whisp 2019/01/08 21:57

ふかみちゃんと一年中!! ミニボイスドラマ『初恋リバイバル』台本のご紹介です! (進行豹

こんばんわです! 進行豹です!!

『まいてつ -Last Run-』の仲国シナリオが最優先というスケジューリングの影響で、しばらくご報告をお休みしておりました、

「ふかみちゃんと一年中!!」
http://vigorball.com/project/s/project_id/31


こちらに関しましてわたくし、
アイディア出し(=プロット作成)は随時で行い、
執筆の方は、上記シナリオのチェックバックを待ってる時間に――
と進捗していきたく予定しておりました。


で、先日、その予定通りに本年初の!
「あなたが主役のミニボイスドラマ」
の台本執筆行いましたので、
以下に喜んでご紹介させていただきます!!!

いただきましたリクエストはこちらです! 

//////
①二人は昔出会っていて、偶然再会
②主人公は昔好きだった少女が、再会したふかみと気付かない
③ふかみはずっと覚えて想っていてくれている
④再会後、「好きであった子=ふかみちゃん」と気付き二人は結ばれる
/////

箇条書きだと同じ文字数でも多くの情報詰め込めますね!

ので、かなりみっちりでいただきましたリクエストにお応えし、
執筆させていただきました台本が、こちらとなります!!


/////////////

ふかみちゃんと一年中!! XXXXくんのためのミニボイスドラマ 
『初恋リバイバル』
2019/01/07  進行豹

;セリフは全てふかみ

「……(感動の息)」

「……面白かった。
エンドロール終わったのに――
まだ、席を離れたくないくらい」

「もう少しだけ、映画の世界に浸ってたい。
……初恋の、映画。
かなわないと思い込んでて――けれど、かなった初恋の」

「……現実にはめったに無いから映画なんだし。
奇跡的だから感動するってわかってる、けど――」

「もし叶うなら……
わたしの、恋も……初恋も……」

「って!? ライトついちゃった。もう出なきゃ」

「あ……うふふっ。わたしの他にも人がいる。
やっぱり、席から立てなかったのかな?
どんな人だろ? ――って――って!!?」

「XXXXくんっ!!!?」


;SE
;ドアベル


「……あ、はい。
わたしも、おなじものでおねがいします。です。はうっ」

「あ。あの。さっきはほんと、ごめんなさい。
すごく、驚かせちゃって――」

「はい、そうです。わたし、ふかみ。早瀬ふかみ、です。
あの……覚えてて、くれました?」

「え? あ――はい。です。
……少等部の三年のときに一緒のクラスだった……です…………」

「………………っ!」

「えと、あの――その前に――ひゃっ!?
あ――ドリンク、ドリンク。
あははっ、ですよね。オーダー、しましたもんね、です」

「ありがとうございます、です。
えへへっ――おいしそう」

「あのっ――。
えと……いただきます、です」

「(ずずっ――ごくっ――)」

「…………」

「…………」

「え!? あ、はい、です。
あ、映画? はい、映画、は……」

「あの――お仕事。クマ川くだりとか忙しくって、
そんなには来れないんですけど。
それでも、わたし、好きだから」

「だから、一ヶ月か――
それが無理でも二ヶ月に一回くらいは映画館きてて……です。はうっ」

「えとっ――
XXXXくんは……どう、です。です?
映画館、とか――」

「あ、そうなんですか。です。
それで……んと……こういうジャンル――
恋愛映画とか、好き……なんですか? です」

「……あ……たまたま? チケット……
あー、ありますよね、くじ引きのあたりで。
それでなんだぁ――うふふふふっ」

;囁き
「偶然なんて……ちょっとだけ、
運命的でロマンティックかも……わっ!?」

「ううん!? なんにも、なんでもなくて、
大したことは――えとっ、あのっ」

「え!? 『ロマンティック』って。
はうっ――えと――
あ! 感想! うん。
今の映画の感想、です!」

「ロマンティックで優しくて、
とっても素敵な映画だったなぁって――――えっ!!?」

「XXXXくんもっ!!!!!」

「うれしい、うれしい! うれしいうれしい!!
ですよね! フラニーちゃん。
子役時代の女の子も可愛かったけど――
成長してから、ほんっと綺麗でしたよねー!!」

「儚さがそのまま透明感になっていて――
あと声もいい!!!
ガラスみたいって、わたし思って」

「ですです!
脆そうなんですよね、セリフもそうだし。
だけど、強い。本当は、すごく、すごく強い」

「ロブもいいですよね。
一見、全然、フラニーちゃんと不似合いですけど。
最後まで」

「少年時代も大きくなってからも、すごくふんわりしてて――
っていうといいけど、へらへらしてる感じに見えちゃって。
実際、いい加減なとこありますし――そう!!」

「自転車置場のシーン! わたし、イライラしちゃいました。
帰り、ロブのせいで遅くなったのに、それでフラニー、自転車出せなくなっちゃったのに」

「ロブったら、一人でさっさと、フラニーのことおきざりにして帰っちゃって。フラニー、どうしようもなくなって、泣いちゃって」

「けど。うん――あそこからのどんでん返しがもう!
かわいくて愛しくて、ふたりのこと、ぎゅーって、ぎゅーって抱きしめたくなっちゃって!!」

「ですよね。うん。
あそこが素敵だったから、かけがえのない瞬間だったから――余計に別れが切なくて」

「――わたし、恥ずかしいんですけど、こらえきれなくて、少しだけ……え?

「あ……うん。ですよね」

「泣いちゃいますよね。あそこ。
それと、もちろん――うん!」

「そう! 六年後の。あの自転車置場!!」

「わたしも。です。すごく泣いちゃって、嬉しくて!
それで立てなくなっちゃって」

「エンドロールが終わっても、まだあのこたちの二人乗り――
ずっと見守ってあげたいなぁって、おもってて」

「えへへ……そっかぁ」

「XXXXくんも……わたしとおんなじだったんだぁ」

「素敵、ですよね。恋愛ものって。
悲恋じゃなくって、ハッピーエンドで終わるの、とくに」

「……え? わたし!? ううん、そんなの!?
恋愛なんて、経験、全然――あうっ――あっ、ううん」

「全然、じゃ、ない。です。
……一度だけ。ひとつだけ。
わたし、知ってます……恋」

「あ……うん。ですね。
ひとつだけだから……初恋で――その――
いまのところは、最後の、恋、です。
はううっ~はずかしいっ」

「叶ってないのに最後の恋とかっ――
ってか! XXXXくん。XXXXくんはどうなんです?
初恋、どんなのだったんですか?」

「えーずるいです~。
わたしも話したんだから――あ――はい! です。
もちろん、うふふっ、誰にもナイショ。いいません、です」

「……はい……はい……えっ!?
――図書館で――。うん」

「児童コーナー……あの、キリンさんのお椅子がある――
あそこ、はい。わかります。だって――」

「あ、ううんっ!? わたしのことはどうでもよくて。
それより、XXXXくんの初恋の――」

「はい。はい。
『普段はとっても物静かなのに』……うん。
『好きな本の話になると、とってもおしゃべり』――」

「……………………!」

「あの……ね? XXXXくん。
ううん――Xっくん」

「わたし……ふかみ……ふーちゃん、ね?
いま、髪の毛……ほどくから、見て?」

;SE 髪の毛広がる系

「…………」

「うん……です。
そう。です。
わたしが、そのこ」

「Xっくん――XXXXくんと、ずうっと、
いっつも、としょかんで、ご本を読んでお話してたこ」

「XXXXくんの、初恋の相手で……
XXXXくんに――――っ!!」

「X――XXXXくんにっ――ずっと、恋っ!
初恋してる――女の子、でっ――」

「ある日突然あえなくなってさみくて。
少等部で再会できて、うれしかったのに怖くって。
急に図書館きてくれたなくなったの、
わたしのこと、嫌いになったからなのかなって、おもっちゃって、それで――はうっ!?」

「あ……あ……あ……あっ!」

「わたしも。です。
わたしも、おんなじ気持ちです」

「初恋だって気づいたときから。
ずっと、ずうっと――怖かったときも、かわらずに」

「XXXXくん。
わたしは、ふかみは――あなたが、好き、です」

;おしまい


/////////////


いかがでしょうか!!?


わたくしは「調子の波というものがめちゃくちゃ少ない」のが長所でも短所でもある
(まぐれあたりのホームラン的なのあんま期待できない)とこかと自負しております。

その特徴が、こういう「執筆スケジュール過密なとき」は、よい方に強くでるんじゃないか、と、
自分自身では思っております!


のでのでご安心の上ご支援&リクエスト! どうぞご検討いただけますと幸いです!!

よろしくおねがいいたします!!

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