有坂総一郎 2023/05/25 18:00

歩兵戦闘車<2>

歩兵戦闘車<2>

APCのM113を少し調べている。

IFVではなくAPCを目指した場合、これが一番参考になりそうだと思う。実際、帝国陸軍の開発した一式装甲兵車ホキの様な半装軌から全装軌にしただけでそれほど仕様が違わないものというのもあり得るだろう。

だが、米帝の場合、それならばM3ハーフトラックで十分と割り切ってしまう可能性が高い。なぜなら量産効果が高いからだ。余程理由がなければM3のモドキ進化でお仕舞いだろう。

というわけで、全装軌で純粋にAPCを造るならM113辺りを理想として想定すべきと結論づけた。

まぁ、別の意図もあるのだが、それについてはおいおいという感じだろうが、タ弾と関係があるとだけ述べておこう。M113だとタ弾を使うことを前提とするならば帝国にとっても何かと都合が良いのだ。

基本的には搭乗する人員はACP/IFVともに概ね歩兵11名程度を基準としている。これは分隊の構成数とほぼ同じである。

1個小隊で10両前後、1個中隊で30-40両、1個大隊で150両前後、1個連隊で450両、1個師団で1500両(3単位師団を基準として)前後とザックリ計算で必要数を算出するが、流石にこれを日英独が揃えるのは結構大変なことなんだよなと。

これ、本当に米帝ですら賄えるのか?

特に史実よりも大恐慌&ニューディールのマイナス補正が効いている「このはと」世界の米帝だと過大負担になるんじゃねぇのかな。特に戦車生産の予算吹っ飛んで中戦車のM4シャーマンやM3リー/グラントどころか軽戦車のM3スチュアートすら生産出来ないとか言うオチが待ってたりしないだろうか。

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