘ぎ声については、全くないとかえって
不自然なので、短め、少な目には使います。
声優さんが読み上げるなら話は別ですが、
そうでなければ、やたらと長い喘ぎ声の
文章を読むのは、管理人は苦痛に感じるからです。



ただ、これらは単なる個人の趣向の問題です。
女の子が「チ○ポ」「おマ○コ」といった言葉を絶叫しながら乱れる
シチュエーションを楽しむという趣向はあって当然ですし、
シリアスな雰囲気も、ライトな雰囲気も、それぞれの魅力があると思います。




このあたり、ゲームの作り手の趣向が反映されるポイントでもあるので、
エロシーンの描写を見比べてみて、自分に合うサークル様(または
シナリオライター)を探してみるのも、楽しいのかもしれませんね。




最後に、まったくの余談になりますが、管理人が印象に残ったエロシーンの
あるゲームを少しばかりご紹介します。




■ソナビア(サークル「えのきっぷ」様)




大ヒットした同人ゲームなので、ご存知の方も多いと思います。
管理人はこの作者のテキストが好きです。特に、状況や心理描写が好きですね。
このゲームの中にあるバッドエンドの1つに、バドンという敵キャラの
敗北シーンがあります。ヒロインが敵に屈し、殺人などの犯罪が日常となった
異常ともいえる環境に慣れてしまい、その中で敵キャラに対して歪んだ愛情を
持つようになる、そんな描写に背筋が寒くなった記憶があります。




■神聖にして侵すべからず(商業ブランド「PULL TOP」様)




こちらは商業ブランドのエロゲ―です。個人的には安定して楽しめるゲームを
出し続けているという印象があります。このゲームはその中でも比較的、
扱いが地味なゲーム(?)なんですが、個人的には一番のお気に入り。
シナリオも好きですが、一部のエロシーンに特徴があって、初めてキスしようと
して顔をぶつけてみたり、初挿入の前に出してしまったり・・・と、「失敗談」が
あるんですね。それを乗り越えて進む主人公とヒロインの物語が好きです。




最後はちょっと管理人の趣味紹介になってしまいましたが、
エロシーンに関してのお話でした。



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