whisp 2020/05/17 21:45

Q「レイルロオドの制服デザインは塗色変更などがあったときどうなるの?」への回答です! (進行豹

こんばんわです! 進行豹でございます!

わたくしごとで恐縮ですが、今日はくっそ暑い中肉体労働しなくちゃでしたので、たいへんに消耗いたしました。

ので、あまり気力を使わずにいけるコンテンツを――と考えたところ、

『そういえばこのようなときのため、「まいてつ」「ものべの」に関するご質問を募っていたのであったなぁ』
https://twitter.com/sin_kou_hyou/status/1190613793128083456?s=20

と思い出しましたので、今日はそちらに回答させていただきます!


本日回答させていただくご質問をくださいましたのは、K将軍さんです!
ご質問まことにありがとうございます!!

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Q:鉄道車輌の塗装が変更になったり、更新工事を受けたりした場合、レイルロオドの方はどういった対処がなされるのでしょうか?(服装や服の色など)

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A: 
帝鉄時代の大原則としては、車輌の外観・塗色変更があった場合には、同時にレイルロオドの制服も更新されていました。
が、帝鉄末期に予算難に苦しめられるようになった頃からその運用は厳密なものではなくなります。
大廃線以降は、塗色変更や制服更新事態が極めて稀となってしまいました。


→前述いたしましたとおり、「車輌とレイルロオドのデザインは統一する」が、旧帝鉄の原則的な運用でした。

具体例をあげますと、キハ07形のレイルロオドである梨実(旧帝鉄キハ07 43)

と、同型機である旧堅上鉱山鉄道キハ07 02のれいな


とは、それぞれの車輌の塗色にあわせた制服をデザインされ、着用しております。

原則通りの運用をなさると仮定して、梨実のキハ07 43が、れいなと同様、ベージュと柿色への塗色変更をなされた場合には、梨味の制服も、れいなカラーのものに変更されます。
ただし、前照灯の数、配置などの変更がなければ、(キハ07 43は1つめで屋根上。旧片鉄キハ07 02は2つ目で車体中央下部)制帽上の前照灯配置は変更されません。

れいなが御一夜鉄道へ移籍してからも、車体の外観変更は一切なされていないため、制服デザインも変更されておりません。


同じくキハ07形の「改良型」として南颯鉄道が自社発注した南颯鉄道キハ100形のトップナンバー機、キハ101専用レイルロオドの紅


も、車体塗色にあわせたデザインの制服を着用しています。
南颯鉄道が廃止となってしまい、肥颯みかん鉄道へ移籍した後も、車体色、制服ともに変更されておりません。

ここに実は、大敗戦後の鉄道事業者の苦しい台所事情が透けて見えてしまっている――ともいえます。

御一夜鉄道にはきまったコーポレートカラーは存在していないのですが、みかん鉄道は「蜜柑色」というコーポレートカラーを制定しております。
みかん鉄道の自社発注車輌は蜜柑色をしておりますので、本当でしたら、キハ101も蜜柑色に塗り直し、紅の制服も一新し、会社としての統一感を出したいのです。

しかし、そうするには予算がかかる。
そうして、その予算があるのなら、ただでさえギリギリの保線状況の改善にあてたい。

ゆえ、車体色や制服の更新は、どうしてもあとまわしになってしまう……というのが、いつわらざる実情であるからです。


各鉄道事業者がコーポレートカラーを制定し、その色に合わせての塗色・制服変更を活発に行えるようになったとき――
そのときはじめて「大廃線時代」は終わりを告げ。新しい鉄路の時代が開かれるのかもしれません。


;おしまい



<追記1>
旧帝鉄の蒸気機関車が黒ばっかりである理由のひとつには、ただでさえ炭で汚れやすいから、ということの他にも、
「レイルロオドたちの統一感を出せるから」があったとも、マニアの間ではまことしやかに囁かれています。


<追記2>
とはいえ、特別な記念列車を走らせるときなどに、車体色はそのままで、ヘッドマークデザインなどにあわせた特別な制服を仕立てることなどもございます。
その制服はたいてい着用回数が少ないものとなるので、「予算難であろうのになぜ?」と思われるかもしれませんが、その制服を着用した姿のポスターなどをつくっての広報展開に流用したり、レプリカ制服・制帽の販売をしたり、鉄道事業者によっては、実着用制服をオークション販売などして、むしろ利益を稼げることも少なくないようです。

が、それらの手段も頻発しているとレイルロオドや鉄道事業者事態のイメージやブランド力を毀損してしまいますので、さじ加減はとても難しいとされ、御一夜鉄道などでもなかなか踏み切れないでいる様子です。

その匙加減が抜群にうまい、といわれているのが、大廃線後、旧帝鉄高嵜機関区を中心として立ち上げられた三セク鉄道、「高嵜鉄道」です。

高嵜鉄道のの看板レイルロオド「D51 840」デゴイチ ハシレのラン

は、圧倒的な人気をほこり、そうした販売での副収入をふくめた高い収益力で、高嵜鉄道を支えています。

ランには同性のファンやレイルロオドのファンが多く、ランのレプリカ制服をプライベートで着ているレイルロオドなども決して珍しくはありません。

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