ぶるがり屋 2012/12/17 00:38

ソード・ワールド2.0リプレイ with BRAVE(2) 戦乙女のオデッセイ 感想


ソード・ワールド2.0リプレイ with BRAVE(2) 戦乙女のオデッセイ (富士見ドラゴンブック)
著者:北沢 慶
販売元:富士見書房
2012-10-20

遅れて申し訳ない…
忙しかったのも有るのですが、フィオ姫が可愛過ぎて何度も読んでいたらこんな事に…!

合い言葉は恋と戦争、正義と勇者
エピック・ファンタジーリプレイ第2巻!

あらすじ

人族と蛮族の戦いが大きくなろうとする中、その戦いの真っただ中に身を置き、戦の被害を最小限に抑えようとする聖戦士ロイ王子と、彼を守りその行動を助けようとするヒロインたち+α。

ロイ王子一行は戦場で強力な兵器の破壊、婚約者(候補ぐらい?)のヘザー一行は聖剣の力を蘇らせる世界一周の旅へ。

戦は、そしてロイ王子を巡る恋の戦いの行方は…!?

感想/ヘザー編

ヘザー編は雑誌掲載時で読んだものに増量されたものですね。

連載時の感想はこちら↓
Role&Roll93Role&Roll94Role&Roll95Role&Roll96

いやーヒロイック!
実に聖なる戦士らしい美しいイメージの物語です。

きっと前シリーズ聖戦士物語もこうしたかったんだろうなぁ…。

それを潰えさせた一番の元凶、オルネッラを続投させるとは太っ腹GMです(笑

追加されたのは、主に神のきざはし、ソベルカ村から封印の遺跡まで。
ドラゴンに襲われながら進む道程がしっかり描かれています。

栗の木にレギンが痛い目に会わされた事やフラウとの取引、
若き竜ヴァルグリアンとの会談、
あと多分遺跡での戦闘も細かく描写されてます。

連載時では勇敢なものの唐突な感が有った成竜イーデルクレイダへの詰問ですが、この流れならなるほど納得です。

ヴァルグリアンのヘタレさにドラゴンへの怖れと敬意を失い、イーデルクレイダの周りへの迷惑っぷりヒドいですものねー(笑

そしてオルネッラのヘザーへのイジりシーンがちょっと増えたような?
続けて読むとやっぱりヘザーとオルネッラの恋愛フラグ積み上がってるなぁ(笑

感想/ロイ王子編

素晴らしィッ!!
あーもうフィオ姫かわええな!
ホントかわええな!

喜んだり困ったり恋焦がれたりもがいたりのた打ち回ったりハジケたりプリンセスオーラ打ち止めしたり。
絵が無くてもそのコロコロ変わる表情が目に浮かびます。

そしてレーシィ。
真面目に淡々とフィオのヘッポコな苛めを受け止め、また苦しみながら答えを出すフィオを褒めるシーンがとても良い味でした。
渾名付けは是非そのまま続けて下さい(笑

ロイ王子の決断は、王子の今回の目的は「蛮族の王と不戦協定をしに行く」が大体の筋なので、ブレない王子らしい決断だったと思います。

セオドアやフィオ王女は二人の立場・思想からあの言動は正しいですし、あんなにヒョイヒョイ鍵が行き来するのにうろたえるのも当たり前っちゃー当たり前なのですが。

また今回、マーマンたちが非常に純朴で善良で、平和の為に血を流す覚悟もある。
そして徹底的に被害者である。
なおかつ更にフィオの命の恩人でもある。
この状況ではロイ王子はマーマンたちの信義を裏切る手段は取れないですよねー。
反対にここまで積み上げられて悩み苦しむフィオが凄い…
可愛い。(本気)
うん、本当に本当に今巻はフィオ王女が最高でした。
ああ、何度読んでも萌える…ッ!!

イラスト

描き下ろしもいっぱいでカラーも綺麗ですねー。
ただ聖戦士シリーズでは雑誌掲載時のイラストが全部単行本にも掲載されていた(筈)が、何枚か掲載されていません。
『真実の試練で決意を込めて真実の姿を見せたヘザーと、ヘザーをかばうアジュール』の絵が未掲載です。
あの絵は好きだったので残念!!

ひゲイザーとユークリッド少年のイラストも無くなってるみたいですが…
まーひゲイザーはいいか(笑

描き下ろしではカラーのオルネッラや聖剣を抜くロイが格好良かったりとなかなか素敵。

イラストで特に顕著なのですが、ヘザー、フィオ、イングリッドの3ヒロイン押しなのですねー。

アジュールは何とか1枚、
セオドアに至っては1枚もイラストが…!!
キャラシートページには一応ありますが(笑

まー私もアジュールやセオドアより
フィオのイラストが見たいですけどね!

しかし!
一つだけイラストの中身に不満が。
フィオのイラストは嬉しそうなのですが、あそこは高笑いでハジケた狂気っぽく描くべきですよ!


長くなり過ぎたのでキャラ紹介は別ページで!

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