whisp 2018/05/09 22:48

【作劇How to】 製作に実際につかわれた資料 ~ものべの_地域情報 P5&P6~ (進行豹

こんばんわです。
進行豹です。

さてさて。
製作で実際に使われた製作資料、
『ものべの 地域情報』をつかって、作劇の初歩をご説明しよう――
というこの連載も、早くも第三回になりました。

昨日は思わず長くなってしまいましたので、
今日はテキパキ、本題に入りたいと思います!

まずは、昨日の続きのP5です!

「国道」の説明がございますね。

『ものべの』のホームページを公開いただいたときに、
「世界観」ページの中の「国道」を読んでくださったプレイヤーさんから、
「この国道の説明はすばらしい。本気で世界観つくりこんでるのが一発でわかる」的なお褒めをいただけ、本当に嬉しかった記憶がございます。

 なぜ、「国道」の説明から、「世界観を本気で作り込んでいる」ことを読み取っていただけるのか。

 それはつまり『道とは移動であるから』で。
 そこをきちんと作り込んでいるのは、『この物語は、移動を軽視していない。地点Aから地点Bへの、距離と時間をきちんと考えている物語なのだ』と――そうお感じいただけたからではないかと、想像します。

 実際、『ものべの』をプレイくださった方は。
『ものべの』においては"単純な距離”が本当に大きな大きな障害となって立ちはだかってくることを、ご体感いただけたかと思います。

 もちろん、距離を描くことは、物語の速やかな進捗を阻害する要素を増やすことでもございますので、一長一短といった面も出て参ります。

 いま若い方に好まれているようなお話においては、あるいは「短」の方が目立ってしまうのではないかとも、思われます。

 けれど、『ものべの』で距離をきちんとあつかった経験は、今振り返れば『まいてつ』において、より洗練された形で生きたかとも思いますので――

あのとき「国道」をほめていただけ、自信をふかめたそのことを、わたくしは、本当にありがたいことだったのだ、と、今この瞬間、つくづくと感じております。



 と、これは初期資料ですので、続く「大土地」では「高校」「中学」「小学校」という意味不明な文言が出てきてしまっております。

 「茂伸村」に存在します教育施設は、もちろんただしくは「学園」です。
 この辺、もろに経験の浅さがみえておりますね。

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「オオトメ釜」「オオトメの堰」にまつわる昔語りに、もしもご興味もっていただけましたらぜひぜひチェックくださいますと、嬉しいです!

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