有坂総一郎 2022/03/12 18:00

新作の方向性(魔法/魔術への考え方)

新作の方向性

まずは転生/転移モノではないと言うことで考えている。

魔法や魔術といった要素もある前提で考えていて、魔法に関しては極めて限定的な扱いとして、使える存在を一部に限る形で、明確な差別化を図っている。

確定事項ではないけれど、勇者や聖女といった存在に限定する感じだとイメージしやすいだろう。

逆に魔術はどうかと言えば、ここはまだ未確定要素が多いのだが、「術式」という科学(化学)的動作を行うことで発生すると定義している。

仮に動作級と定義することが出来るが、これらは一般的に以下のようなモノと考えれば良いだろう。


発火:燃焼という動作、空気中の酸素を燃焼させる
氷結:冷却という動作、空気中の水分の熱を奪う

だが、問題は発動条件と発動範囲にある。

発動条件は、イメージないし動作の原理を理解した上で術式という形を取れば理屈が通るから良いけれど・・・・・・。

発動範囲の方はそうはいかない。空気中の酸素を燃焼させるというのは、その規模をどこまでにするのか、燃焼させたらその地点付近の酸素が消滅するわけで、術者を含んで窒息するのではないのか?という問題がある。

科学(化学)的動作とは、そこにあるものに変化を加えることに他ならないからだ。

そうなると兵器級の動作をした場合、というか、敵に打ち込む以前に自滅するんじゃないだろうか?

とまぁ、そういうわけで、魔術って使えないのではないのか?と思案している。もっとも、使えないなら使えないでバッサリ斬り捨てるか、使えそうな魔術だけ残してしまうというのもありだろう。

いわゆる土属性で、盛り土を作るとかであれば、それは掘った土を隣接地に積み上げるという程度だから、火属性や水属性や雷属性みたいな自爆が容易に想像出来るモノと違って使えそうだと思う。

まぁ、工兵や土建業界にもってこいだね。

ただ、錬金術みたいに結果としては科学や化学へと転化してしまったという体裁を取るならば、自然科学発展の土壌にはなるよなと思う。

要は術としては使えないけれど、考え方を利用して化学式を生み出して、化学反応という概念を発見するみたいな感じで。

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

記事のタグから探す

月別アーカイブ

記事を検索