有坂総一郎 2021/11/29 18:00

作中の架空機DC-EXについて

この身は露と消えても……とある転生者たちの戦争準備《ノスタルジー》

史実でDC-4Eは低翼機で、深山は爆弾倉の設置に伴い中翼機への変更が必要でありこの改良が開発進行の妨げになったそうだ。

現代でも旅客機は一般的に低翼機であることが多い。まぁ、これは高翼形式であった場合、発動機のすぐ横の客室部分への騒音問題というそれによって敬遠され、搭乗者の快適性確保の要請が強い旅客機にはあまり用いられていないというだけで、技術的に不可能という問題ではない。

逆に高翼にした場合、客室の快適性確保という問題以外に困ることはなく、逆にメリットの方が多くなる傾向にある。

例えば、発動機への異物混入の減少、プロペラブレードが地上の障害物に影響されにくい、胴体直下に設置した降着装置は短くて済む上に軽量・頑強で、整備・路面状態の悪い飛行場にも離着陸が容易とメリットが大きい。

更に軍用機の場合、大型の爆弾やミサイルなどの武装を翼の下に吊るすことも容易であるだけでなく、爆弾倉の設置にも構造上有利である。

となると、そもそもDC-EXの開発時点で高翼配置にしてイメージとしてはB-52みたいな感じにしてしまえば良いのではないだろうか。

ただ、そうすると米帝にも爆撃機への転換が容易になってしまうと言う問題もある・・・・・・。さて、どうしたものか。

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