whisp 2022/08/30 22:12

【3分で読める】「かかあとりいこと黒いアレ」【レイルロオドのお話】


(あらすじ)
電車庫に発生する黒いアレとの終わりなき戦いに疲れ果てたかかあは、
りいこの知恵を借りにきます。

(登場レイルロオド紹介)



「りいこ」(頭部鉄路5号機関車専用レイルロオド)

<出身> 詠国(イギリス)メイヤー・リーコック社製

<所属路線> 頭部鉄路 頭部三勢崎線 (開業時 喜多千住~茎。後に伊勢先まで延伸

<能力・性格> 虫愛ずるレイルロオド。のんびりやで気分やでわがまま、欲望に忠実で我慢が効かず、責任感に乏しい、甘やかされたこどもそのものの性格をしている。が、その行動は善意(周りの人を喜ばせたい、自分が楽しくなりたい)そのものでまったく邪気が無いゆえに、つねに周囲に愛され保護されてなんとか仕事をこなしてきた。
大廃線にともない会社精算の危機に瀕し、自分を愛し守ってくれていた関係者はレイルロオドが次々いなくなってしまったことにより、自分の幼さを自覚。
「今度はりいこがみんなに恩返しする番」と考え、懸命に成長しようとしている(が、本来の幼いわがままさはしばしばぼろりと表面に出てきてしまう。
特に珍しい昆虫を見つけたときなどはどうしてもダメで、他の全てを忘れて夢中になってしまう。


「かかあ」(常州電鉄デハ100形デハ101専用レイルロオド)

<出身>  日ノ本(ひのもと/日本) 河崎車両製

<所属路線> 常州電鉄 常州電鉄線 

<能力・性格> 常州名物かかあ天下の体現のような、頼れるおっかさん気質のレイルロオド。常州電鉄開業を彩った自社発注車両たちのトップナンバーレイルロオドということで、文字通り常習電鉄の全てを見聞きし、支え続けてきた。
電化路線の経営ノウハウをもっともよく知るレイルロオドにして、常習電鉄の実質的な経営責任者。同社代表取締役社長もかかあにとってはこどもみたいなもので、かかあの同意なしには決済権をふるうことができない。
大廃線の嵐を常州電鉄が乗り越え得たのはかかあのおかげといっても過言ではない。
良くいえば「積極的で、親切。優しい」。反面それは「甘やかしすぎ、過保護、おせっかい」という短所にもつながっている。

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「かかあとりいこと黒いアレ」(作:進行豹

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