whisp 2022/08/07 23:22

【3分で読める】「しろがねと海とトンネルと」【レイルロオドのお話】

(あらすじ)


海を溺愛するレイルロオド、”海”におすすめされて訪れた九百九十九島のクルーズ船上で、
おしゃべりの下手なしろがねは、船と列車の違いについて、
のんびり静かに考えて、一生懸命、伝えます。」

(登場レイルロオド紹介)


「しろがね」(關門鉄道EF10 23専用レイルロオド)

<出身> 日ノ本(ひのもと/日本) 日ノ本車両製 
<所属路線> 旧帝鉄→關門鉄道

<能力・性格>  ごく平凡な量産機だったが、優秀な成績を評価され、開通したばかりの關門海峡トンネルの貨物輸送に抜擢されたエリート機の専用レイルロオド。
なのだが、寡黙で控えめ、自己主張に乏しい性格なため、一見でエリートとは見られない。
どちらかというとひとりでいることを好み、趣味も昼寝と一人で楽しむもの。
が、協調性がないわけではなく、コミュニケーションはそつなくこなす。また、後輩たちへの面倒見も非常によく、実にさりげなく気の効いたサポートをしてくれることもしばしば。
『全体の中で、自分がどう機能すれば一番効率よく組織が動くか』ということを探し求めることがロールアウト直後からの習慣になっていて、実際に高い精度で掴むことができる。
把握したなすべき役割がしろがねの得意とするものでなくとも、メンバー中で最適任であるのなら、淡々と取り組み、こなす。
こだわりを持たず黙々と最高効率をもとめ取り組む態度は、そうした思考パターン――
『自分の個性より、全体を優先』というところから来ている。が、それは逆側からみれば、自己主張が弱く、自分の長所を伸ばすことに不熱心で、決断や断言を避ける傾向にあるとも言い換えられる。
能力の高さやサポートの上手さが、リーダーシップにつながらないタイプ。

【 シルバー会員 】プラン以上限定 支援額:500円

「しろがねと海とトンネルと」(作:進行豹

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