【ものべの】 Q:「両親が「ありす」と名付けた由来は?」 へのご回答です!(進行豹
こんばんわです! 進行豹でございます!
『あやかし郷愁譚 ~幼馴染 ありす~』本日発売となりました!
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わー! パチパチパチパチ!
過去作80%オフクーポンが二枚もついてくる等、
このキャンペーン
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とあわせるとめっちゃお得なありすちゃんですが!
それだけでなく当然ながら、作品もきっちりお楽しみいただけるものと仕上がってるかと存じます!!!
CV.ヒマリさん
イラスト curaさん
編集 あらけんさん(新井健史さん)
シナリオ わたくし進行豹 というメンツでの作品となりますのですが!
今回は!!!!! 特に!
「全ての要素がかっちり噛み合った感」ひときわ高いのでは!? と、わたくしとしては感じております。
要素をかっちり噛み合せたキーワードは、おそらく 『切なさ』。
あやかし郷愁譚は、すみアフターのあとの世界線でございますので、
当然、ありすちゃんは 「あなたと結ばれることができなかった」――いわば、失恋しちゃったありすちゃんなのでございます。
あれから何年もたって、立派な看護師になって。
少女と呼ばれることもなくなった――大人の女性のありすちゃんが。
その年齢での失恋を――諦めた恋を大事にそっと隠しつつ――恋を諦めさせたあなたの体とこころの疲れを癒やすそのために、
静かで優しいふたりの時間をプレゼントしてくれる――
いやもう!!!! プロット時点で切ない!!!!!
そこにヒマリさんが素晴らしい大人ありすちゃんの声と魂をお吹き込みくださり!
curaさんが完璧に鮮やかに艶やかに、美しく成長したありすちゃんを描いてくださり!!!
さらにはあらけんさんが「今回のは今までで一番胸にきました」との言葉とともに丁寧できめ細やかなご編集をくださり!!!
『あやかし郷愁譚 幼馴染・ありす』という作品が生まれたのです!!!
これでダメなら、それはもう100%わたくしのシナリオ力の及ばなさのせいでございます!!!!
けど! 多分! ダメってことはないんじゃないかと思うので!!!!
もしまだご試聴いただけてないかたいらっしゃいましたら、ぜひぜひまずはご試聴だけでも! いただけますと幸いです!!!
で! 本日は『あやかし郷愁譚 幼馴染 ありす』 発売記念ということで!
ついさっき急募した、ありすちゃん関係のご質問への回答をさせていただきます!
ご質問をくださいましたのはhybさんです!
ご質問はこちら!!
Q:『両親が「ありす」と名付けた由来が知りたいです!』
なるほどです!!!
では、以下ざくざくざくっとご返信してまいりましょう!!!
A:「菜穂子さんの、小さなころからの憧れの名前です!!!!」
→すみルート03を振り返りますと、そこでは、菜穂子さんと尚武さんが結ばれるにいたったきっかけが語られております。
尚武さんは、東京の病院で大活躍していた脳外科のホープだったこと。
しかし、難病に襲われ、自らの生をあきらめかけていたところを、同じ病院にいた菜穂子さんにひっぱられて、茂伸にやってきたこと。
そうして、有島家の隣家の主、高芳の病止祈祷によって全快し――それをきっかけに茂伸への永住を決めたこと、などなどが。
つまり。
「昔からのお隣さん」の有島家の一人娘だった菜穂子さんに、尚武さんは入婿してきたわけでございます。
で。
有島家が西洋風の作りであり、書斎なども充実しておりますのは、尚武さん同様、近代医学を収めて村医をつとめていたものの菜穂子さんの成人前にお亡くなりになられてしまった、菜穂子さんのお父様によって――のことでございました。
菜穂子さんが小さかったころのものべの村は、ひめみや流の影響がいまよりもずっと色濃く。
病気といえば博師に頼んで直してもらう――というような環境だったのですが、菜穂子さんのお父さんはその風習に風穴をあけ、茂伸村の施設・意識の近代化に、大きく大きく寄与されました。
そんなお父様に惚れ込んで結婚した菜穂子さんのお母様も、当然に西洋風の暮らしが好きで。幼かったころの菜穂子さんは、西洋の児童文学をたくさんたくさん、読み聞かせてもらって過ごしました。
その中に――のちに、菜穂子さんが有島ありすちゃんに読み聞かせしてあげて。ありすちゃんがほくとちゃんに読み聞かせしてあげることになる――兎の穴におっこってしまう少女の物語がありました。
物語の主人公の名前はAlice――アリス。
幼かった日の菜穂子さんは、アリスのことを大好きになり、何度も何度も読み聞かせしてもらい――ある日ふうっと気づきます。
「わたしのおなまえ、ありすだったらよかったのに」
「ありしまありす――ありしまありす!!! すっごくすてきなおなまえなのに」
菜穂子さんは少女になり、女になり。物語を思い出すことも少なくなって。
けれども結婚し、母になり、小さな娘を抱きしめた瞬間、ふわりと思い出したのです。
「有島ありす」
自分がかつて、あれほど欲しがった名前のことを。
――そうして、尚武さんは、菜穂子さんの提案を素晴らしいものだと受け入れます。
このようにして、菜穂子さんと尚武さんの一人娘は、ありすちゃんに――有島ありすのなったのです。
;おしまい