見通せない闇の中にある「このはと」世界
見通せない闇の中にある「このはと」世界
「このはと」世界の36年。
モスクワにおける日ソ交渉、米ソのオホーツク会談。
列強海軍の戦艦建艦競争再開。
米帝様の超重爆開発促進。
ドイツ国内の政軍の方向性の不一致。
シナ大陸での大躍進政策、それに対する米帝の方針。
ローマ帝国の夢を邁進するドゥーチェ。
考えられること、指導者達がどう判断するか、それらに最適であると思われる可能性を選び取って執筆してきたのだけれども、未だ一寸先は闇。
誰かが自重すれば、誰かが出し抜こうとする世界。
日ソが妥結するにしても妥協点はどこか。オホーツク会談をどこまで米ソが遵守するか。
史実よりも経済復興が進んでいない米帝が限られた予算でどこまで軍拡を出来るか。
ドイツの方針がグダっているその両隣で赤化の危機とコメコンによる鉄のカーテン。
ハプスブルク家再登板による中東欧の統合とその行き先。
英仏を刺激すること間違いなしのドゥーチェのアビシニア侵攻計画。
支那への介入は米帝にとっても泥沼へ脚を踏み込むそれだが、デラノ家の野望は捨てられない。
全く、ままならない。どこをどう切り抜けたら破綻無く次の展開を見いだせるかが全く見通せない・・・・・・。
困ったなぁ。