【支援者向け】なにかを作りながら考えていること - えろい文章にするための試行錯誤
※2021年7月の限定記事です
※先に前書きをご覧いただければ幸いです。
このところ続いている「なにかを作りながら考えていること」シリーズです。本当は、今回を「後編」として終わるつもりだったのですが、来月書きたい内容も出てきているので編での区分をなしにしました。すでにある前編・中編はいずれタイトル修正するかもしれません。
さて今回は、執筆中の(物語の進行箇所ではなく)「プレイ部分」を書いているときに考えている、「どうすれば、えろい文章になるのだろうか」についてです。とはいえ、えろの神秘は果てしなく、なおかつ自分も無意識に行っている部分が多いので、今回の内容がどこまでお役に立てるものかは分かりません。それでも、自分なりに精一杯書いてみました(おおよそ11,000字です)。
ちなみに「読みやすさ」というのも重要な要素だと思うのですが、これは来月にあらためて詳しく取り上げる予定です。今回はあくまでも、文章から性的興奮をどう呼び起こすか、という点にのみ着目しています。
骨組み(実際のプレイ手順)
まず前提として、R18小説やゲームの場合、なんらかの具体的な「プレイ」を伴います。これは物語の進行と対比してのプレイ部分ではなく、もっと厳密な意味でのプレイです。つまり、騎乗位・パイズリ・フェラ・足コキ……等々です。
なお、用語の定義は個人的なものですが、これは「シチュエーション」とは明確に区別しています。
※シチュエーションはもう少し状況に寄ったもの、たとえば「逆NTR」とか、あるいはもう少し細かくして「ロッカーに二人で閉じ込められて周囲にバレてはいけない」とか、そういうものを想定しています。
そしてプレイが決まったら、その「プレイ手順=実際の行動」を記述する必要があります。
※実際には、この前段階としてプレイを具体化・細分化する作業が挟まる場合も多いです。例としては、膝立ちパイズリなのか、馬乗りなのか、いわゆる縦パイズリなのかを決めたりです。ただし、ここでは話を分かりやすくするために省略しています。
ここでは椅子に腰かけた男性に対して、膝立ちで女性がパイズリするとしてみます。
必要な記述の例としては、箇条書きになりますが以下のようになります。
・女性が椅子の前にかがむ
・男性の両脚を広げる
・ズボンからペニスを取り出す
・女性が胸元を開ける
・胸にペニスを挟み込む
・胸で上下にペニスを扱く
・射精する
これらが、えろシーンの骨組みになります。
ですが、見ていただくと分かるように「骨組みだけでは、えろくもなんともありません」。
あるいは0.1%ぐらいはえろいのかもしれませんが、この箇条書きだけで読者やプレイヤーをしっかり興奮させるのはまず無理です。
つまり、実際の手順を正確に記述することは、えろさとは別の問題です。
家電の取扱説明書のように、えろシーンを描写するわけにはいきません。
ただし、もちろん骨組みが必要ないわけではありません。
骨組みは基礎として組み上げつつ、その上に「肉付け」を行うことで、えろさを出すことになります。
おそらくほとんどの方にとって当たり前の話を長々としてしまいましたが、ではどうすれば「肉付けでえろくできるのか」を、ここからは自分なりの種類別に解説していきます。
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